登校初日 お弁当はもった?
更新止まってましたけど書きたい欲が再発してきたので始めます!
俺が学校を目指して歩いていると道端に咲いてる白い肉厚の花弁が目に留まった。
「おー!ラッキー!癒し草だ!売れる様な質じゃないけど自分で使うように採っとこう」
せっせっと葉っぱを取って半分くらい集め終わった。
「このくらいにしとくかぁー」
『あなたもお弁当集め?』
そう声のあった方を振りかえると
肩に掛かるまで伸ばした綺麗な薄紫色の髪、後ろで1房に束ねていて前髪にか上等な髪留めをしている。耳はやや尖り気味、服装は謙虚な装飾が施された革の胸当てその下に薄緑色のローブをしている。俺は目を奪われた・・・・・これは!
お金の匂い!裕福な家庭の子に違いない!ソルト商業学校には王族等はこないものの上級家庭が通うクラスもある。お近づきになっていて損はないのである。
「いえ、怪我した時に使うためですよ。貴方も、と・・は・・?!」
いや!ゴブリンがヒモに干物みたいに括られてるんだけど!
『お父様が最初はゴブリン等でお弁当を用意すればいいって言ってたから集めてたの。もってないようだけど少しいる?』
それ絶対、倒したゴブリンを路銀に変えていけば大丈夫って意味じゃん!違うじゃん!
まてよ、これは商売のチャンスでは?
「お気遣いありがとうございます。今日は家からお弁当を作ってきてたので大丈夫ですよ。それよりも、そのゴブリンとこのお弁当交換いたしませんか?うちは酒場もやっているので味は補償しますよ。」
こい!普通の裕福な出の貴族なんぞに言ったら激高されそうだけどこのふわふわ天然なら大丈夫なはずだろ!
じっと見つめる少女、おそるおそる弁当の匂いを嗅ぐ
『・・・うん。確かにおいしそう。分かった。10ゴブリンの価値ある。』
なにその単位!?あぁ、手持ちのゴブリン全部くれるってことね。
早速もらったゴブリンの耳を削いでると、少女が覗き込んでくる。
『残りはたべないの?』
「この耳は2つ1組で冒険者ギルドで100ソルに交換してくれるんですよ。まぁ、少額なので捨てる人もおおいです多いですけどね。」
そう返して、ろうで塗りしめた
『ふーん、たべないなら残りもらっとくね。』
そういうと少女はカバンにゴブリンを詰めていく、あー超高い魔法のバックだー、てか最初からいれてたらよかったんじゃね?てか残りなんに使うの?
『いこ?別に敬語じゃなくていいよ。そういう目的で来てないから。』
「そうですか」
やばい変な人だった、学校までの辛抱だから我慢しよう。
そう心で思いながら2人して丘を登っていくのだった。
読んで頂いてありがとうございました。低評価、誤字および文法違い等ご意見あればよろしくお願いします。