乾杯!!
皆が席に着いた。衣織ちゃんは、何故かけいちゃんとまきちゃんの間に入りたがった。「”衣織、パパの隣り”…」「”ヤダ!けいちゃんとまきちゃんの隣がいい”!」 急に?…と、けいちゃん、「”やっぱり、女子だね”♪」これ、女の子にある”ちょっとした行動”見たい。”自分より綺麗な人に付いて、一緒に見てもらい、褒めて貰う…。自慢する行動”…。中居さんが、「”お席、移動しますね…あら、可愛いね。お嬢ちゃん♪…モデルさんみたいだねぇ”」 と衣織ちゃんを褒めた。満面の笑みを見せる、衣織ちゃん。サッとお膳の位置を変え、料理を配膳して…「準備が整いましたので、皆様お席へどうぞ…。」上座にまきちゃん、隣に衣織ちゃん、けいちゃん、私。窓側には、上座に、英くん、真ん中に豊川君、で…必ず私の目の前に、河本主任…。飲み物のメニューを見る…「お飲み物はお決まりでしょうか?」 「白ワインをボトルで、衣織ちゃんは、オレンジジュース。私は、ジンジャーエール。」「俺たちはまずは生ビール。」 え?河本主任めずら…「”パパ、お酒のむの?!”」 実は、衣織ちゃんは、河本主任がお酒を飲むのを見るのは、初めてだったらしく、びっくりして聞いていた。「”1杯だけだよ。たまにはね”♪」 そう話すと、中居さんが、「”お飲み物を準備して参ります。お手元に乾杯酒がございます。自家製の梅酒でございます。お子様には、白ぶどうのジュースです”。」と中居さんが説明し、席を外した。乾杯の音頭は、もちろん…河本主任。「”では…今回の最高な時間に!…乾杯”!!」
「「「カンパーイ!!!」」」 梅酒を皆が飲んでいる。私は飲まない…というか、飲めない…。お酒が全く飲めない体質の私。パチパチパチ♪ と、河本主任、「?…”海さん、梅酒飲まないんですか”?」 「”私アルコールダメなんです”。」 そう伝えると…「”失礼致します。お飲み物をお持ちしました”。」 早速飲み物が届いて、1人心の中で”かん…” 「”海さん、もう一度、俺と乾杯しませんか”?」 突然、河本主任が私に声をかけた。それを聞いた皆…「「もう一度やろう!今度は、うみちゃんが音頭とって♪」」 え?私!?…そ…じゃぁ…「”…みんな楽しい時間をありがとう!…乾杯!…”」 「「「カンパーイ!!」」」 早速ジンジャーエールを1口…。口の中で弾ける炭酸!…最高!!
《乾杯!!》
衣織がまきさん達の間に入りたいと話す。急にどうした?と思ったがけいさんの「”やっぱり女子だね”♪」で思い出した。学生時代に、可愛い子の周りには、何人か似た様な女子達がいて、その可愛い子を褒めると、”私も褒めて”?と言わんばかりの目で見てきていた事を…。「…”衣織もやっぱり女子なんだな…。”」 乾杯の音頭をとる俺。「”乾杯!!”」 梅酒を1口飲む…と…あれ?彼女、梅酒に口を付けない?俺は、彼女に尋ねた…。すると、「”私、アルコール、ダメなんです”…。」 と一言答えた。注文した飲み物が届く。彼女は、ジンジャーエールを注文していた。”そう言えば、前にもジンジャーエール注文していたな”…。俺は、彼女に、「”海さん、もう一度、俺と乾杯しませんか”?」そう彼女に尋ねた。それを聞いた皆が、もう一度やろう!今度は彼女が、乾杯の音頭を取ってね♪と持ちかけた。彼女は、緊張しながらも、「”みんな楽しい時間をありがとう!乾杯!」 と声を上げる。俺は、グッと生ビールを飲んだ!!キンキンに冷えた、久々の生ビール…!!めちゃくちゃ美味い!!




