人の進み
開いてくださりありがとうございます。
人とは、何か。
少しだけですが、内に問いかけてみました。
評価・感想お待ちしています。
人とは、なにか。私には分からない。
喜ぶべきを喜び、楽しむべきを楽しみ、明るいべきを明るく、笑うべきを笑う。
悲しむべきを悲しみ、嘆くべきを嘆き、暗いべきを暗く、泣くべきを泣く。
これこそが人か。
それとも、身の上を嘆じることなく、己を恥じることなく、灯りを求め、走るべきを走る。
これこそが人か。
未だ陽光も月光も射さない道に、幾つの壁があるか知らん。その最期に、何があるか知らん。
人はそれでも尚歩まざる者に光無しと説き、幸か不幸か、その果てを見ろと言い勧める。
この「人」が、己か否か、私には分からない。
生憎、これらを分かつ術は持ち合わせていない。
境界も分からぬままに、進むべきを進まねばならない。
人とは、何か。
その正体の一切が分からずとも、進まなければならないことに変わりはない。
ただ前を向き、その果てに向け、邁進するのみ......。
最後までお読みくださりありがとうございました。
人は皆、この歩みの先に答えがあることを祈りながら、今日も進まなければなりません。
もの悲しいことです。