0 変神
「学校だるいなぁ…地球に隕石でも落ちないかなぁ…」
なんとな〜く 人生がめんどくさかった
早く死んで面倒な人生を終わらせたいな なんかいい感じに終われないかな…
そんなことを考えながら歩いていると、
少しづつ視界がぼやけて……いつの間にか気を失っていた
「私の暇つぶしのために異世界に行ってくれない?拒否権はないけど。」
「いや、ちょっと何言ってるかわかんないんですけど…」
気を失って 目が覚めたら変な部屋のソファに座ってて 目の前には変な人が足組んで座ってて変なこと言ってきて……いや、どういうこと?
「えーと、まず私は神様なわけ。結構偉い部類のね OK?」
「あ、はい」
何言ってんだこいつ
「それで、暇つぶしに色が薄〜い魂を持っている人間を殺して異世界に送って遊んでるんだ」
「あーー……あー???」
やばい 本当に理解できない なんなのこの人
「理解できなくてもいいよ?私は一方的に説明して少し要望聞いて飛ばすだけだし
で、君 ファンタジーものの異世界ってなんとなく知らない?」
「えっ、あー…なんとなく…魔物がいたり 魔法があったりとか?」
なんかしれっと心読まれた気がする…
「うん、まあ大体そんな感じだね そういう感じの異世界に君を飛ばして 適当に観察して暇つぶしでもしようかなって事!話すことはそれくらいかな 聞きたいことはある?最低限聞いてあげなくもないよ」
聞きたいことって言われても状況が理解できなさすぎて頭回んないけど、とりあえず…
「そこで何をしたらいいんですか?」
「何もないよ。そんなことより、最後に異世界に行く上で特典を用意してるんだけど、何か欲しいものは?すごーく強くなりたいとか、こういう顔がいいとか、そういう感じのやつ」
「欲しいもの…面倒なことは嫌だから、楽できる力が欲しいです。長い距離歩いたりとか、髪乾かしたりとか、重いもの持ったり…仕事したり」
「珍しいね、ふーん…ま、わかった いい感じにしとくよ。」
「ありがとうございます…?」
「これでお礼言うんだ…良い子だね 君」
そういえば僕 殺されて無理矢理連れてこられてるんだった。まあいいや
「いいんだ…まあ、とりあえず もう飛ばしちゃっていい?私、あんまり長く話するの好きじゃないんだよね」
「大丈夫です。というか部屋が無駄に眩しいので送るなら早くしてください…」
「あ、ごめん。そんなに明るかったか、後で少し調整しておこう……っと、それじゃまあ異世界楽しんでね いってらっしゃい」
その言葉を聞いて 死んだらしい時と同じように気を失った
あ、そういえば死んだ状況とか聞いてなかったや…