わたと先輩
夏休みの前の教室の空気は最高だ。
窓からの風も入ってきて爽やかな気持ちにさせてくれる。
「わたちゃん!!わたちゃん!!」
友達の声が聞こえて机にふせてた頭を起こしてその子の方を向く
その子は同じ部活をしてて仲良くなった
「どうした?」
「もう帰りの時間だよ、みんな帰っちゃったよ!」
「あら…そんな時間経ってたっけ…今日は部活あるんだよね」
「そうだよ!早く行かないと先輩に怒られちゃう!」
「はあ、めんどくさい部活入っちゃったなあ」
そんなことを言いながら1年生だから最上階の3階にいる私たちは教室を出て部室に向かった。
私たちはよくわからない部活に入っていた【友達研究部】というものだ。
初めは、楽そうだなと思っていたが意外と厄介な部活だった。
「こんな部活でも部室あるの不思議だよねえ」
いつものように先輩たちの声が部屋から聞こえる
部室の部屋を開けて先輩の方に目をやるといつもどうり長机を先輩たちが囲んでいる。
「こんにちは、先輩。今日1人いないじゃないですか」
「何言ってんの?わたちん、いつも通りにうちと、やんと、さーちんの、3人じゃん」
「え、でもいつも4人じゃなかったですか?」
「え??3人だよねうちら、わたちん疲れてるんじゃない?」
「やん早くトランプしたいから早く部室入り!」
「わかりました」
そう言って2人で部室に入りまたいつも通りのよくわからない時間を過ごした