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大人しいタイプほど…

顔色が変わった、豊川君。ベットに、うつ伏せの状態でいた、豊川君が、ガバッと…急に起き上がり、俺を見た。「”…?…なんだ?”急に…それに顔色が?かわ…」俺がそう思っている… 「”河本主任!!”」 「”ハィ?!」イキナリの大声!裏返る俺の声。しかもなんか焦ってんのか?…「”河本主任…彼に、ナニかあったんですか!?まさか…加藤君を、キレさせてませんよね”!!?」…俺は、こんなに焦る豊川君を、初めて見た…。一体、ナニが…”怒らせた”?… 俺は豊川君に「”いや…怒らせてない…が”…?」…それを聞いて、少し安堵した表情を、見せた豊川君…。俺は、豊川君に理由を尋ねた。「”加藤君をキレさせちゃダメなのか”?」と…。 眠っている、英をサッと見て、確認したかと思うと、ベットから降りて、慌てて、俺の布団に近寄って来た。そして。

「加藤君、1度キレると、マジでヤバイんです…。上司だろうが、他の部署の方だろうが、容赦ない…。」

俺は、豊川君の半分、怯えた”目”で話す姿。それ以上は、何も話さない豊川君…。そ…そんなにか?!…俺の中での加藤君の印象は、物静かなヤツで、休憩中も、声をかければ、話す…といった感じだ。講義中は、優しく受講者に、教えている。ただ、どこか、不思議な雰囲気があり、陰がある…。そんな印象しかない。ただ、豊川君とは、仲が良く、スマホゲームなんかの、話しを、よくしていた。…そんな加藤君が、キレた姿なんて、想像もつかずにいる俺。ただ、豊川君の怯えた目と座っていても、恐怖で体が竦む、姿は、俺に、不安を与えた。「……”注意しとかないと、ヤバい、奴なのかもな”…。」 「…”分かった。ありがとう。ところで、独り暮らしって言ってたよな?…メシとか、どうしてる”?」 ここで、豊川君の、もう1つの、”秘密”を知ってしまった…。「”作るようにしてますが、たまにアパートに、”けいさん”が来てくれます。”」 「”へ〜……。ん……?けいさん…”…??」 俺が、”けいさん”って言ったもんだから、豊川君、”あ、ヤベッ”て顔して、慌てて、「”お…オレ、寝ます!!明日もよろしくお願いします”!!」 と話して、ベットへと戻って行った…。ベットに入り、頭から布団を被った豊川君…。「”…マ…ジ…。”」 …それ以上、言葉がでず…”俺も寝るか”…と。歯磨きをし、布団へと横になる。「…”布団なんて…何年”…」 俺は、すぐ落ちた…。その夜…夢を見た…。夢の中の彼女は、恥ずかしそうに…

「…河本…いえ…雷斗さん…。す…好きです…。私と付き合ってください…。」 潤んだ()で俺を見

る…。…「雷斗さん…すき…もっと…ほしい…。も…ぁ…ッ」……「う…うみ…つめ……」 ”ジ…ジリリリリン!!!♪”…ぅわ!!!”……。あ…あぁ…なんだ…ゆ、夢か…。前日のスマホのアラーム。6時にセットしたままだった…。「…。”トイレ”…。」…トイレで用を……さっきの夢で…。トイレで自分のを…。

《大人しいタイプほど…》

夜…眠っている、私は、夢を見た。「”青野さん…いや、うみちゃん…俺と付き合ってください”…。」しっかりと私を見て、告白する、河本主任…。「…”あ…あの”…。」…「……”うみが…ほしい”…。」ほ…欲しいって…ちょっ…や…。と…「”キャハハハハ”!!」

”パチ”…。あ、…朝?……衣織ちゃんの寝言で目が覚めた私…。心臓がバクバクしている。ドキドキなんかじゃない…。





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