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4.最初のターゲット?

相手は悪役?

 コンコン、

 「ぼっちゃん、ちょっといいですかぁ」

 会長が部屋をノックする。既に片づけは終わって暇していたのでちょうどいいか。

 

 ガチャ、

 「何会長、夕食の準備に足りないものでもあった?」

 「ぼっちゃんに熱源を用意してもらおうと」

 

 熱源?

 「ぼっちゃんが使ったものは小さいものだったので、もう1つ大きめのものをお願いしたく」

 「俺が用意、ってああ、あの時の」

 「そうです。お願いしますね!」


 すっかり忘れていたが、確かに火を起こすのは大変だ。しかし俺ならそれがいらない。


 「……ほい、これでいいか?」

 「さすがですぼっちゃん!熱源がたくさん!」

 「寒いわけじゃないから。これで煮込みでも同時にできるぞ」

 「そうですね、さすがです!」


 ――厨房においてある石を手のひらで押し込む。温かくなるようイメージしながら。

 それだけで石の温度が上昇ししばらくの間その状態を保ち続ける。

 昼に一度使ったときは自然に使ったので気づかなかったがこれも俺の異能。

 元々じーちゃんの城の料理人が持っていた能力だが、ふとしたきっかけでなぜか交流があり、その時使えるようになったものだ。


 異能は盗ってしまうわけじゃないようで、その後も彼女は力を使っている。それ以降の食事はなぜか美味しくなった。それまでは何か手を抜かれていたのだろうか。まあ、信頼を勝ち得たのだ、と思っておこう。

 他にもいくつかあったと思うが、じーちゃんのことがあってからすっかり意識から外れていたな。

 

 「そろそろ最初のターゲット……もといお客様が参られますね。支度を急ぎますね!」

 本音が出てますよ会長。……しかしなぁ。

 「やっぱりだますとかはちょっと……」

 「何言ってるんですか?相手はだます気で来てるんですよ!悪い人です」

 「俺ならそれが分かるじゃん。なんかフェアじゃない感じがして」

 「いいえ、相手は悪党、小悪魔、悪役令嬢です!絞りつくしてやりましょう!」

 ちょっと勢いが怖いです会長。……でも悪い人ならいいか。

 「わかった、俺も覚悟を決めるよ。気持ち切り替えてくる」

 ふふふっ、と彼女の笑い声が聞こえる。よかった怖さがとれてるな。

 

 決意を固めるために一人自室にこもり瞑想。

 さあ、鬼でも悪魔でもやってこい!悪役なら成敗してくれるぞ!

 

 カランカラン。

 「ついに来たか。……はーい」


 「……ださい、……はいますか?」

 声が聞こえたよな?なんだかやたらに声が小さいような。ほんとに悪役なのか?

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前作等の読者の方、お待たせしました!(いるかな?)

関連作からきていただいた方、本当にありがとうございます。

今日初めて読んでくださった方、いらっしゃいませ。

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