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輪廻のFate Line  作者: 怪人アホ面男
九章だけど海会をダラダラしすぎてめっちゃダルい
106/133

伏線は大半が忘れる

ポテイトゥを1つ摘みながら考える。


「だからさァ……俺たちと一緒に遊ぼうぜェ⤴︎︎︎」


「そうそう。 悪いことはしないから」


「この街こんなに治安悪かったかなぁ」とか、色々あるけど1番はやっぱりね。 決まってるよね。


…………どうやって声かけようかなぁ


生徒会活動で回数は増えたとはいえ、見知らぬ人に声をかけるのは人見知りにはキツイ。 ばりキツい。 バリバリ。


しかもチンピラの顔怖いしなぁ……なんか凄い舌長い奴居るし。


あれ何? コモドオオトカゲが人に化けてる? だとするなら色々ヤバい。 毒持ってるじゃん。 気にするとこそこ? 大事だろ。


「っていうか君、マジ可愛いじゃん」


「スタイル良いし顔も整ってるし、何より綺麗な髪してんじゃん」


「その浴衣もチョー似合ってて良いじゃん! カレシとか居んの?」


「ふむ。 白地に紫の蝶、軌跡を水色で表現することで、幼げな可愛らしさの中に神秘や大人の色香を表現している。 三日月の髪飾りも合わさって見事な仕上がりだ」


チンピラ達べた褒めじゃん。 最後の奴だけなんか毛色違ったけど。 意味的にも、1人だけ黒髪って意味でも。 他は金髪。


そろそろ声掛けないと紅葉が人殺しそう。 最低でも傷害事件。 チンピラはナンパ失敗の上骨折で入院という文字通り骨折り損だ。


そうか。 骨折っちゃえば簡単に解決するじゃん。 解決って言えるか? 言えないな。 そんなだから主人公(笑)って言われんだよ。


うーむ……ポテト美味い。 はよ考えろ。


とりあえず顔隠して気配で威嚇する感じで行けないかな。 無血開城行けたらいいなぁ。


顔隠す手段なら手元に鬼面があるし、これ顔に装着して片手で50tハンマー(ビニール)持ってればなんとなく威嚇にはなるだろ。


※ 威嚇ではなく不審者に対する恐怖です


よしそうと決まればポテトを懐に仕舞っていざ! 死地へ!


だ、だって…………紅葉が殺意放ってる時って踏み込んだら即死する勢いよ? まじ絶命陣。 秘剣とか入れちゃう。


星砕きが強すぎるよね。 やっぱどんな環境でも魔法無効はヤバいって。


音も無く近付き、手前の────丁度紅葉と対面してるチンピラの肩をポンと叩く。 無言で。


「そうだ! だったら────アァ?」


正面のチンピラが振り向く。 お前ビジュアル系バンドのベースみたいな髪型してんな。


「……………………」


対する俺は無言。 ただただ無言で鬼面越しの無言。


べ、別にこれからどうしようとか考えてないんだからねっ! ちょっと緊張してるだけなんだから! あと目の前のこいつの髪型がすげぇ気になる。


お面で視界がバァチクソ悪い。 あと暑い。


「……! ………………」


最初は警戒心を露わにして驚いてた紅葉だが、鼻を数回ヒクヒクさせると何時もの表情かおに戻った。 相変わらず何考えてんのか分かりにくい。 多分「……お腹空いた」とか考えてる。


「な、なんだよ……」


最初はガン飛ばしてたチンピラだが、相手が無言を貫くと少しずつタジタジになる。 コイツより背が高くて良かった。


というか、こいつら遠目じゃ分かりにくかったけど背が低いな。 厨房か? 身長150かそこら、高くても160程度だ。 俺とは20cm近く違う。


「な、なんか言えよ……」


言われてハッとする。 そうだ何か喋らないと。


「……そ(この人)は(お)れ(の連れ)な(んだ)け(ど)…………」


盛大に吃った。 死にたい。


元々お面でくぐもった声になるのはしょうがないとしてもここまで出ないかね。 周りのチンピラも残念な人を見る目で見てくる。


あ、おい紅葉てめぇ鼻で笑ったな? 笑ったな? お前、なにわろとんねん。


「は、はぁ? ちょっと何言ってるか分かんねぇんだけど」


チンピラに完全同意だわ。 俺が同意しちゃ話終わるだろ。 客観的に見れてると言いたまえ。


「つか、誰だあんた! 不審者か!?」


「ちゃうわ」


※ 正解


「もしくは────はっ! 変態か!」


「ちゃうちゃう」


※ 当たらずとも遠からず


「あれだろ。 最近話題の『怪人を名乗るアホ面の成人男性』ってやつ。 この前HRで先公が言ってた」


それは作者の頭のおかしいペンネームですね。 頭のおかしいペンネームというか頭のおかしい作者のペンネームというか。


「いや、もしかしたら小学校や幼稚園、保育園付近で多数目撃されるダークスーツの男って可能性も……」


「俺甚平やん」


ホント、関係者がご迷惑かけてます。 あいつ警察に突き出したら感謝状と賞金とか貰えないかな。 賞金出るほどではないか? 仲間は売ってなんぼだしそもそも仲間意識は無いので良心は痛みません。


おい今「良心が痛むとか幻肢痛やん」って思ったやつ出てこい。 首から上に幻肢痛授けてやるから。


「…………俺はそこの女の連れなんだが」


やった今度は言えた! 流石俺同じ轍は踏まない!


こんな些細なことでも喜べる幸せ脳で良かった。 この上なく情けないけど、今更感凄いから諦めの境地。


「連れェだァ?」


チンピラEが妙に長い舌を出しながら睨みつけてくる。 こういう人の舌って総じて長いだけじゃなく、先が尖ってるし幅広なのなんでなん? 凄い舌先チロチロ動きそう。


「…………私の連れ」


いつの間にか背後に回られてた。 いつのマーニー


「あ、あれっ!? その子さっきまでここに居たような…………」


「だよな。 いつの間にあそこに移動したんだ?」


「恐ろしく早い動き。 僕は見逃しちゃったね」


このチンピラ達ノリいいな。


「……ふしゃーっ!」


俺越しに威嚇しないでもらいたい。 ついでに左腕から手を離せ。 力込められてるの怖い。


チンピラチンピラ言っててアレだが、髪型独特な奴、強面な奴、舌が超長い奴が居る事を除けば5人全員普通の子どもに見える。 中3くらい。 なんかインテリメガネみたいな奴も居るし。 一番ノリ良いのがそう。


これはあれか? 中学最後の夏、野郎だけで夏祭りに来たけど独り身なのが寂しくてナンパしまくってるってだけじゃないのか? いやこいつらが厨房とは限らないけど。


「おいそこのあんた。 そこのかわい子ちゃんと顔見知りみてぇだけど…………どんな関係だァ?」


かわい子ちゃんて。 今日日聞かないフレーズ。


「まさか…………その子の彼氏なんかじゃあ「いえ違いm(ゴキンッ!)」………」


突如訪れる静寂。


気の所為か、周囲の喧騒すら遠く思える。


「…………あ、あんた……大丈夫なのか?」


最初に口を開いたのはチンピラE。さっきまで出しっぱなしだった長い舌は収納され、その顔には驚愕と戸惑いが浮かぶ。


「ん? いや大丈夫だが」


「いや大丈夫って…………痛くないのか?」


チンピラA(乱れ桜)が震える手を上げ、俺の左腕を指さす。


肩を外されて力無くぶら下がってる俺の左腕を。


ちな、平静装ってるけどバぁチくそ痛い。 前に外されたこともあるけどそれとは段違いで痛いんだけど紅葉お前もしかしてキラー系アビリティ持ってる?


「な、なぁ……今あの子人の肩外さなかったか?」


「俺も見た。 凄い速さで引っ張って外してたよな」


「しかし、あのような少女にそんな力があるとは思えないぞ」


ヒソヒソするなチンピラB(強面)C(筋肉)D(眼鏡)!


そして、この女はそんな力なんて優しいもんじゃない。


素手で扉を殴って破壊する力を持つぞ。 ギャグ漫画も驚きだ。 1人だけ世界線違うとかどうすりゃ勝てんねん。


「大丈夫大丈夫。 ほれ」


目の前で肩をはめ直す。 バぁチくそに痛いので訓練してない普通の人は大人しく病院行くか○淵監督に頼みましょう。 色んな意味で無理言うな。


「「「「「すっげぇ…………」」」」」


どうやら厨房から見れば尊敬に値する事だったらしい。 そんくらいの歳って何故か「痛くない」がかっこよく見えるよね。 俺はそんなこと無かったし普通に痛いもんは痛いタイプの人間でした。


いやホント、アニメとか見てると打ち身切り傷骨折捻挫、どんな怪我でもちょっと機動力落ちるだけで普通に動いてるキャラ見てると凄いって思う。


俺は指切るだけで痛くて動けない繊細な男だから無理。 人間やっぱデカい打撲より小さい切り傷の方が痛いよ。 切り傷の違和感→発見→じわじわくる痛みと滲み出る血→止まらない出血の流れは完璧過ぎる。


おっと、現世に戻ろう。 モノローグは異界だった……? この世のものとは思えない気の狂い様だからあながち間違っちゃない。


「……じゃなくて!」


おっとチンピラAが正気に戻った。


それに続いて他4人も気がついたように目を見開く。 こいつら結構チョロいぞ。 どのくらい? この作品のチョロイン達(主にSさん)くらい。


「結局あんたその子のなんなんだよ!」


…………ふむ。


参った。 どう答えても先が終わる気がする。


推し? 色々誤解生むしそもそも何の話だってなる。

生きる意味? 思い想い重い。 確かに紅葉の絵には公私共に色んな意味でお世話になってるけど。


となると……一番無難且つ主人公らしいのは

「俺の女」

とかか? いや何様だよ。 俺別に俺様キャラじゃないし。 どっちかと言うと俺サマーキャラ。 太陽? 太陽枠はベルで間に合ってます。


そもそも俺主人公じゃねぇし。 脳内設定に縛られんなよ。


どっちにしろ、恋人でも片思いの相手でもなく、漫画を除けば単なる同居人でしかない。


素直にそう答えるか? でもそれ個人情報暴露になるかもしれない。 個人情報は守らないとだよな俺含めて。


え、割とマジでどう答えよう。


よく考えなくても俺はこいつの事をほぼ知らん。


外部情報はある程度知ってる。 趣味や食や服の好みも知ってるつもりだ。


それ以外はほっとんど知らん。 出身地も親が何をしてるのかも、生活力が低いのに何故一人暮らししてたのかも。


となると、こいつをどう表現するべきか。


生徒会云々は説明しにくいし、会長と副会長ですって言ってどう解決する。


クラスメイトでもない。 友達でもない。 そもそも俺に友達は存在しない。


まだ言うとんのか。 だって友達と思える人居ないし。


………同級生って歳離れてても対象内なのかしら。 いや不安定だから止めとこ。


嘘八百とは言ってもバレやすいのはダメだし、証拠見せろとか言われたら終わる。


ここは十八番を使うか。


「こいつは…………」


妙に喉が乾く。 ドキドキしちゃうの。


嫌よ。 そんな歳の割に厳つい顔と鋭い目で見ないで! 怖いから! なんか怖いから! いやマジで。


「えー……あー……俺のいも(うと)の(友達)」


えげつない噛み方したんだけど? 自分でも信じられないくらい噛んだ。


「俺のい…………いもの? 鋳物?」


「いや煮物じゃないか?」


「俺の煮物ってどういうことだ? 獣だろ」


「俺の獣の方が意味わからないだろ」


「じゃあ……獲物?」


「「「「「俺の獲物!?」」」」」


違いますぅー 俺の妹の友達って言おうとしたんですぅ…………人見知りって恐ろしいね。


「俺の獲物って……お前まさかその子を食う気か!?」


「カニバリズムってやつか! だ、ダメだぞそんなのは!」


すんごい誤解されちゃった。 そして誤解がアホすぎる。


俺はカニバリなんてしませんからね。 前に1回だけやったことあるけど。 1回でも現代日本じゃアウトだろ。


でも仕方ないんだ。

そいつが俺の物壊して、弁償しろって言ったら

「そんなこと言ったってしょうがないじゃないか」

としか言わないんだもの。


やっぱり人1人飲み込むのはかなりキツくて、何度も嘔吐いたね。 かなり嘔吐く。 絶対これ言いたかっただけやろ。


袖をクイクイ引かれた。 紅葉ちゃん口と声帯あるんだから声に出そうね。 いや声帯は無いか。 まだCV無いし。 いい加減可能性を諦めろ。


「……私は獲物?」


ほらもうこっちにまで誤解が広まっちゃったじゃん。


「それは違うぞ。 俺は勝てない相手に勝負を挑む程勇敢でも馬鹿でもない」


それをヘタレと人は言う。 無事に生き残る術といえ。


いやぁ〜紅葉相手に勝つ方法なら幾らでもあるけど、単純な力比べなら九分九厘負ける。 自力の差が凄いし、何より俺は試合よりも戦闘で活きるタイプだから。 今日のイキりか?


「…………妹居ないのに嘘ついた」


「う、う、嘘じゃないし」


「……同様激しい」


まぁこの話はだいぶ見苦しいから置いといて、だ。 見苦しいのを今更気にするのかって話も置き配しとく。


「…………?」


紅葉を見ればキョトン顔。


今更だけど、俺まだお面してるんだよね。 声もくぐもってるし、やっぱり紅葉の鼻は人間の域を超えてる。


もしくは俺の長い髪で気付いたか。 これ普通に匂いで気付いてるね。


「……………………」


紅葉は、さっきから袖を引いてはじっと目を見上げるだけで何もしてこない。


「何」


「……………………なんでもない」


そして反応を確かめるとぷいっと顔を逸らす。 何? 今日は不機嫌な日? もしかしてあの日なのか? いや違うよな……周期ズレたか? この思考は酷すぎる。


紅葉が不機嫌となると…………あ、腹減ってんのか。


「そうだ、これさっき買ったんだが食うか?」


懐にしまったソルトポッテイトゥの袋を取り出して渡す。 若干シナシナ東シナ海。


「!…………」


一瞬目が椎茸になったけど直ぐにキュッと戻った。 こういう反応はやはり子どもだ。 拗ねた幼稚園児に近い。


「……………………」


拗ねてもポテトは食べる紅葉。 ポテト同様、紅葉も若干シナシナというかへにゃってると言うべきか。 萎れてる。

鎌倉? それしお違い。 アクセントが違うとか言われるぞ。


……三浦大根で何か作ろうかな。 ついでに日向夏蜜柑みかんでデザートでも。 明日出かける帰りに買って帰るか。


「……………………」


拗ねて顔を背けたかと思えば、ちょいちょいこっち見てる。


「……………………」


見てるってか、じっと無言でガン見してる。 何? 爆死でもしたの? 爆死如きで落ち込むな。 俺は爆死前提で回すから覚悟出来てる。 諦めの覚悟じゃん。


「…………お化粧」


「は?」


「…………お化粧、泉のママに教えて貰った」


「はぁ」


「…………初めてだったから、少し手間取って遅刻した」


「はー」


凄い今俺「は」だけで3つの感情表現してる。 やはり文字は医大だ。 文字が医大になってますよ。


「……………………」


「え、何」


「…………凄く頑張った」


「はーん」


「…………」


横っ腹を指で突かれた。 しかも突いたのは1発なのに衝撃が5回来た。


え何釘パンチ? いや指だからネイルガンか。 でもネイルガンは1発重点だからアイスピックか? どっちにしろ常人の横っ腹に技ぶち込むの辞めてくんねぇかな。 50連とかだったら耐えられなかった。


鼻良くて大食いで技使えるとかこいつさてはトリコだな? 四天王一の大食いだな?


「…………(ムッスー)」


頬膨らませて完全に拗ねた。


えー何? めんどくさいから口で言おうよ。 俺読心術使えないんよ。 読唇術と独身術────このネタは前にやったな。 直近のネタすら使い回すとはネタ切れが深刻化してる。


俺の観察眼を持ってしても、人の心は読めない。 可能なのは、傾向と分析から思考を予測する事だけ。


という事でシンキングターイム! シャカシャカポテトチーン! それ釈迦ポテレンチンしただけじゃね?何釈迦ポテって。 なんか凄そう。


なんで紅葉は拗ねてる(不機嫌)でしょーか!


正解は! 越○製菓じゃないことは確かです。 でしょうね。


えーもう分かんにゃい。 紅葉ちゃんコロコロ感情変わるから一々判別面倒臭いよ。 泉ちゃんみたいにもうちょい表に出せない? 俺が言うのもアレだけど。


「はぁ〜ん……そういう事ね」


忘れてたチンピラAが顎を撫でながら何やらニヤニヤしてる。 何? お前今見た目が完全に悪竿役なんだけど。


「そういう事ならここは引くとするわ。 おーいお前ら、次のチャンス行くぞー!」


「だなー」


「流石にあれは勝ち目無いわー」


「お幸せにー!」


「全く、彼は一体何をしているのやら……」


各々捨て台詞を吐き、何故か全員何かを悟ったような顔で人混みに紛れて消えていった。 何だったんだそして何がしたかったんだあいつら。


でもなんか悪い奴らって感じはしなかったな。 仲良し5人組が


「…………」


おっとナンパ共は片付いても紅葉の方が片付いてなかった。


ムスッとしてる紅葉はポテトを摘みながら時々体当たりしてくる。 優しい体当たりだけど、これ少しずつ力上がってるんだよね。 本気出したらどうなるんや。 動きにくい下駄履いてるはずなのにこのフットワーク……


普通ヒロインと2人きりとか定番の親密シチュなのに、紅葉と2人きりになった瞬間自分の命の心配ばっかしてる気がする。


それでいいのかセンターヒロインよ。 センター3人体制だから大丈夫です。


センターヒロインなのに1人影薄い人が居るっていうか泉ちゃんをヒロインにすんな。 ついでに他2人も。


「…………(プイッ)」


うわめんどくせっ。


しかし、このまま機嫌が悪いと作画に影響する。


なんだかなぁ……ヒロイン(笑)からの好感度は低めに保ちたいとか言ってたのに、仕方なくとは言え何かと理由付けて好感度上げに行ってる気がする。 頼むからこれ以上上がるなっていうか下がれ。


えー本当に不機嫌な理由が知りたい。


「……もう1つ食べるか?」


懐から取り出したマキシマムポテトの袋を紅葉に渡す。 食い物渡しときゃなんとかなるやろ。


「……要らない」


しかし跳ね除けられた。 あの紅葉が食料に興味を示さない……だと!? なんか野生動物みたいな反応だな。 紅葉の性質的に割と近い。 ほら、欲に正直な所とか本能で生きてる感ある所とか。


「…………」


さて、第1候補がダメとなると次だな。 教えて俺の蓄えた知識。 こんな時ヒロインにどうすればいいの?


…………


……………………


…………………………………………


ダメだぁよく考えたら最近の作品は最初からヒロインの好感度高めが主流だぁ。 そしてチョロイン率たっけぇ。


もうちょいこう、さ。 初手蹴り飛ばすくらい行こうぜ。 紅葉だっていつの間にか懐かれてるけど初手ガン飛ばしだからな。 ついでに生徒会入った時は割と喧嘩腰。


俺は敵対するなら容赦しないからね。 勿論喧嘩腰には喧嘩腰で対応する。 ハンムラビ法典バンザイ。


閑話休題


さて、どうしようか。


脳内会議にかけた結果、「見た目をべた褒めしろやゴミカス」と囁かな悪口を添えて返ってきた。


なんで自分自身に罵られてんのか分からんって思ったけど、俺そういや多重人格だった。 普段眠ってるから忘れてたし、その場限りの捨て設定だと思ってたわ。


まぁ割とちょいちょい出てきてるんだけどな。


という訳で今から頑張って紅葉を褒めてみたいと思います。


なお、これは「女子は素直に褒められれば嬉しいから(意訳)」っていうこの前やったゲームに出てきたキャラの台詞を信じての行いなので万一何かあった場合、当方では一切の責任を負いかねる。


責任のレーザービームだ! 本家も真っ青な投球だ。 GOバックホーム! じゃあちょっと秋葉のゆずショップ行ってくる。 家ってそういう意味じゃないから。 実家じゃなくて現住の家に帰れ。


よし緊張とか取れtあびびひぶぶばべべべ。 緊張と一緒に脳の1部取れてますね。 言語中枢とか。


脳は時間を巻き戻して修復。 よし行け俺! 次の話の作画はお前次第だ! まだネーム渡してないけど! はよ描け。


「あー、えー…………なんだ」


「…………?」


「…………浴衣、似合ってるぞ」


「……は?」


紅葉は「何言ってんだこいつ」みたいな目で見てくる。 だから表情変わってねぇって。


「そのー…………あれだ。 うん」


行き当たりばったりな俺の脳はフル回転して次の言葉を探す。 活躍時だ脳内陽ギャル!


とか言ってたら返事が来た。「可愛いって言えば女の子はイチコロだよ!」って巫山戯てるんですか? 普段のお前より二兆倍マトモだから安心しろ。


「そう、あれだ。 何、えー…………化粧とか、髪飾りとかも似合ってて可愛いと思うぞ」


やっべ勇気振り絞ったら絞りすぎて捻じ切れたんだけど。


「……………………」


これで間違ってないのか確認したかったが、当の紅葉は小さな口を開けてポカーンとしてる。


あれもしかして時間止まってる? でも周りは普通に動いてるし……そうか、これが時間停止モノ本物の1割か。


「…………ちょっと、何言ってるか分からない」


「は?」


そう言って富澤じゃなかったもみ澤さんはぷいっと顔を背けた。 富澤ともみ澤で奇跡のマッチング……これは作者が使い回す予感。 ヤツは味しなくなったガムを5時間噛み続けたアホだからな……


「……………………」


その後、紅葉の機嫌が良くなるまでひたっすら待った。 紅葉の頬が少し赤い気がしたけど気の所為だと思う。


─────────────────────────


少し時間を食ったが、気を取り直して祭りを巡る。


という訳で、会話内容と共に出来事を抜粋して以下に記す。


手抜き? いやいやこれは作者が投稿まで余裕無いから暴挙に出ただけ。 手抜きの方がまだマシ。


最初は射的


「そういや(チャキッ)ベル達とは何してたんだ?(パンッ)」


「……(チャキッ) 屋台巡りと(パンッ)ナンパ撃退」


「そっちでも(チャキッ)ナンパされてんのか(パンッ)」


「……(チャキッ)美少女の宿命パンッ


「それを(チャキッ)自分で言うか(パンッ)」


「……(チャキッ)何か間違ってる?(パンッ)」


「強いて言うなら謙虚さ」


「……人類史上最高の美少女と言わない謙虚な心」


「足りないのは頭だったか…………(チャキッ)」


「……失礼な(チャキッ)」


最後は同時にコルク弾を放つ。 今までは取りやすい小菓子だけを狙ってたので、最後くらい大物目指してソゲキッ!


ヘロヘロな弾は手のひらサイズの小鳥ぬいぐるみに同時に当たり、ぬいぐるみはグラグラとバランスを少しずつ崩して落ちた。


「はい、おめっとさん。 隣の彼女さんにプレゼントしてやんな」


「いえ違います」


反射的に否定したら紅葉が少し膨れた。 何故だ。


もしかしてお前…………今この瞬間から『空気の入れすぎで破裂する風船』の真似を始めたな? 考察チャンネル絶対出来ないレベルな想像力の欠如。


とりあえずぬいぐるみは紅葉に渡す。 俺は自分で作れるので必要無い。


「…………♪」


あとこっちの方が色々解消するから。 ほら、小鳥のぬいぐるみと鳥頭の紅葉って共通点あるし。 いや虫食う所じゃなくて。 紅葉虫食わないし。触れるけど。


…………く、食わないよね? 俺いなごの佃煮とか無理なタイプだけど紅葉はイけるタイプ? もし食うなら家の外で食って、手を洗剤で洗ってうがい歯磨き嘔吐してから入ることを強要する。 なんで綺麗にした後で吐かせた?


─────────────────────────


「……たこ焼き、美味いか?」


「…………♪」


「そうか」


「…………食べる?」


「いや、俺は今日食い過ぎて満腹だからいい」


「…………美味しいのに」


「あぁん? あんた達何やんてんだい」


「あぁ?んだババア」


「……駄菓子のおばあちゃん」


「相変わらず可愛げがないガキだね。 紅葉ちゃんを見習いなぁ!」


「どこを見習えと」


「とりあえず顔……は無理だね。 あんた壊滅的だし」


「詰まったコピー用紙みてぇな顔面してる怪奇老婆に言われたくねぇ。 その顔面ロードローラーで引き伸ばせば多少はマシになるぞ」


「悪口だけはよく出るガキだね…………そんで、あんたら何してんだい」


「かくかくしかじかで連行されて夏祭り周回中」


「……そんな説明で伝わる訳……」


「そうかい。 いい歳した男が女に振り回されてるたぁ情けないねぇ」


「……伝わってる」


「まぁあんたの事情はどうでもいい。 ほれ」


「物投げんな」


「…………りんご飴?」


「2本持っていきな」


「…………お金」


「そんなもんいいさね」


「そうか、悪いな」


「アンタは500円払いな」


「は?」


「冗談だよ。 店を手伝った礼だ。 特に、紅葉ちゃんには世話になったからねぇ」


「お前何かしたのか?」


「…………お店の外の椅子に座ってた」


「それだけ?」


「それだけでも客引きには十分さ。 駄菓子屋の客なんて、大半が立ち寄った新規だからね」


「……まぁお互いに了承してるならいいか」


「ああ、でも何人かは声をかけてたね。 全員切り捨てられたけど」


「…………あれはめんどくさかった」


「お前しょっちゅう声かけられるな」


「……美少女の宿命」


「お前宿命ってワード気に入っただけだろ」


─────────────────────────


で、俺が生まれてないって訳。 生まれてないならお前誰だよ。 俺だよワリオじゃない人だよ。 尚更誰だよ。


「…………! 型抜きやってる」


「マジで?」


「…………あそこ」


「マジやん」


「……やりたい」


「ご自由に」


「…………一緒にやろ」


「…………了解」


以上、文字が少なすぎる会話でした。 これで終わりじゃないですぞ。


そう、まだ終わりじゃない。 ラストスパートだから立て直すだけ。 もう無理だろ回転止まってるし。 あれベイブレードの話してます? 思考力も話の構成もバーストしてるから負けだろもう。


「すいませーん」


屋台のおっちゃんであろう人に声をかける。背格好だけだけど、凄い筋肉。


「らっしゃい!」


声に気付いて振り返ったおっちゃんは凄い……なんか凄い「おっちゃん」って感じの人だった。


筋肉は白いタンクトップを押し上げていて、力を込めれば引きちぎれそう。 日焼けした肌にねじり鉢巻と、いかにもなファッション。 あと声でかい。


「型抜き2つ────お前経験は?」


「……初めて」


「1枚は初心者向けでお願いします」


「はいよぉ! 1枚300円! 2枚なら600円! 3枚なら900円!」


「あ複数買いで安くなるわけじゃないんだ……」


金を払っておっちゃんから型を受け取る。


「こっちが嬢ちゃんのね。 初心者向け3枚セット。 点数は机の紙を見て頑張りな!」


「…………ありがと」


「そんでこっちがボウズのだ! 経験者っぽいからちょいと難しいやつを3枚! その分点数は高めだから頑張りな!」


「ああ、どうm────え?」


受け取った型を見て目を疑ったね。 5度見した。


だって型抜きに思えないもの。 レベルが。


「…………おっちゃん。 渡す物が間違ってる」


「ーん? いや間違ってねぇぞ。 ボウズのはそれだ」


「いや…………無理だろこれ」


だって描き込みがバトル漫画のそれだもの。


おっちゃんから渡された3枚の型。


1枚目、雷雲纏う老神


2枚目、肉じゃが食ってる○ック・ジャガー


ここまではいい。 いや普通にアウトだけどまだいい。


肝心の3枚目、スター○ルドストライク


おかしい……型抜きの概念を知らないんじゃないのかこのおっさんは。


1枚目からまず不可能に近いし、2枚目に至っては韻踏んでるだけのギャグだし。


3枚目はなんですかこれカトキですか? 細さカトキですか? MGなんですか?


これ無理ってレベルじゃねぇぞ。 こんなん針でいけるわけねぇだろ。


「ああ、もし失敗しても残念賞があるから安心しな」


「限りなくゼロに近い成功の可能性を示すんじゃあないよ」


どうやら俺は残念賞が確定したらしい。 成功の未来が見えません。


これもう詐欺だろ。 金取られた詐欺だろ。 ギャンブルの方がまだ成功率高ぇぞ。


「それじゃ、頑張んな!」


ああ放棄された。 もうこれ受け入れるしかないのか……


という訳で心機一転切り替える。 この諦めの良さは俺の数多い美点の1つ。 俺は謙虚だから美点のレベルを上げてみた。 目くそ鼻くそとか言うな。


採掘場もとい型抜き場には長机が2つほど置いてあり、客もちらほら。 子ども8:大人2くらいか。


空いていた隅の席に並んで座る。 巾着袋ってこういう時どこ置けばいいのか分からなくなるよね。


「えーと、針はこれを使うのか」


机の箱には画鋲や五寸釘が刺さっていた。 管理法雑だなー


「…………頑張る」


「そうか。 お前は頑張れ」


俺は無理そうだからお前に託す。 具体的に何を託すのかは知らない。


────────────────────────────


10分かそこら後


「…………出来た」


3枚とも綺麗に抜ききった紅葉が息を吐く。 普段から絵でペンを扱ってるだけあって、初体験でもペンと似た形状の五寸釘なら見事な腕前だ。


一方俺


「はぁーーーっ…………」


心身共に尽きた。


いやね。 やってみたら全部行けたのよ。 要領は普通の型抜きと同じだし。


この疲れは気疲れ大半カトキの物理的疲れ大半。 大半と大半って矛盾してね?


なんかもうあのおっちゃん頭おかしい。 カトキ用意してる型抜き製造会社もおかしい。


何より、これ全部抜いても点数1500点なのがムカつく。 3枚目の直径30センチ横25センチのカトキで600点。 元は取れてるけどさぁ…………


「……生きてる?」


「ギリ」


「…………トドメ、刺す?」


「なんてことを」


頭おかしいのはこいつもか……


「紅葉、何点だった?」


「…………合計500点」


あ、流石に点数配分は妥当なんだ。 ほんとだ紅葉が抜いた太陽・三日月・花はどれも点数低い。 太陽って丸だけど。


それよか、俺のこれどうしよう。


抜いた3枚は机の上に置いてあるけど、これ持ち上げたら壊しそう。 壊しそうってか、自壊する。


「……心配なら呼べって書いてある」


「マジか」


ホントだ説明書の隅に書いてある。 なんでこんな危ない契約書みたいな書き方……


「という訳で呼ばれてないけど来たぞ!」


「「っ!!?」」


びっくりした。 紅葉も 目を丸くしてる。 めっちゃびっくりした。


「ふむふむ……2人とも無事抜けたようだな! 立派だ!」


「は、はぁ……」


「……どうも?」


「それで────うん! これなら満点だ! 景品をやろう! 来たまえ!」


何が何だか分からんくなってきた。 おっちゃんの声でかいし。


でもくれるらしいので着いてく。 これ抜いたヤツはどうするんだ。


「さぁ! 嬢ちゃんはこっち! ボウズはこっちから選びたまえ!」


どうやら一定点数以上で景品が変わるシステムのようだ。 しかし自分のランク以下の景品は選べない。


紅葉はCランク、俺はAランクから選ぶ。 Sランクなんてのもあったけど、俺でAランクならSはどうなるんだ? ちょっと気になる。


「…………これ」


「はいよぉ! ここで装備していくかい!」


「……する」


紅葉は決まったらしい。 俺もどうするかなー


嵩張るものは要らないし、そもそも景品目当てでやってないから正直俺は要らねぇ。 紅葉に権利譲渡できるかな……


「…………」


袖を引かれた。 だから口で言え口で。


「何?」


「……屋台のおじさんが呼んでる」


「??」


顔を上げると、おっちゃんが白い歯を見せながら手を伸ばしていた。 そんなことより歯並びいいな。


「なんすか?」


「ボウズ! これはお前の仕事だ! 嬢ちゃんにはめてやりな!」


何をはめるの? 罠? 罠にはめればいいの? ちょっと無理そうっすね野生の勘とかで避けられそう。


「……指輪?」


「…………私の景品」


あっそう……え、何? これ紅葉の指にやれと?


「ほら行け! 男を見せろボウズ!」


「えぇ……」


「……奏士の男の子の部分なら見た」


「お前3億年くらい黙れ」


指輪を強制的に渡されて悩む。 これたしか右左とか指で意味が変わるよな。


えーと、確か創作関連は右の中指だったよな。


紅葉の手を取って右の中指にはめる。


白くて細くて、綺麗な手だ。 この手が毎回神絵を生み出しているのか…………なんか握手会みたいな気分になってきた。 もう手を洗いません! 切り落として保存します! ガチすぎて引くわー


……なんで子ども用なのにサイズがピッタリなんだろう。 紅葉の手はそこまで小さくない。 なんか策略を感じる。


「…………おー」


はめられた指輪を眺めて、目がキラキラしてる。 子どもはそういうおもちゃ好きだよね。


「よくやったボウズ! 次は本物だな!」


「あ彼女じゃないんで」


もうええわ。 なぜどいつもこいつも彼女にしたがる


って思ったけど俺も男女が一緒に歩いてたらどんな関係だろうとリア充カップルとして野郎を呪うわ。 成程納得。


「あ、抜いた型は食ってよし飾ってよしだ!」


「虫が湧くわ」


あのサイズ食うのか…………今の腹的にキツい。


と思ったけど全部紅葉が食べました。 やっぱりトリk紅葉は便利だね! 食品ロスゼロ!


なお、俺は景品としてゲームソフト(Wなパーティ)を貰いました。 これ売れば更に金になる。


「…………」


…………売るのは遊んでからにしようかな。 紅葉が興味津々で見てるし。


まぁ既に同じの持ってるから普通に要らないんですけどね! やっぱり換金した方がマシ!


「…………」


また袖を引かれた。 口で言えってそういやさっき3億年くらい黙れって言ったわ。


「…………明日も遊ぼ」


「……悪い。 明日は外せない用事がある」


「……そう」


目に見えてしょんぼりした。 へにゃ耳が見えるのは気の所為。


「…………用事が終わった後ならいいぞ」


「…………約束」


「はいはい終わったらね」


やはり甘い。 どれだけ人を遠ざけようとしても、心は寂しがってるという訳か。 いやそれは普通に無いですね。 紅葉が作画でも推し絵師でもなけりゃこんなことはしない。 全ては自分の欲望故に。


こんなこと言う俺はエゴイストなんだろうか。


でも俺は自分第1の自覚はあるけど他人軽視では無い。 いやまぁ自分の利益のためなら他人利用するし切り捨てるし無意識で他人を見下す自覚もあるけど。 それエゴイストっていうか傲慢で強欲なクズでは? 否定はしない。


そういや、あのおっちゃん、屋台の景品でゲームソフトは分かるけど、ハードもソフトも生産終了してるのに景品にするとか在庫処分にしか思えん。


でもこれ見た感じ新品なんだよなぁ……何気にレアだ。


「……次はどこ行く?」


「気の向くままにすれば?」


夏の時間は残り僅か。 このつかの間の休息を精々利用することにした。 平和は突然終わるものだよ。


「……じゃあ、あっち」


紅葉が1歩踏み出したその時、ひらりと布が落ちた。 またハンカチか? 第1話もそんな感じだったな。


「おい、ハンカチ落とし、た……ぞ」


落ちた布を拾う。 薄ピンクのきめ細かい、肌触りのいい布だ。 ハンカチなら高品質な高級品として売られているだろう。


そう、ハンカチなら・・・・・・


「なぁ……おまこれ」


「…………う?」


拾った布を周囲に見えない程度に広げ、紅葉に見せる。


「……あっ」


それを見た瞬間、珍しく紅葉が慌てて自分の腰元を浴衣の上から触って確認する。若干浴衣をはだけさせながら。


「…………まじゅい」


諦めたように冷や汗を垂らしながら目を細める。


ついでに少し涼しいのか、内股になる。


そう、拾ったのはハンカチではなく、紅葉のパンツだ。 何を言ってるのかわかんねーと思うが俺も分かんねぇ。


なぜここにパンツが? それはこれが普通のパンツではなく、紐パンだからだろう。 浴衣の時はラインが見えなくていいって聞いたことがある。


パンツが落ちたっていうか脱げた理由は多分紐が切れたから。


「お前、予備は?」


「…………無い」


「無いかぁ……」


こうなったらもう諦めてもらうしかないな。 今日1日君は痴女だ。


「……スースーする」


「そりゃ履いてないし」


「……ノーパンも悪くない」


「目覚めんな」


元々痴女属性あったか。


でも履かないのが悪くないという気持ちは理解出来る。 俺も夏場にシャワー浴びるとその後服着たくなくなって家ん中全裸徘徊してたし。 ちゃんと汗引いたら服着るが。


「…………奏士のえっち」


「急に何」


「……間違えた。 奏士のド変態」


「えなんでレベル上げた?」


誰がド変態だせめて変態に収めろっていうか変態じゃねぇよ。 いや男は誰しも変態か。


何はともあれ紅葉にパンツを返す。


やっべー予備持ってきてないとなると色々やばいぞ。 急な突風とかゲスな竿役がやってきたら大ピンチだ。 後者は極低確率ですけどね。 それでもマズイ事に変わりはない。 マズイ越してまじゅい。


「……じゃあ、行こ」


「え、あ続行すんの?」


「……無いものは仕方ない」


諦めの良さに関しては俺に引けを取らないその精神、嫌いじゃないけどここは諦めんなよ。 お前今下手すりゃ上も下も着けてないぞ。


なぜ上も含めたのか。 それはエベレストが富士山になっても存在してるから。 ちゃんと着けてるんだよね? ベルの二の舞っていうか同属性は味濃くなるぞ。 前回薄味って評価来たからな。


その後、ベルに紅葉の指輪だとか俺の満喫っぷりを指摘されたり「ワタシにもはめろ! 可能なら指だけじゃなく下でも!」とか喚かれたけど黙らせた。 どうやったのかは教えない。 罪に問われるから。 刺股で殴ったりしたくなったけど、俺巨漢じゃないし。


冗談だ。 こんなこともあろうかと、屋台で簡素な髪飾りを買っておいたから渡した。 平等に泉ちゃんにもネックレスを。


…………なんかやってる事1人に決められないハーレム系主人公と被ってる気がしてきた。 ハーレムなんて存在しないのに。 だって俺の心には決めた人が……お前らとは次元が違うがなぁ! 文字通り! こんな終わり方嫌だ。

はいどーも最近信じられない失敗をした作者です



どんな失敗をしたかと言うと財布を空にしました。


説明しますと、この前銀行へ行ってお金をおろすついでにお財布の中身を整理しようと、一旦全てのお金をATMに入れました。


そして引き落としを忘れてそのまま帰りました。 なので私のお財布にはレシートに紛れていたノグッチが1人だけ居ますノグッチっていうかボッチです。 ノボッチです。 そう、学校での貴方です。 うっ頭が……


という訳で整理した結果信じられないくらい軽くなりました大成功です(泣)



では近況報告もこれくらいで本編入りましょう


今回は夏祭り最後の日という事で、紅葉ですね。 これで好き同士じゃないのおかしいと思いますか思いますよね貴方正常です私正常です泉聖女です。


紅葉の奏士への反応が色々とアレですが、私のイメージとしては、恋慕と言うよりは小さい子が構ってくれなくて拗ねる感じに近いです。 もしくはちょっと気になる程度の男の子。 勿論、幼稚園保育園小学校基準で。


紅葉・ベル・泉と3人のヒロインで色々と別けていますが、恋の蕾も3通りですね。

開花しそうなベル

蕾に気づかない泉

蕾があるのかすら不明な紅葉


うーんこれは中々……とりあえず奏士は○ね。 惨たらしく○ね。 轢き殺されて○ね。 何で引くか。 答えは勿論ロードローラーだッ!


でも実際ロードローラーって人引きにくそうですよね。 ひき肉だけに引きにくそうつってw


という訳でダンプもしくはキャタピラ系の運転免許持ってる方、ご協力よろしくお願いします。 なお、その際当方は一切の責任を負いかねます。 責任転嫁のプロはレベルが違う。 低レベルって意味で。


次回は少し短めです。 最近長いのが多かったので気を抜きます。 今までずっと抜けてたのにとか言わないで。




ここから重要事項


この話の話数計算をした所、このペースで予定通り進めると共通ルートが終わるまで6~8ヶ月と出ました。


正直長すぎます。 この後個別も含まれますからね。



ですので、丁度作中季節での夏(8月)が終わるのが今年中という事で、来年の1月から隔週投稿にしようか、それとも投稿頻度はこのままにして内容のペースを上げるか迷っています。 隔週ですと文字数は少し減ります。 その分ペースは今までの比じゃないです。


前にも似たようなことしましたが、今回もひとまず1月だけ試しに隔週でやり、それ次第で2月以降を決めたいと思います。


詳しいことは12月最後の投稿で決めますが、それで行こうと思います。 投稿曜日等もそこで決めます。


とりあえず今月は終わり! 今年も残すところ1ヶ月ですね。前回クリスマスの話をしたのは私が今を12/10だと勘違いしていたから。


次は12/10です。 もしかしたら文字数少なすぎてベル回入るかもしれません。 お楽しみに




追記


寝る前に確認したら更新されてないんですけど、これどういうことですか? とりあえず内容C&Pで新しく投稿し直したのでそちら(これ)で。 何か抜けがあった場合はコピペミスです。



追記その2


隔週の意味を勘違いしてました。 正しくは毎週です。


まぁ銀行へおろしに行って忘れるような人が書いてますしそれもご愛嬌って事で許してチョンマゲール大佐

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