登校初日!収穫!収穫!
読んで下さってありがとうございます!
拙い文章ですがよければ是非最後まで読んで頂けると幸いです。
ハイドスパイダーの目から光が消えた事を見届け、刃をねじり抜く。
パキッと軽い音が辺りに響き空気が抜けたようにしな垂れた頭を手を添えそっと地面に下ろしながら、奥の残りに目を見据えどちらから先に行くべきか足を止めた、がそれも数秒。
左から。
決めたならば後は同じ繰り返し。
本日3回目のぬるい抱擁を受けとめ、その体を地面に寝かした。
パチパチパペチペチ。
後ろからフニャっとした音が飛んできて尖らせていた意識が砕ける。
振り返るとアイボリーが満足気な顔をしながらこちらに拍手を送っていた。
『ダンス踊ってるみたいだった。流石。』
「譲ってもらっただけはありましたでしょう?お姫様?」と俺がおどけて返すと
『うむ。褒美をとらせよう。はい、あげる。』と上品な仕草で目をながしつつ背中の籠にさしていた花を抜いてこちらに向けて差し出して来た。
「おお。青い花弁にハートの葉っぱ!フリフリの蕚!癒し草の中のレアなやつ!甘やかし草!」
『いい匂いしてたから拾った。嬉しい?』と首をちょこんと傾がせて聞いてくる。
「もちろん!お礼にお姫様、今日の晩御飯はまかせて下さいな。今日はここだけで十分なくらい大漁だからな!」とこれから籠に詰めえる物を想像し笑顔に答える。
『そんなに?』
「ああ。ハイドスパイダーの頭を潰さずに倒す理由は複眼が売れるからなんだ。牙は柔らかいから値はそんなにつかないけど巣の周りに生えてる植物も全部じゃないが採っていいし。」と言葉を区切り大事な事をアイボリーに伝える。
「なによりたけのこが周りに沢山生えてるからな!」
『良かった。嬉しい。』とこちらの笑顔につられたのかアイボリーも満面の笑みで返事を返し指をさして聞いてくる。
『どこらへんから掘る?』
「そうだな。街の近くといえども森の中、アイボリーは手前から俺は奥の方から交互に掘って後ろを互いに見れるようにしとこう。ハイドスパイダーを先に捌くから近くで周りみててくれないか?」
『うん、わかった。』
「ありがとう。しっかり取れるとこ取るから晩御飯期待してくれよ!」答えを聞く前から足は本日の成果の元に向かっていたのだが、無事に了承が得れたようで良かった。
「さてと。」
竹籠を隣に卸しハイドスパイダーに向き合う、折角なので売店でゲットしたロープを出して魔力を通すとなかなかに使い心地が良さそうな感覚が帰ってくる。
思った通りに動いてくれるしここに力を入れて引っ張りたいと思ったらそこに合わせて締めてくれるので体をひっくり返すのも楽々である。
自由に動いてくれそうなので、捌いている間に巣の周りに生えているキノコを引き抜いてくれたらもっと早く済むのになと思ったらもぞもぞとミミズの様に這い出し自分の体?に輪をつくり根に掛けてこの原理で引き抜いてくれていた。
3匹目のハイドスパイダーを捌き終わる頃には、コツ?を掴んできたのか纏めて引き抜いておりとても優秀?なロープである。
横目でその姿を見ながら、木の近くにほった穴に亡骸達と巣の近くに生えていた花や果実を少ないが手向け代わりにいれて埋める。
『意外。食べれそうな花も果実も埋めるんだ。』とおとなしく見守ってくれていたアイボリーが後ろから声をかけてくる。
「ああ。食中毒対策にギルドから方針が出ててな。火を入れたり加工したりせずに口にするものは採取禁止なんだ。まぁ、取ったとしてもギルドの鑑定で弾いてくれるから問題はないが多いと信用が下がるからな。」と軽く手を合わせながら返事をする。
『なるほど。私なら食べれたけど。美味しそうだった。』と少し不満げなアイボリーを苦笑いしつつ宥めてスコップを構える。
「さあ!お楽しみのたけのこ掘りだ!」
更新する、更新すると思いながらなかなか下書きから抜け出せずようやく1話更新しました。
ゆっくりな更新になると思いますが読んで下さる皆様に最大級の感謝を。




