少年の心ってなんなんだろうなって考えたけど、とりあえず一時的に知能を下げれば手に入るんだね。
「おっす」
「よっ」
「やぁ」
「これはこれは」
前回のあらすじ。 いい歳した男が子ども用100円バッテリーカーに乗って遊んでたら同じ事してるいい歳した男共に遭遇しました。 文字だけで伝わる謎の状況。 お前ら何やってんだ。 いや俺も何やってんだろうな。
「なんだなんだ大人が揃いも揃って」
「不知火、お前鏡見るか?」
「そういう君も同じ状況だけどね」
「いや、君もでしょ」
不知火、禍塚、神鳴、俺の4人はカートに乗ったまま、運転しながら会話を続ける。 4つしかないバッテリーカーを大人の男4人が使ってるってある意味怖い。 子どもの待ち列無くてよかった。
「つーか、皆ここで何やってんだ?」
「僕は──アレかな」
「僕もアレだね」
「俺も」
「なんだお前ら全員アレかよ〜」
アレの2文字で話が通じるのって凄いね。 まぁ全員実行犯&現行犯だからだろうけど。
「そういうお前は?」
「俺もアレ」
「お前もじゃねぇか」
どうやら全員同じ日同じ場所で同じ罰を受けてたみたい。 これが奇跡か、それとも女子メンで仕組まれたのか。 もしかして全員纏めて一網打尽? 村人を一纏めにして銃火器で殺す何処ぞの軍みたいなやり方するん? 怖いわぁホンマ。
「アレって事は全員女連れかぁ……で、皆は何処?」
「便所」
「御手洗だってさ」
「花摘に行ってくる、と」
「……マジで? これも被るのってある?」
どうやら皆同じタイミングでトイレにGOしたみたい。 そんなことより今思いついた『個々の活動で9日集う』ってギャグどう?
「全員が同じ日に同じ場所に行って、女子は同じタイミングでトイレに、男子は同じ場所で遊んでて遭遇……これってなにかありそうじゃね?」
不知火が言った。 でもそれ俺さっきモノローグで行ったから文字数稼いだだけになった。
「……何かって具体的には?」
「……なんだろうね」
「特に思い浮かぶ要素は無いのか」
「いや〜確かに罰にしては軽いと思ったけどさ」
はいはーい! 奏士君は罰を口実にただデートに誘っただけだと思いまーす!
「ちなみに、みんなは今日どこ行った?」
「僕は……皐月と皐月の犬と一緒に草原エリアでゆったりと。 神鳴君は?」
「僕はお嬢様とトレインに乗って園内グルっとしたりまぁ……色々。柳君は?」
「俺は……紅葉とベルに連れられて海浜公園全体で遊び通した。 不知火は?」
「俺は遥ちゃんとみはらしの丘とか行ったりでぐるっと散歩した感じ」
あ、ここは被らないんだ……三者三葉いや、4人だから四葉か? 五つ葉なら悪魔が宿るぜ。 魔導書(ウォ○リー)を探せ!
それよか神鳴、「色々」って何? そこらへんもうちょっと詳しく。 有罪なら「滅っ!」しちゃうゾ☆
\ピッピロピロピィィィィ⤵︎ /
「……あ、俺の止まった。 えっと100円100円……」
「課金すんな」
不知火が止まるとほぼ同時に俺らのカートも止まった。 今更だけど乗る時他の人に気付かなかったのはつっこまない方がいい? とりあえずそこら辺は流れ的に流そう。 便所だけに水に流すつって。
「じゃ、終わっちゃったしそろそろ迎えに行くか」
「そうだね。 皐月もそろそろ戻ってくる頃だろうし」
「じゃ、僕もそろそろ……」
「え、これ全員で行く流れ?」
そう言いながらも一緒に降りて行っちゃう俺。 行き先が同じなだけで流れに乗ったとかそんなんじゃないんだからねっ!
そんなことより、体格に合わないマシンだからケツと腰が微妙に痛い。 でもケツ摩ってると掘られたと勘違いされそうでできない。
掘られたで思い出したけど、同じクラスに受け属性持ちの男居なかったっけ? なんか女装してる奴。 名前と顔と声が思い出せない……まぁ声は全員無いけど。
4人で待ち合わせ場所までてしてしてしてし。 4人並ぶと俺の服のダサさが際立つ。 つまり俺が居ることで3人のオシャレ度が爆増するって事だ。 自ら引き立て役になるなんて健気〜を通り越して愚か。 アイアムアフールー。 それは配信サイトだ。
「……あれ、居なくね?」
「だな」
トイレ付近を軽く探してみたが、お連れ様の影も形も無い。 置いてかれた? これも罰に含まれてるなら俺は喜んで1人で満喫してくるぞ。 ぐるり森RTAとかサラ伝でスコア塗り替えとかしちゃう。 RTAする時も走らず、後はポイントの色とタイミング次第。 運試しの祠でアタリが1度も出ないのは多分バグ。 もしくは、可能性は低いけど俺のガチャ運の悪さが原因。泣いてもいいですか?
\〜♪/
周囲から音楽だったり叫び声だったり聞こえまくって煩い。
なんか近付いて来てない?
「うっ」
後ろから何かに衝突された。 走り回るガキなら謝れば許す。 逃げ出した動物なら可愛がる。 その他なら容赦しない。
「……居た」
「よし、その他だから容赦しない」
「……痛い」
コイン式アニマルマシンに跨った紅葉が現れた。 全力で頬っぺを引っ張る。
「おい止めろコレ。 さっきからだいぶ痛い場所をグリグリ抉ってくる」
しかしマシンに跨った紅葉はハンドルを握ったまま動かない。
ちなみに、今の状況を一文で説明すると「マシンに跨る紅葉の頬っぺをマシンの正面から手を伸ばして引っ張ってる構図」になる。
「……止まるんじゃねぇぞ」
「お前が団長なら射殺してやろうか」
後止まるも動くもお前次第じゃボケ。 課金すんなよ。 定期預金解約して重課金すんなよ。 紅葉が乗ってるのライオンじゃなくて……アルパカ? だけど。
\テンテロテロレロピー♪/
「……止まった」
「じゃあ降りろ。 その百円玉しまえ」
投入寸前で百円玉を没収して紅葉を降ろす。 今更だけどいい歳した女が何やってんだ。
……って言いてぇー! でも俺も似たようなことしてたし言えない。
まぁアレだ。 男は突然童心に帰りたくなるもんだ。 俺の幼少期は今と大差ないけど。
童心とコインカート繋がりで話変えるけど、俺はトー○スだとスペンサー推しです。 画面の向こうの君は何卿推しかな?
「ええと何の話だったか……ああそうだ。 お前らどこ行ってた? それと他の奴らは何処だ」
「……アレ」
紅葉が指さした方を見ると、そこには同じくコインアニマルマシン(正式名称は公式HPで確認しろ)ではしゃぐ4人の姿が。
えぇ……ベルはまだ分かるけど、一応常識人枠の皐月さんと小百合さんまで……遥さんは枠組み不明。 あの人なんか怖くてまともに話したこと無い。 多分相性最悪。 不知火はゴリラとダイヤモンドの様にベストマッチだから平気なんだろうな。 そこ兎と戦車じゃないのはちょっとした拘り。
大人が集まって子ども向けの遊具で遊ぶ姿+全員が美男美女(笑)という相乗効果により、嫌でも注目される訳で……めっちゃ視線を感じる。
……おい待てや。 今俺を美男美女から外して(笑)に入れたの誰だ。 俺だって多分イケメンの部類だろ具体的な基準とか知らないけど。
まぁ俺がイケメンがゲロかの判定はさておき。 その2択しかないのもさておき。
デート場所日常時間帯全てがモロかぶりした奇跡が起こったが、ここで「じゃあ一緒に回ろうぜ」なんて無粋なことは言わない。 恭皐の新婚デート、若遥の恋人デート、小鳴のナチュラルデートというてぇてぇカップリングの邪魔はしない。
だから遊びに来た親子3人は別の場所に行きます。 いや、むしろ紅ベルの百合っ百合デートも見てみたいから俺は単独行動する。 なんか漫画に活かせそうだし。
今更だけど、神鳴の下の名前なんだったか忘れた。 聞いた覚えもない。 あれか、小百合さんが神鳴呼びしてることから、神鳴が名前で名字を知らないやつか? でもそうなるとあいつ初対面の自己紹介で名前で挨拶したことになる。 あれ、なんかデジャブ。
あ、カプの順番は略称の語感で決めたから受け攻めはご自由に。俺の考察だと禍塚・遥・紅葉は攻めで皐月・不知火・ベルは受けだと思う。 敬称略。 そして小鳴カプは受け攻めが激しく入れ替わるタイプとミタ! 家政婦の如く!
尼崎レベルの脱線があったが、そうと決まったら行動するのが俺だと思う? ほらまた脱線した。
「じゃあ紅葉、ベル、そろそろ行くぞー」
ワイワイやってる集団に近付いて2人を呼ぶ。 しかし──
「じゃあ次何処行く?」
「……ゆっくりした乗り物に乗りたい」
「じゃあ林間カーなんでどうかな〜」
「うーん、でもそれだと1人余っちゃうデス」
「えーっと今の人数はひのふのみの……9人か」
「じゃあ4人乗りを333に分けるか、もしくは全員乗れるアトラクションにしようか」
「あら、それでしたら私メリーゴーランドというものに乗ってみたいですわ。 1度も乗ったことありませんの」
「うちの遊園地は、行く度に何故かメリーゴーランドだけ故障・点検・修理・調整のどれかしてるからねぇ……」
はい、なんだか全員で行く流れの様です。 俺ストレスMAXSOSになっちゃう。 朝から晩までイライラしちゃう。 ライオンもイライラしちゃう。
つーか小日向家って私営の遊園地あんの? ちょっと前から気になってたこと聞けるかな……維持費とか電気代とか各種経費を知りたい。 気になるじゃん。 林檎は? 木に生るじゃん。 バナナは? アレ木じゃなくて草や。
……あ、さっきの台詞どれが誰だかわかった? 分からなかったらとりあえず口調で察して。 ヒントは「全員1回ずつ喋った」
「ソージはどこに行きたいデスカー?」
「……え、俺も言わなきゃダメなん?」
なーんも考えてなかったわ。 どないしよ。 遊ぶ時は無計画なのがここで仇となったか……
「何処でもいいからごじゆーに」
おおっと柳選手、イチ口ーを超える丸投げレーザービームだぁ!
「……奏士の家でも?」
しかし紅葉に蹴り返されたーっ! なんでーっ!?
「よしわかった俺も考えよう。 とりあえずダウンタウンにでも行くか?」
ダウンタウン、それは要するに園内ゲーセン。 ワンゲームはちょっとお高いが、高得点で景品が、参加賞でもプチ景品が貰える楽しい場所だよ。 俺は常連。 最近ダウンタウン2号店ができたよね。 あそこのクレーンゲームn難易度優しいから好き。
「ダウンタウン……そこって対戦系あったっけ?」
「一応あるぞ。 なんならその隣に運動系もある」
「柳……エアホッケーもあるかい?」
普段と違う作画の禍塚が聞いてきた。 作画担当本気出し過ぎ。 なんか男塾みたいになってんじゃん。
「……あるよ」
ちょっとなんでもある某店主みたいに言ってみた。 ちなみに我が家もなんでもあるから多分親戚。 確率は0.00000000000%くらいかな。 じゃあ赤の他人じゃねぇか。
「よっしゃ! じゃあみんなもそこでいいか?」
「あたしは別に構わないわよ」
「……私も」
「ワタシもそこでOKデース!」
「私も〜」
「商工街……この場所にもそんなものがありますのね」
「お嬢様、それとはちょっと違う」
全員で談笑しながら移動する。 俺もその輪に入ってるのが驚き桃の木クミンコリアンダーケイジャン。 スパイス繋がりでやってみたけど語感良くなくてションボリルドルフ。
とりあえず全員が納得する選択肢を選んだ俺は褒めて褒めてべた褒めされる権利があると思う。 無い? じゃあ知らん!
……選んだ理由が「今いる場所のすぐ隣だから」ってのは黙っとこ。
─────────────────────────
「うぉぉぉぉぉぉ!!!」
「はぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
「シェァァァァァァァっ!」
「じゃあ何する──って聞く前にあんたら何やってんのよ!」
到着早々ガチエアホッケーで遊び始める不知火と禍塚にツッコミを入れる皐月さん。 やっぱりツッコミ役は君だ!
「……奏士も人のこと言えない」
「モノローグ読まないで紅葉」
バカっ! 俺もガチホッケーに参加してるのは言わなきゃバレなかったのに! ちなみに俺VS禍塚&不知火でやってる。 二刀流なんて生温い。 1本で圧勝してこそ強者というもの。 まぁスコア同点だけど。 別に俺が強者とは一言も言ってないからセーフ。 判定セフセフ。
「どうした柳君! 止まって見えるよっ!」
「禍塚お前キャラ変わりすぎ。 普段の爽やかクソイケメンゴミリア充っぷりはどこ行った」
「ああ、恭平は勝負となると本気出すから昔からこうだぞ」
マジか。 やったね皐月さん禍塚の好きなところまた増えたよ。
という話をしながらも動きは止めないし遅くもならない。 全力でパックを追って返すのみ。
「こいつら……美少女放置して男同士で遊ぶとかどんな神経してんのよ」
「サツキ、諦めるデス。 ワタシはもう慣れたデス」
「……あんたも苦労してんのね」
後ろで恋するガールズがなんか言ってるけどちょっと何言ってるか分かんなかった。
……あれ、パック増えてね? 残像か?
─────────────────────────
「ハァァァァァァッ!」
「カァァァァァァっ!」
「イヤァァァァァっ!」
「ったく、男はいつまでも子どもなんだから……あのバカ三人は放置して、あたしらはあたしらで遊びましょ」
「さんせ〜」
「賛成デス!」
「……ジョージ三世」
「誰ですのそれ……」
「気にしたら負けですよお嬢様」
奏士らが隣の建物で全力で遊ぶ中、皐月ら6名はダウンタウンに来ていた。
「へ〜 こんな景品があるんだ」
皐月が掲げられてる景品を見ながら言う。 一定点数で貰える豪華景品だ。
「でも、この点数は難しいそ〜」
「とりあえずやってみるデース」
ベルが硬貨を投入してゲームを開始する。 ボールを的に投げて全部崩すゲームだ。
「えいっ!」
綺麗なフォームで投球。しかし崩れた的は1番上の一つだけ。
『あ〜惜しいですねー』
「狙って狙って……えいっ!」
ベルの2球目。 今度は4つ崩れた。 残り少しだ。
「うわっ、ベルってば後少しじゃん!」
「頑張れ〜」
「サツキ……ハルカ……この想いを一投に乗せる、デス!」
ベルの握る玉が輝いて見えるのは気のせいだろう。 そしてベルは主人公ではない。
「せぇぇぇぇい!」
『あーざんね〜ん』
「Oh shit!」
そう、ベルは主人公ではないので、成功フラグは立たないのだ。 玉は見事な暴投だった。
「じゃああたしもやってみようかな。 すいませーん」
「あ、じゃあ私も〜」
「……私もやる」
皐月・遥・紅葉もお金を払って玉を握る。
「せいっ!」
皐月の投げた玉は直線を描いて的に──当たったが倒しきることは出来なかった。
「〜えいっ!」
遥の玉は弧を描いて的に──届かなかった。 とても非力だった。
「……ふっ」
紅葉の投げた玉は──威力が強すぎて斜め前に飛び、的には当たらなかった。
これを見た人は後にこう言った。「あの少女の投げた玉は、時速170kは出ていただろう」と。
とまあ、そんなことで4人全員景品獲得ならず。 参加賞だけ貰ってバカ3人のいる隣へ。
あ、小百合と神鳴は2人で遊んでいたから全員空気を読んで触れなかった。
チクショウ! By奏士セカンド
私は○○を許しませんセカンドォォォォ! 朝鮮半島発祥のスポーツはテコンドー!
というわけでネタ切れの苦し紛れゲフンゲフン。 ノリと勢いとその場の機転で今回も後書きを書きます。
そろそろ床抜けそうです。
私は読書が好きです。 ラノベは勿論、絵本も漫画も文学系も読みますし、文豪カップ焼きそばみたいなジャンルも読みます。 つまりはノンジャンルです。
元々、我が家には私が産まれた頃から父の趣味で多くの漫画(漫画の神様作品と野球と落語と麻雀好きな作家の漫画メイン)があったのですが、私が産まれてからは数々の本が増え、成長につれさらに増え、本棚を頻繁に読む本・そこそこ読む本・滅多に読まない本の3つに分けて家中に置いてもヤバいです。 軽く千冊はあります。
そんなわけで引越しを考えているのですが、中々良い物件がありませんね。 やっぱり我が家が特段良いだけで平均はそれくらいなのでしょうか。
そんなこんなで物件探しに苦悩する作者でした。 本を売る捨てるあげる選択肢は存在しません。 たとえ選ばないと頭痛が襲ってきても選びません。
というわけで引越ししたいのでお金を下さい。 あ、ドル札で下さい。
それでは、次回もよしなに。
……あ、最初のはテコンドーのくだりがやりたかっただけで特に意味は無いですよ? 寧ろこんな駄文に意味があると思う方がおかしいです。あーっはっはっはっは は?




