旅行2日目
旅行2日目の朝…。衣織ちゃんの寝言で、目が覚めた私。まだ皆寝ている。「…”ゆ…夢”…。」…まだ胸がドキドキしている…でも、ドキドキというよりも…バクバクしている…。「”……”。」河本主任から告白され、そのまま…。「”あ…朝からこんな”…。」 布団から起きて、みんなを起こさないよう、静かに、トイレに行く。「”…!…私…ぬれ”…」 用を済ませ、手を洗い、部屋へと戻った。ま…まだ、みんな寝てるし…い…今のうち、朝風呂に行こう…。静かに、お風呂の準備をして、そっと部屋を出る私…。エレベーターに乗る私…。「”今日で帰っちゃうのかぁ…”」 名残り惜しいけど、いい宿だなぁ…また来たい。エレベーターを降りる私。お風呂へと向かう。女湯の暖簾の右脇に、スリッパの棚…。空っぽ…。「…”誰も居ない。やった♪貸切”♪」 私のスリッパを棚に置く。中へ入ると、温泉の熱気が、ほのかに感じる脱衣場。浴衣を脱いで、浴場へ。シャワーで身体を洗い流して、露天風呂へと向かう。朝日を浴びて、キラキラとお湯が輝く…。そっと湯に入る…。「…”幸せ”…♪」 …みんなと楽しい時間…。朝ごはんも楽しみ♪
《旅行2日目》
トイレから出た俺…。「…”朝っぱらから”…(汗)」
彼女からの告白…そしてそのまま…。俺のベットで、俺の手で…感じている彼女…。今でもハッキリと夢の内容を、覚えているほど、強烈で…だが…”甘い夢”と言うのか…?…英も豊川君もまだ、眠てる…。「”…風呂…行くか”…。」 俺は、2人を起こさぬ様、そっと部屋を出た。エレベーターで1階へ。エレベーターから、降りて風呂へと向かった。”?!”風呂前の廊下、ウォーターサーバーの前で彼女が水を飲んでいた。「”ヤバい!!今…彼女にあったら…また…(汗)…でも…話したい。挨拶だけでも”…。」 俺は、気づかない振りをして、彼女の近くまで、歩く…。と…。「…”あ、おはようございます♪河も…いえ、雷斗さん”。」 宿の浴衣姿の彼女…。「”あ、お…おはようございます…海さん”…。」 彼女の顔を見ず、下向き加減の俺…。湯上りでボディソープの香りか?…いい香りがする、彼女…。俺が俯きながら話すからか、”?”の彼女…。「”どうしました?…体調悪いですか”?」 心配して尋ねる彼女…。俺は、咄嗟に「”あ、いや、寝起きで…それに昨日、少し飲んだので…ぼぅとしてた…だけですよ…。海さんも、風呂ですか”?」 と彼女に尋ねた。「”ハイ。貸切でした”♪」そう話すと、「”お部屋に戻ります♪後ほど2階で”♪」 と答えて、エレベーターへと向かって行った…。俺は、彼女が見えなくなるまで、見送った。”朝から…ヤバい…” そうボソッと呟き、風呂へと向かった…。




