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宴!

中居さんに尋ねられ、衣織は、悩む。「”どっちがいいかなぁ…”」 衣織には、まだ少し早い…。大人の味覚…。大丈夫か?と、まきさん、「”衣織ちゃん、の食べてみたいほうでいいんだよ”?」 と衣織に話している。「”じゃぁ…こっち!”」 指を指したのは、アワビの姿焼き…。「”こっちね。畏まりました”」 中居さんが優しく笑って、衣織の注文を受けた。焼き物が配られる。「”…衣織ちゃん、食べられるかな”?」と中居さん。名前で呼んでくれる。「”うん!…おいしい”♪」 箸も上手に使う。「”…成長…してんだな…”」 と「”今日は、海で泳いだのかな”?」 と中居さん。衣織は、満面の笑みを見せ、「”うん!楽しかった!…貝がら見つけたの。ひろったよ!ママにあげるの”。」 優しい衣織…。生ビールを飲み終えた俺…もう1杯と行きたい所だが…と「”お客様?次のお飲みは”…?」 と生ビールを飲み終えた俺に、中居さんが尋ねた。…。ドリンクメニューを手にし、選ぶ俺。お!これなら…「”すみません。赤ワインの辛口をグラスでお願いします”。」 「”畏まりました”」 中居さんが席を外すと「”1杯だけって言いましたよね?!河本主任”!?」 驚いた様子で問い詰める、豊川君。俺は、「”普段は、飲まないんだが、たまには”…」と豊川君に返す。「”普段は”?」とまきさん。「”元々、飲むんですよ。俺。ただ、衣織や”妻”の前では、控えてただけなんで(笑)」…とまきさんに話す。俺は、酒は嫌いじゃないし、むしろ好きなんだが、衣織の前では、飲まないようにしていた。”妻”ともあまり飲まないが、記念日の時だけ、”子供達”が寝た後に、こっそりと飲む…。今は、1人だが、習慣?なのか、酒は、全くと言っていい程、飲まなくなっていた。ほろ酔いの俺…。随分、酒に弱くなった。と「失礼致します…”夏牡蠣でございます”…。」中居さんが牡蠣を俺のお膳に置く。衣織の前には、アワビの姿焼き…。ちゃんと1口大に切ってある…。「”熱いから、気をつけて食べてね”。」と中居さん。衣織は、箸で、アワビを持ち上げ、ふうふう、と息をかける。そして…パクッと口に運んだ衣織…。”ど…どうだ?”…モグモグとアワビを噛んでいる。…「”美味しい”!!」 と、また満面の笑み…。「”良かったねぇ。いっぱい食べてね?」 中居さんがそう声をかける。そして、彼女のお膳にも牡蠣が配られた。「”わぁ…美味しいそう”♪♪」

嬉しそうに声をあげた彼女。満面の笑み、嬉しそうに、目を輝かせて、牡蠣を見ている…。彼女のこんな笑顔…は…初めて見た…。「?うみちゃん牡蠣が好きなの”?」 と英くん。「”うん!大好きなの!…楽しみにしていたんだァ♪…こっちの方にドライブや泊まりに来たら、必ず食べるの”♪…」 「「”え?!1人で来るの”?!」」 とけいさんとまきさん。「?”そうだよ”?…20代頃の頃、1人”贅沢”をするのが楽しみで、当時、彼氏だった、前の主人に内緒で、出かけてたの(笑)…。今は、”1人だから”、また、自由な時間を満喫中”♪♪」 俺は、「”み…見かけによらず、つ…強いね…”」 と口に出して言ってしまった。すると彼女、「”一人暮らしって、何でも自分でしなきゃないけないから。自然と強くなるかも”。」と話す…。「…”いや…1人暮らしだけで…20代でひとり旅って”…。」 俺の驚きも知らず、彼女は、「”早速頂こうかな”♪」…殻付きの牡蠣にレモンを少しだけ、絞る。貝がらを持ち上げて…ちゅると頬張った彼女…。「…”ん……幸せ”♡…」…と呟く彼女…。その牡蠣を食べる瞬間がまた…色っぽいというか…いやらしい…。俺は、彼女が牡蠣を食べる瞬間にも、見惚れた。

《宴!》

美味しいお料理と皆の話し声。まきちゃんとけいちゃんは、衣織ちゃん中心にして、お喋りしている。衣織ちゃん、初めてのアワビを美味しそうに、食べていた。英くんは、ビールから、白ワインに切り替えて、お料理を堪能中。と、河本主任「”赤ワインをグラスで”」と注文している。あれ?1杯だけって…?…まぁ…この楽しい時に、1杯だけとは、無理だよね♪そう思いながら、河本主任達を見ていると、私がこの旅で”2番目”に楽しみにしていた…夏牡蠣が♪♪「”わぁ…美味しいそう”♪♪」 牡蠣が乗っているお皿を目の前に、自然と声がでちゃう私…。「”…ちゅる…。ん…幸せ”♡」 …ん?…河本主任…?…また…見てる…(汗)

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