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輪廻のFate Line  作者: 怪人アホ面男
四階ってエレベーター使うほどでもないし、かといって階段使うと疲れるっていう微妙な階。でもゲームコーナーとかって大抵そこにある
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平和な日々は願えば願うほど訪れない





本当に、もうしわけありませんでした!!!

夏、滅べ


六月、雨止まぬ湿気の月。 そして季節は夏、つまり気温と湿度が高くなる。 雨降るから洗濯物乾かねぇし湿気で本とか精密機器がダメになるし傘持つのめんどくせぇしで色々困る時期。 しかし、そんな時期でも大切なので、そう簡単に消す事は出来ない。 そんな力も無いし。


六月、それは切り替わりの季節。


春から夏になるこの時期は制服を夏服から冬服に変える学生が増えてくる。 ネイビーブルーの学園指定ブレザーから白シャツに変わり、長袖から半袖に変わったことで肌色率が上がってより健康的に……と思うかは人次第。


夏服と言っても、我らが宿木学園は学園指定の制服を着用していればそこまで規定は無い。 ブレザーの下はパーカーを着ていた者は夏用の制服を揃えるのに苦労するが。


辺りをチラリと見回してみる。正門から靴箱のある昇降口までの距離を、ダルそうに歩く者、友達とキャッキャしながら歩く女子グループ、仲良し四人組で騒ぐ男達、クソ暑い夏なのに、黒コートを着ている左右で髪の色が違えっ黒コート!?


思わず二度見してしまった。 マジか○ラックジャックみたいな奴この学園に居たのかよ。 つまり、あのコートの内側には医療機器もしくは投擲武器のメスやらダーツやらが……関わらんとこ。


梅雨とかけまして、衣替えと解く。その心は、どちらも


『天気(転機)』でしょう。


さて、朝っぱらからクソみてぇな謎掛けをかましてる俺だが、今日はかなり機嫌が良い。 だって……さっき泉ちゃんの夏服見れたから。


いや追跡したとかじゃなくて。 さっき偶然前を歩く泉ちゃんを発見して……偶然同じ学園だからそのまま後ろを歩いただけ。 偶然。


いやー、袖の余る大きめのブレザーを着て、少し着慣れてない様子の泉ちゃんも大変可愛く尊死圏内余裕で入ってたけど、そのブレザーを脱ぎ、半袖の白シャツにリボンとスカート、そして黒のハイソにローファー……取り敢えず、人差し指を本来曲がらない筈の方向へ曲げて何とか意識を保てたけど、これから数ヶ月間生徒会室とかで至近距離で目に入れるんだよな……今ほど壁になりたいと思ったことは無い。 いや、貧乳ゲフンゲフン、乳部・タイゲフンゲフン、無にゅゲフンゲフン、ツゲフンゲフン、悠ちゃんみたいになりたいとかじゃなくて。結局意味変わって無いし、なんか殺意感じるし、なんか針みたいなの飛んできたし。 ひぇ、木の幹に刺さってる。避け無かったら確実に出血して痛い。痛いで済むかなぁ……痛いってか、遺体になりそう。


命の危機を感じたからこの思考は消し去るとしよう、うん。


と、後ろで歓声が聞こえた。 何事かと思って振り返ると、視線の集まる先には紅葉が。 なるほどね無視しよ。


「……? 奏士、どうかした?」


隣を歩く紅葉が疑問符を頭上に浮かべている。 何をナチュラルに隣歩いてくれてんのこいつ。 それと移動が速いのよ。 さっきまで50mくらい離れてたじゃん。 瞬間移動でもしたのかこいつ。


紅葉も夏服に着替え、上は半袖の白シャツとリボンだけになっている。 あー、なんか紅葉が一番落ち着くわ。 落ち着くっていうかマシ。


あれだな、ベルみたいにベタベタ煩くする訳でもなく、泉ちゃんの様に突然心臓が一時休憩する訳でも無い。 強いて言うなら小ボケのツッコミが多いが、その程度なら無視するか、態々相手の方を見ないでも言えるから楽でいい……それが楽かと聞かれたら「そこ(を聞いてくるの)は無し!」 と答える。


「いや、夏服って良いなと思って」


「……」


紅葉が俺の額に手を当てて熱を測る。 いや、熱はねぇよ。


「びっくりした……奏士が暑さで壊れたのかと思った」


「酷い言われようだな。 いや、普段が普段だからそれが普通か」


紅葉が胸を撫で下ろしてほっと一息。 え待って、そんなに?


「確かに、夏服は良い」


「お前、春も外出る時はノースリーブのワンピ着てたからな」


家に居る時は、半袖Tシャツとショーパンの組み合わせだし、案外薄着が好きなのかもしれない。 見た目もどこか冬を連想させるし。 銀髪とか、肌の色とか、表情の変化とか。


「夏服だから生地が薄くなって、透けブラ見放題」


「あーそれと一緒にされるのは訴訟もんだわ」


一瞬でも紅葉がまともな事言うと思った俺が馬鹿だった。 そういえばこいつ馬鹿だった。


「? 夏服で、前の席の娘の透けブラが合法的に見放題って話じゃないの?」


「俺がそんな事する訳ないだろ。 つーか前の席莇だからブラしてねぇよ」


「最近は男物もある」


「それは知ってるが実際にやる奴が同じ家に居てたまるか」


「……私はよく前の人のを見て絵を描いてる」


「何やってんのお前。 そいつにモデル量払えよ」


「大丈夫、この前その代わりに渡しておいたから……部室の鍵を」


「……待って、つーことはお前、会長権限で無断設立したってことか?」


「……今のは言い間違い」


「ごめんどう聞いても違いが無いんだわ」


こいつ……下手をすれば辞任ものだぞ。 以前部費の確認をした時に書類は無かったから、部費は出てない同好会的なものなんだろうけど……よし、聞かなかったことにしよう。 知らぬが仏、無知は勇気、赤点満塁……途中からなんか違う。


「まあいい。 で、お前何してんの?」


「? 登校」


「そうじゃなくて。なんでお前俺の隣歩いてんの? すげぇ殺意感じるんだけど」


背後、眼前、地面に木の後ろ。 なんなら、頭上には空しか無いはずなのにそっからも殺意を感じる。


紅葉は見ての通り美少女、そして学園一有名な生徒会長だ。 一人で生徒会を切り盛りし、学年でもトップクラスの頭の良さ、運動もできる完璧美少女。 性格態度言動思考回路に難アリだが。


そして、そんな紅葉に惚れる男は少ない訳が無いらしい。 ソースは頼金。


無論、一か八かで告白する輩も一定数居る訳で……見事に全員漏れなく粉砕玉砕大喝采。 大喝采してるのは多分先に砕けた者。


そこで何を思ったのか、紅葉に惚れた者が『生徒会長親衛隊ヴァンダライズ・クルセイダー』なんてのを立ち上げ、『生徒会長に近付いた男は即処断すべし』という掟まで作り始めた。 そして、それ以降紅葉教徒は増え……紅葉に近付く者は男どころか同性すら居なくなり……あれ、これ似たような事前にもやったな。 興味レベルが低い事に関する記憶力が昔のド○クエ以下だし。


とにかく、紅葉に近づく者それ即ち死滅が決定らしい。 俺も以前闇討ちされたし。 紅葉教徒怖い。 紅葉教とかいうカルト教団怖い。


偶像教徒の俺は、偶像様の教えに従って『邪教は不要!』と紅葉教徒を密かに壊滅しているが……なかなかどうして数が多い。 学園外にも居るらしいからな……紅葉教徒よりも頼金の情報網の方が怖い。


「……恥ずかしい?」


「いや別に。 一緒に歩くのが恥ずかしいとかじゃなくて、一緒に歩いてると注目されんだよ。 俺は先祖同様ひっそりと生きたい」


「ぷーくすくす」


「何わろとんねん」


俺を嘲笑う紅葉を置いて、スタコラサッサと昇降口へ向かう。 しかし魔王からは逃げられない仕組みらしく、紅葉は回り込んで行く手を塞ぐ。


「…………」


「…………」


右、左、そのまま行くと見せて急停止。 裏をかいてそのまま行くと思わせて逆を行かずに左。


しかし紅葉も負けず、俺の思考を読んでいるのか、それとも見てから反応しているのかは分からんが、俺の動きに合わせて移動する。 恐ろしく軽いフットワーク、俺なら見逃しちゃうね。 見逃してんじゃねーよカス。


「……」


さて、ここで問題が一つ。 紅葉は制服でこれをやっている。 つまりスカートである。 女子校生特有の短くしたスカートである。


はい、つまりは動きに合わせてスカートもめくれそうになって中身が見えそうになっているんだよね。 中身って言うな気持ち悪い。


俺は別に紅葉のパンツが見えようが見えまいがどうでもいいが、紅葉も乙女、人に見られたくない気持ちもあるだろう。 紅葉の服洗濯して干してんの俺だけど。


紅葉のスカートがめくれない且つ俺が突破できる動きを強いられるこの状況に嫌気がさす。 もう面倒臭いし俺悪くないから別に気にしなくてもいいかな。


なんて言い訳してみたが、ぶっちゃけパンツ見られたことで難癖難癖つけられたくない。 過失割合は被害度によって変わる。 俺は昇降口に行けない、紅葉は下着を見られた。 俺の方が被害は少ない。 紅葉から始めたことだが。 割合的に6:4って所か? 知らねぇけど。


しかし、他人に厳しく自分にベタ甘な俺は、相手の弱点を容赦無く突きまくる。 一息で7回くらい突く。


「紅葉、パンツ見えてるぞ」


「?」


紅葉が確認のため一瞬下を向く。 俺はその隙を見逃さず、一気に距離を詰める。


「嘘だよバーカ」


「……だと思った」


しかし紅葉はこれを予測していた様で、俺と紅葉の距離が1mほどまで縮んだ時、紅葉も一気に距離を詰める。 こうなっては位置計算がズレてしまうから、一度距離を取って再び策を練らないといけない。


お互い元の位置を戻る。 周囲がザワザワ騒がしいのが聞こえた。耳を傾けると


『畜生……見せつけてるのか? モテない俺たちにイチャつきを見せつけてるのか?』


『同士達よ、今こそ憎き奴を討ち滅ぼすチャンスでは無いか? 今こそ、名も知らぬ奴に天罰を!』


『それにしても見事な足さばきだ。 今まで知らなかったが、是非我らがどすこいお相撲部に迎え入れたい』


『あの二人、またやってるよ……』


『相変わらず仲が良いのね〜』


『でも、会長様は何処か楽しそうに見えるわ』


『あの男……よくもよくもよくもぉ!』


襲い掛かりそうな暴徒、刺さる視線、さっきから俺を狙って飛んでくる何故か先端が濡れてる針、眼前の紅葉……やばい、敵が多すぎる。 『男は敷居を跨げば七人の敵あり』と聞くが、明らかに敵が七人なんて量じゃない。 特に最後の奴は明らかに俺だけに殺意を向けている。


「……そろそろどいてくれねぇか?」


「……?」


「もしかして考え無しに邪魔してる?」


「…………何となく」


「至急速やかにくたばれ」


そうだよな……紅葉に深い考えがあるなんて無いよな。 さっさとくたばんねぇかなこいつ。


そんな会話をしながらもお互い動きは止めない。 そろそろ俺の貧弱極まりない体力が……


「……ぐっ!」


残り少ない体力、最後のフェイントをかけようと踏み出すが、その瞬間、膝に痛みが。 常に表情は冷静な俺が珍しく表情を変えたのをチャンスと思ったのか、紅葉の動きがより素早くなる。


「……これで、私の勝ち」


膝の痛みによりリズムを崩した俺は、紅葉の素早い動きに対応出来なくなった。


「抜かれたっ!」


気がついた時には、目の前から紅葉の姿が消え、背後に立っていた。「抜かれたっ!」じゃねぇよボケナス。 つーか紅葉は何したかったんだよ。 さっさと行こ。


いつもと殆ど変わらないが、満足気な表情を浮かべる紅葉を置いて靴を履き替える。 マジで何したかったんだあのアホは。


「ソージー!」


靴をしまうと、上から聞き覚えのある声が聞こえた。 正直面倒臭いが、無視した時のリスクが大きいと判断して頭上を見る。 昇降口は上が吹き抜け、天井がガラス張りになっている為、そのまま太陽の光が1階に降り注ぐ。


声のした方を見ると、ベルが手摺から上半身を乗り出して手を振っていた。 危ねーな落ちるぞ。


「お話がありマース! 3階の元3-Gに早く来るデスよー!」


「……」


あいつは俺をそんなに不登校にしたいのかしら。 注目は極力浴びたくないと言ってるだろ。 見ろこの状況、また針飛んできたぞ。 というかほんとに誰だよこの針。 人を恨んだ事はあっても人に恨まれることなんて如月家を覗いた親族しか無いぞ。


面倒臭いから教室で聞こう。 ベルの言う通り、空き教室なんて行ったら最悪その場で襲われかねない。


あー眠。 なんでこう、平日って眠いんだろ。 休日も大差無いけど。 あれか、やっぱり寝るのに薬使ってるから取れないのか。 何かあった時の為にすぐ起きれるように眠り浅くしてるってのもあるんだろうけど。 たまには心配とかしないでぐっすり寝たい……止めよ。 俺が俺である限り叶わぬ願いは直ぐに破棄しよう。


欠伸をしながら教室に入り、自分の席に着く。 廊下側だから直ぐ近くなの便利だけど冬場クソ寒い。


俺レベルになると教室の扉を開けても誰も見向きもしない。 だから朝から面倒な事は起きないし、誰か話しかけてくることも無い。 便利だねぇ……


「お前ら席に着けー」


いつも通り一人で遊んでいると、これまたいつも通りどんよりオーラのも助が入ってきた。 今度はなんだ二日酔いか?


「で──んで──」


も助が今日一日のお知らせを言っている。 正直何言ってるのか聞こえない。


「あ──面倒臭いから黒板にこの紙貼っておくわ。 各自目を通すように。 じゃ、朝のSHR終わり」


とうとう諦めたも助は、言った通り黒板に紙を磁石で貼り付けて教室を出る。 結局何が言いたかったんだろ。 楽になれる白い粉でも渡しておくか。 普通の粉薬だけど。


さて、と。 今日も一日何しようか。 授業中は一種の遊び時間でもある。 スマホは出せない出歩けない。 音は出せない物も殆ど出せない。 その限られた状況で如何にバレずに遊ぶか。 その腕前を競う競技を『play to class』と言い、俺の様に競う者を『Player』と呼ぶ。 今考えた。


そんな事を考えていると予鈴が鳴った。 一限は……物理か。 確か確認テストがあったな。 だから隣のベルはあんなにも慌ててプリントを見返してるのか。


俺はテスト前に何もしない。 面倒臭いからっていうのは流石に冗談で、ちゃんと勉強してるから。 これでも学年首席の特待生だ。 授業の確認テスト程度、ちゃんと受けてれば9割は余裕で取れる。 ちゃんと板書して話聞きながら遊んでる。


「よーしテスト始めるからもう足掻いても遅いぞー」


物理担当の海道先生がやってきた。 採点が甘い事で知られる海道先生のテストだから、ベルの実力は知らんが、それなりに取れるだろう。 莇は──うわ、こいつ片肘ついてペン回ししてる。 早々に寝る準備してやがる。 こいつもPlayerか……


テストが配られ、開始の合図で一斉にカチカチカチとノック音が。


俺は開始5分程度で解き終わり、残りの40分弱の使い道を考える。 前はテスト用紙の裏に落書きしてたっけか。 今回はどうしようか、本気のあみだくじでも作ろうか。 暇すぎるしやってる事が幼稚。


だがしかし、たとえ幼稚だろうと大人が本気を出せばそれは作品となる。 ちなみにあみだくじを漢字で書くと阿弥陀籤になる。 由来は文字通り阿弥陀如来から。


いい歳した男が本気のあみだくじを本気で考えていると、隣からカラカラと何か固いものが転がる音が聞こえた。 カンニングと疑われないように目だけ動かして見ると、ベルが鉛筆を転がしては書いて、転がしては書いてを繰り返していた。 今時鉛筆サイコロとか……無理だろ。


物理の月一の確認テストは、A4用紙に両面印刷の小さいものだ。 表は語群系の選択問題と簡単な基礎計算、裏はちょい難しめの応用問題が2、3問の合計50点満点。 お前の半分はサイコロで行けるが、その後3/4は完全に無理だろ……つーかこのテストの問題は授業で使ったプリントから流用されてるから、ちゃんと受けてりゃ点は取れるんだが……まぁ、あいつ寝てたし。 起こそうとかは思わなかった。


とうとう諦めたのか、鉛筆を転がす事すら辞めて完全勘で書き始めた。 ご愁傷様です。


この学園は普段の授業態度とか提出物よりもテストの点数の方が成績比率高いから、この小さいテストの点ですら成績的に重要だぞ。


さて、あみだくじ飽きた。 次何しよう。


そんな感じで時間を潰してると、テストと授業が終了のチャイムが鳴る。 俺は最後尾なので列のテストを回収する。 そのついでにベルを見ると、机に突っ伏してぐったりしていた。 ついでに不知火も同様。 嘘だろまさかお前勉強できるんじゃなかったのか。 ベルはともかく、女好き・親友キャラ・メガネ・くせっ毛は勉強出来るやつの特徴あるあるだろ。 お前……ま、他人だしどうでもいいや。 俺無関係だし。


さて、終わってホッとしてるベルに朗報だ。 本日の授業は、六時間中体育を覗いた5時間全てがミニテスト有ります。 ということを伝えると、ベルの目からハイライトが消えた。


「もう無理デス……ワタシはここで立ち止まりマス。 ソージ、ワタシを置いて先に行くデス」


「言われなくとも置いていくから安心しろ」


「今のセリフのどこに安心出来る要素があるデスカー!」


「うわキレながら泣くなよ不安定かお前」


「だってぇ……土曜日ソージが付き合ってくれたら頑張れそうな気がするデス」


「断る。 俺にメリット無いだろ」


「こんな美少女と一緒にデート出来るメリットがあるデスよ?」


「えー、等と遺言を言っており」


「え、ワタシ死ぬデス?」


「ぐぬ〜」と何が何でも付き合わせようと意地を張るベル。


「……付き合ってくれなかったらユーにあることないこと吹き込むデス」


「喧嘩売ってんのかクソアマ」


しかしこれは分が悪い。 悠ちゃんはそんな事では騙されないが、ベルが不機嫌になると対処が面倒臭い。 いや、不機嫌のまま放っておいたら俺に愛想を尽かして離れていくか?


「……」


俺が突然考え込んだのを不審に思ったのか、それとも勝機だと思ったのか、近づいてきたベルが俺の目をじっと見つめる。


「……そういえば、皐月達を家に呼んでも良いデスか?」


「ベル、土曜日俺と遊びに行かないか?」


「YESっ! I’m WINNER!」


背に腹はかえられぬ。 俺のテリトリーに他人を呼ぶことはあってはならないのだ。 ベルたちは手遅れ。


さて、これで予定が埋まってしまった。 それにしても自分から女をデートに誘うとは天変地異か?


「どうすっかねぇ……」


ガッツポーズで喜ぶベルを見ながら、土曜日に起こるであろう災難に頭を悩ませた。

開幕速攻言い訳RTAをします。


投稿が遅れた理由を言いましょう。 書き終えてはいたんですよ。 予約もしていたんですよ。


昨日は諸事情により、投稿されたか確認できず、今日も同じく確認できず。


それで珍しい時間に幼なじみからLINEが来たので見てみると、『投稿されてない』と書いてありました。急いで確認してみると、予約日が違ってました。


なので諦めて、とりあえず追加修正とかししました。 マジでごめんなさい。


じゃあ謝ったんでいつも通り。


今回はちょっと短いです。 冬の寒さで手が動かないってのもあるんですが、今週はとにかく書く時間が無くて、できる範囲でやりました。次回からは何時もの長さに戻します。戻すと思います。自信なくなってきました。 自習に期待してください。よしなに。

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