花って育ててるといつの間にか蕾になってる
泉ちゃんを連れて人混みをてちてち。 歩く時の擬音ハム太郎過ぎるだろ。
だぁーい好きなのはぁ! 『太陽の雫~海の恵みと共に~』
これに45年物ボジョレーを添えると美味い訳ねぇだろアホか。 ひまわりの種炒めて塩まぶしただけなのにフレンチっぽい名前付けてんなよ。
というか、ひまわりの種にワインとかそりゃ悪手だろ。 味合わんわ。 味以前に45年を指摘しろ。 ボジョレーが死んどる。
じゃあ飲み物は何が合うのかって? そりゃ麦酒だろ。 やかまし。 大人しく蟻んコ退治しとけ。
てってて〜 《地球破壊爆弾》
これって貧者の薔薇の代わりになるかな。 大は小を兼ねるって言うけどデカ過ぎんだろ……
閑話休題
あ〜ドキドキするな〜
こう見えて奏士くんナイーブ(笑)だから話しかけるの緊張しちゃう……って(笑)つけんなぶち殺すぞ。
なんと言うかあれだよね。 泉ちゃんに話しかける難易度は、クラスメイトに話しかけるくらい難しい。
冗談じゃないけど冗談抜きにすると、父親が年頃の娘に話しかけるくらい難しい。
なんか世間一般じゃそうらしいね。 悠ちゃん一家は知っての通り仲良し家族だから、俺はそれくらいしか知らん。泉パパなら知ってるかしら。 アレに話しかけたくないけど。
特に会話も無い。 無いって言うか、泉ちゃんが俯きながら着いてくるだけだから会話の切り出しすら無い。 泉ちゃん俯いてるのに人は完璧に避けるの凄いね。
あ、よく見りゃすっげぇ耳赤い。 成程さては照れ照れだな?
時折、間を誤魔化す様に立ち止まって屋台で買う。 おかげで
・鬼面(¥700)
・銃クジ(¥500×2)
・めっちゃ光るヤツ(¥1000)
・メガサイズバルーンハンマー(当たりくじ¥500)
が手に入ったぜ。
このラインナップだと、泉ちゃんが照れてる原因が色んな意味で俺な気がする。 こんな恥ずかしい人と歩くなんてみたいな。 じゃかぁしぃわ。 俺の人生汚点と痴態で出来てる様なもんだから今更だ。 この痴態でも役に立ちたい。 これは嘲笑不可避。
(…………ヘッ)
今のは嘲笑フカヒレ。 懐かしいネタだ。 二度と使うな。
俺めっちゃ満喫してますやん。 ちなみに銃はエアガンです。 ショットガンとライフル当たった。 詳しい名前は言わない。 ガンオタ系列の方々が反応するから。
祭りの屋台クジで出るラインナップにしては物騒じゃない? こういうのって安いハンドガンを高値で売り捌くもんじゃないの?
しかも箱ごと収納して持ち歩ける肩掛けバックも貰えた。 あのおっちゃん実はいい人なのか原価とか分かってない人なのか。出来ればゴーグルも付けて欲しかった。 外で使う機会無いと思うけど。
今更触れるけど、
『女児を連れて祭りを満喫してる成人男性』
ってどうなんだ。
傍から見れば痛いか? 俺は楽しい。 クジ引く度に入手出来るのが武器寄りなの気になるけど。
なんでこのハンマー《50t》って書いてあんの? 玩具とかを本物にする系の能力者が使ったら50tハンマーになんの? 密度エグ。
○tハンマーとか超重量系武器ってよく考えたら凄い密度だよね。 他に言うこと無かったん? 文字数稼ぐ前に本編進めろや。
横目でちょいちょい泉ちゃんの様子を確認する。
……べ、別に緊張して何も話せないとかじゃないんだからねっ! 作者もしかしてツンデレがマイブーム?
泉ちゃんは俯いたまま歩く。 あ、今日は四つ葉のクローバー型の髪飾りしてる。 前々回にその描写が無かったのは気付いてなかったからでその設定を今考えたからからじゃない。 早口で言ってそう。
泉ちゃんの体捌きが見事過ぎる。 道行く人の方が避けてる様に思えちゃうね。 力は無いけど技術はあるんだこの少女は。 魔改造ゲフンゲフン、努力の成果だね!
奏士くんは努力と縁遠いから進んで努力出来る人って凄いとおmあ、チョコバナナだ。
「チョバナ1つ」
「はーい」
屋台の姉ちゃんに金を渡して受け取る。 振り掛けてあるカラースプレーチョコが俺はちょっと好き。
「どうも」
「あ、ちょっとちょっと」
屋台の姉ちゃんに呼び止められて振り返る。 悪いけど、俺では君の思いに答えることができないから…………代わりにウチの担任紹介するからそれで手を打ってくれ。
いやでもアイツなんか知らんけどフラグ建設してたな。 親戚の女の子だっけ? 隣のお嬢様校の学生ってことは教師と生徒。 別になんとも思ってないけど死ねばいいのに。
「はいこれ」
チョコバナナをもう一本渡された。 俺がビターでこれはホワイト……ホワイトチョコバナナって凄い隠語感ある。 実際隠語としてあるんだけど。
「???」
「1本だけ余っちゃったからさ。 そこの妹ちゃんにプレゼント」
妹じゃないんだけどな。 髪質が違います。
「妹放置しちゃダメだぞ〜お兄ちゃん」
「……ああ、まぁ、そうっすね」
なんと反応していいのか分からん。 とりあえずこの人馴れ馴れしいな。 奏士くんの心のバリアは八重構造だぞ。 最近本人無許可で解体工事行われた気がする。
一応、異物混入とかカメラの有無を確認して受け取る。 もし何かしら混入してたら訴訟も辞さない。
「はい、泉ちゃん」
「………ふえ? えっと……?」
突然話しかけられたことに驚いてぽかんとする泉ちゃんに萌えかけた。
危ねぇ……心臓爆裂するところだった。 破裂超えて爆裂まで行ったら人体吹っ飛んでセルフFATALITYしちゃう。
「あ、ありがとうこざい────ます?」
白チョバナを手渡しする。 泉ちゃんは何が何だかまだ受け入れきれてない様子。
「あ、美味しい……」
泉ちゃんの小さい口にはチョバナが大きいのか、加えて少しずつ食べてる。 これ以上はいけない。
あ、でも黒チョバナ美味い。
フルーツスムージーにしても、青果ジュースにしても、その独特の味と食感で全ての味を塗り替えるバナナでも、チョコとの相性は良いんだなぁ……これで400円ってのがアレだけど。 やはり屋台価格は恐ろしい。 自販機とかも恐ろしい。
なんだかなー
400円程度余裕で払えるくらい稼いでるはずなのに、俺本人の金銭感覚が未だに追いついてない。
追いついてないってか、趣味以外の金銭感覚がおかしい。 これはオタクあるある。 フルプライス(1万計算)のゲームを買うことに躊躇しないのに400円のチョコバナナはちょっと戸惑う。
あれか、「自分で再現可能」か否かで感覚が変わるんだな。 コード書いたり企画したり、ゲームを作る技術はあるけど、ゲームそのものを作る気は無いし、何より本職と比べたらクオリティが違う。
しかし、食品となるとある程度は再現できるし自分の方が上手く美味く作れる。
やはりここら辺が分かれ道か……祭りの空気を買ってると思うことにしよう。
でもそうだな。 卒業したら時間出来るし、自作のゲーム作って配布するのも有りだな。
……めんど。 気が向いたらにしよう。
……ついでに本編進めるのも気が向いたらにしていい? 既にそうだろうが。
「……〜♪」
泉ちゃんのモグモグタイム入りまぁーすっ! コレ見てるだけで良くね?
あ、でも俺以外の奴らはこの可愛さを見れないのか。
m9(^Д^)
「美味い?」
「美味しい、です」
口の横にチョコを付けたまま、泉ちゃんがはにかむ。 四つ葉のクローバーがパパパと咲いた気がする。 はにかむCLOVERだな。 それ緑茶やで。
「……ふへ」
泉ちゃんの緊張の糸が解けていく(幻覚)が見えた。
もしこれがチョコバナナ効果だとするなら製菓と青果の成果だね。 クソつまんないので有罪。
食べ終わったバナナの棒をゴミ箱にデススピアー。 そんな歯医者みたいな音出してないです。
「次はどうする?」
「えっと……どうしましょう」
キョロキョロと辺りを見渡す泉ちゃん。 俺がやると不審者なのに泉ちゃんがやると可愛く見えるのはなんでかなー
あ、種族の違いか。 泉ちゃん人間の姿とってるだけで本来は違うもんね。 もっと上位存在だもんね。 泉教待ったナシじゃん。
というか、百花繚乱打ち上げ花火とか縁日みたいに大した目玉が無い地域の祭りで3人分も回を稼ぐもといやるなんて無謀だろ。
俺は好きだけどねこの祭りそのものは。 果たして3人分も稼げるのかって話。 現に、ベルの時は大半がサラシ事件だったし。
「とりあえずふらっと歩いてみて決める?」
「そ、そう……ですね。 そうしましょう」
そうと決まれば泉ちゃんを連れ、よちよち。 赤ちゃんに逆戻りしたの?
そんな訳ないと思ったけど前回の最後でなってたわ。 じゃあこれからどんなゴミギャグほざいても赤ちゃんだからゆるちてほちいでちゅ。
それはそうと、赤子の手を捻るのって精神面クリアしたら後は簡単だよね。 なんで今そんな話したのか知りたい。
ちなみに良い子良い子の俺ちゃんはそんな事しない。 格下相手に態々手を出すなんて強者の行いじゃないからね。 天下のクソ雑魚が何を言う。
奏士くんは10年以上前から無冠の帝王を目指しております。 厨二病卒業は無理そうですね。 厨二病ってか、普通に心の病じゃないの?
でも俺別に酔っ払ってる訳でもクスリやってる訳でもないからね。 どっちにしろクスリキメてるとはよく言われる。
まぁ、睡眠系の薬なら年中キメてますけど。 合法だからセーフ。
人混みをスっスっとすり抜けて歩く。
元は道を塞ぐ陽キャ共を抜かす為に磨き上げた技術だけど、常時発動しちゃうのが悩みだ。
だって俺はそんな気無いのに自然と人を避けてしまうし。 むしろ自動的に相手が避ける。 道でも学園でも。 それ避けられてるんですよ。
それにしても、何故リア充や陽キャは横列で歩く。 あいつらバスケとかやったら絶対強い。 それはそうと道塞ぐな俺の自転車の錆にしてやろうか。 車は汚したくない。 嫁が穢れる。
「きゃっ!」
どうやら泉ちゃんが人とぶつかったらしい。 やはり回避性能は年中無休で鍛えている俺に遠く及ばないか。 鍛えてるというか自然と鍛えられてるというか。
声が聞こえた時、既に俺は泉ちゃんの傍に居る。 転んだら危ないしね。
「大丈夫?」
よろけて転びかけた泉ちゃんを支える。 人は人が寄り添って成り立つ。
入るという字は、人が屈伸して成り立つ。 何の話だ。 見えるけど。
でも俺人という字は〜否定派。
確かに人は1人で生きるのは難しいが、『人』って漢字は形状的に共依存が近いだろ。 俺ちゃん依存はしないタイプだから。
重政第1の身分で何言ってんだって話だけど。 猫だからセーフ。 猫様は偉大なのだ。 超医大。 変換ミスってますよ。
「は、はい。 大丈夫で────(ボフンッ)」
おお、爆発した。 岡本太郎とデ○ダラってこの爆発でも喜ぶんか?
「あっ、あっあのあのっ……」
おおすごい顔真っ赤。 耳まで赤い。 顔のパーツ見分けるの難しいくらい赤い。 真紅だ。 なんでかっこよく言い直した?
「すすすすすみません!!!!」
後ろへ飛び退く泉ちゃん。 その速度、消えたと錯覚。
ギャグの時だけフィジカル半端ないね。 ギフなのか? もしかしてフィジギフなのか?
「ん? あー大丈夫大丈夫」
重くないし足踏まれたとかないし。 踏んで欲しい欲は俺に無い。
……無いったら無い。
いや正直泉ちゃんに踏まれたら多少嬉しいっていうか興奮すると思うけど。 ゴミを見る目で踏まれるとより良い。
だが、恥ずかしながら踏まれるのも乙というものだろう? 同意求められても……純粋にキメェ。
「あ、あう……」
泉ちゃんは顔を真っ赤にしたまま、これからどうしようかアワアワと考えてる。 尊いね。
3次元が対象外とは言っても泉ちゃんなら萌えの対象になるというかこう保護したくなるというか。
あれだ。 クソ生意気な妹でも可愛いってやつに近い。 むしろ妹は生意気であってくれ。 そしてお兄ちゃんを罵れ。 徹底的にやり返すから。 この兄色々とおかしい。
言ってて思い出したけど、そうだ妹って本来は性の対象外なんだよな。 2次元脳になるとそれを忘れる。 実妹ばっちこい。
いや俺はさすがに妹に手を出さないけどね。 そもそも存在してないし。
泉ちゃんの様子を目視で確認する。 外傷無し。 心拍数と体温爆増。 冷静さを取り戻せるといいのですが。 いやマジで。
「もう大丈夫そう?」
「は、はひゅっ! 大丈夫です!」
返事からしてダメそう。 どのくらいダメそうかって言うと、締切前の作者くらいダメそう。 なんであいつ締切前日に17時間(5~22)も寝てんの?
大丈夫(自称)な泉ちゃんを連れて歩く。 今度はもうちょい近くを。 さっきより15cm近い。
……泉ちゃんの心音聞こえるんだけど。 割とマジで深刻なんじゃないの?
大丈夫? 泉ちゃん心臓複数持ちとかじゃないでしょ。 秘術とか使えないし。 モノブ口スじゃないし。 魔神じゃないし。
泉ちゃんは未だ真っ赤な顔を俯かせて隣を歩く。 慣れない下駄でちょいちょい転びかけてるのが気になる。
「あっ!」
言霊とは恐ろしい。 転ぶって思ったら現実になっちゃった。 この場合は思念だから言霊というより未来予知か?
しかし転ぶのは俺を乗り越えてからにしてもらおうか! 偉そうだなこいつ。
俺の反射速度をもってすればバランスを崩した泉ちゃんを受け止めるなんてなんて事ない。 朝飯前超して猫飯前よ。
「本当に大丈夫?」
「あ、あうぅ……」
ふむ……受け止める為とは言え、抱き寄せる様にしたのは不味かったか。 でも致し方なし退路なしだったからしゃーない。
それにしても、こうも人が多いと動きにくいな。 ぶつかるし転ぶし。 道にも舗装の隙間があるし。
何よりそんな中泉ちゃんを無理に歩かせた俺にも原因があるので休憩を求刑しますなんつって。 はい死刑。 三権分立いい加減立て直せ。
「という訳で」
泉ちゃんの手をとる。 手を繋いどきゃなんとかなるって爺ちゃん言ってた。
「えっ? …………え?」
突然手を握られた泉ちゃんが?浮かべて困惑してる。 気付かない方が身のためだよ。
「……………………! (ボシュゥゥゥゥ)」
ほら言ったのに。 すげー湯気すげー 小並感じゃん。
「え、あ、あ、あのっ!」
「こうすれば転ばないし逸れないから」
祭りで逸れると探すの面倒なのよ。 スマホが使えなかったり人多すぎて捜索すら不可能だったりで。
何より放送で呼ばれたりすると超恥ずい。 俺の実体験じゃないぞ。 だって迷子になったのウチの爺ちゃんと悠ちゃんだし。 大人がぁ……
ちなみにその後祖父は祖母にしばかれた。 大人ァ……
「は、はい…………」
一応の納得はしたのか、そのまま何も言わなくなった。
一方俺
繋いだ手がバァチクソ熱くて悶えてた。 バァチクソ。
いやほんとマジで熱い熱い熱いヤバいヤバい熱湯に手を入れた時くらい熱い。 普通に熱い離したいけど離せないヤバい。 思考力が低下してますね。 低下するほどあったのかって言ったら潰す。
……へけっ? ああ低下がここまで来たか。
泉ちゃんの手が熱いのもそうだけど、顔が赤いのも気になる。
そんな照れるなって思春期じゃないんだから。 あ、いや泉ちゃんは思春期か。 奏士くんうっかり。 てへっ。
キモすぎるので島流しの刑に処されました。 という訳で行ってきますDÅSH島に。 帰還確定じゃん。 行けたらの話だけど。 島流しは行くまでの死亡率が高い。
何かしら貢……プレゼントしたら泉ちゃんの気が紛れるかな。 ちょうど屋台という名の激安店があるし。
どこかなー
奏士くんはこういう時射的とクジ引きは選ばない。 いやクジ引きまくってんだろって話は後にして、真面目に。
射的は基本的に一丁で取れる物が小物だけだからやらない。 いくら祭りでも金の無駄だ。
クジ引き系はそもそも当たる確率が低い&本命の当たり無しがあるそうなのでやらない。 違法だけど、法を守るだけじゃ生きられない。
となると、型抜きや輪投げ系か。 輪投げは景品に投げるタイプと点数台の2種類があるから見極めが必要だな。
逆に型抜きはある程度細工されても対応可能だからウェルカム。 難点としてスペースが必要だから近年少ないってこと。
となると、輪投げに限られる。 うーむ。 やはり射的とクジ引きばっかで輪投げは少数か。 クジ引きってアイドル系多いな。
どうすっかな。
「おや、奏士殿ではないですか」
声をかけられて反射的に威嚇しそうになった。 奏士くん警戒心強いから。
「……何やってんだおめぇ」
声の主は莇だった。 屋台で店番のバイト?
「言ったではないですか。 お手伝いですよ」
言われて思い出す。
……あー? そんなこと言ってたっけ? よく覚えてねぇや。
「何屋?」
「何屋……でしょうか。 とりあえず暖簾見ていただければなんとなく分かるかと」
言われて見上げる。 『お食事Flower Princess』ねぇ。
…………名前がキャバクラ感あると思うのは俺だけじゃないはず。
なるほどな。 だから最近こいつ料理の本集めたり、ダイニングのミニキッチンでちゃいちょい料理してんのか。 納得。
「お前一人だけ?」
「いえ、店主はただ今所用で席を外しておりまして。 そろそろ戻る頃だと思います」
「そうか」
「お2人はデートですか? 羨ましいので死んでください奏士殿」
「本音出てるぞ」
「これは失礼しました。 純粋に死滅してください奏士殿」
「本音100%ならいいってもんじゃねぇ」
もうちょい隠せよ。 鉄壁のスカートくらい隠せ。
「丁度いいや。 泉ちゃん腹減ってない?」
「……はっ! え、ええと……何がですか?」
「腹減ってない? 折角だし何か奢るけど」
「い、いえいえそこまでして頂く訳には!」
「気にしなくていいって。 俺も買おうと思ってたし。 不味かったら全責任は莇がとる」
「私を巻き込むのやめて頂きたい。 それと、味は保証しますよ」
「だってさ」
「えっと……ではお言葉に甘えてじゃがバターを」
「俺はそうだな…… 焼きそばとフランクフルト1つ」
「フランクフルトのサイズは如何なさいますか?」
「サイズなんてのあんの?」
屋台でサイズ指定って、調達とか計算面倒くさくない? 暖簾見た感じ、本業は飲食店らしいし、店で余ったの流用してるのかしら。
「ええ。 大きい順に巨根・普通・短小がございます」
「ネーミングセンス終わってるだろ」
「店名がこれですから」
この店は一刻も早くまともな名付け師を呼べ。 もしくは店主を辞めさせろ。
というか具体的なサイズは? 日本人基準? 短小は12cm未満ってこと? 巨って何センチよ。 エロゲ主人公級なら相当デカい。
「えー……じゃあなんか怖いから短小で」
「奏士殿は短小ですね」
「言い方」
俺は決して小さくない……と思う。 比較対象不在。
なんだろうなぁ。 世間一般じゃ「18cmあればデカい」って聞くけど、実際ネットとかで原寸大のを見ても大きいとは思えない。 やはり2次元が邪魔してくる。 なんか生々しい。 色んな意味で。
「はいじゃがバター400円焼きそば600円短小フランク200円で1200円になります。 カード使えますが」
「え使えんの?」
「はい。 最近は現金を持たない方も多いですから」
「ふーん。 じゃあこれで」
「カード払いですね。 クレジットカードまで美少女キャラとは徹底してますね」
「客のそれに触れんなよ」
だって申し込んだ時そのキャンペーンやってたんだもん。 あったら選ぶじゃないか。
「まぁいいです。 一括ですがよろしいですか?」
「うい」
すげぇカードリーダーまである。 よく見りゃ釣り銭箱じゃなくてレジスターそのものが置いてあるし、ここだけ気合入れすぎじゃない? C102のとあるサークル? POSシステム採用する屋台初めて見た。
「ではこちらお先泉殿のじゃがバターです」
「あ、ありがとうございます……」
じゃがバターの入ったパックと割り箸を受け取る。 ちょっと背伸びしてるヤダー超きゃわわ。
「で、こちらが奏士殿の焼き…………焼きそばと短小の奏士殿です」
「お前もうワザとだろ」
言い直したよな。 今「焼きそば」って言い切る前に言い直したよな。
てめぇ後で覚えとけよ。 お前の夕飯の焼き魚だけ小骨多い呪いかけてやる。 可食部減らしてやる。
「では、ごゆっくり」
清々しいくらいいい笑顔なんだけど。 コイツの顔面殴って良いよね。 顔の面積5倍にしていいよね。
ペっ! 祭り会場であることに感謝しなぁ! 捨て台詞がモブチンピラじゃん。
「じゃあ行くか」
「は、はい」
泉ちゃんの前に手を出す。 泉ちゃんは未だ緊張している様子でそっとその手を握る。
未だとか言っても、当初の緊張と発熱……発熱? 発熱で収めていいのか分からんレベルのハイパージュールだったけど終わり良ければ全て良し。 全てを総て良し。 滑ってますよ。
先程よりは多少は緊張の糸が解けた様子。 これはじゃがバターを手に入れたお陰か?
ほら、じゃがバターで片手塞がってるし、巾着も持つとなると転んでも受け身取れないし。 なんの説明してるのか知らんけど。
でもまぁこれもじゃがバターという青果の成果ということで。
ゴミギャグの再利用ならまだしも、劣化を使うとはよもやもよやだ! 柱として不甲斐なし!! 何柱だよ。 人柱だよ。 人身御供じゃねぇか。
人の呼吸! それただの息じゃんね。
じゃあぼっちの呼吸! それ過呼吸。
…………おい、息しろ息! いや遺棄じゃなくて。 生存諦めて死体処理を考えるな。 1人でなにやってんの? 本編に全集中しろ。 今更ぁ?
─────────────────────────
「ただ今戻りましたー!」
「お帰りなさいませ。 こちらお水です」
「わーい! ありがとうございます!」
「収穫は如何でしたか?」
「それはもうバッチリです! 私が居ない間の売れ行きどうでした?」
「ぼちぼちと言った感じですね。 このまま行けば予定時刻に売れ切れるかと」
「それは僥倖です! 客層はどうですか?」
「若い方……特にカップルが1番ですが、家族連れも中々ですね。 やはり他と比べて安値でボリュームがあるのがマッチしました」
「いやー、お父さんの仕入れルートを使えてラッキーでしたね」
「そうですね。 店主殿には感謝しなくては」
「……ん〜 その『店主殿』って呼ぶのそろそろ辞めません? お母さんも『将来どっちがどっちだか分からなくなりそうね〜』って言ってましたし」
「確かにそうですが、旦那様と貴方では呼び分けてますし……」
「…………そういうことじゃないんですけどねぇ…………」
「? 何か?」
「いいえー! 何でもないですよー!」
─────────────────────────
「あ、あの……奏士、さん? 顔が険しいですけど……」
「ん、ああすまん。 ちょっとな」
王道ラブコメの波動を感じて吐き気殺気殺意悪意その他悪感情が1度に来たんもで。 万象一切灰燼と為せやコラ。
それはそうと
人混みから離れ、手頃な場所に腰掛ける。 あーつっかれた。 もう帰っていい? ダメですかそうですか。
─────────────────────────
「……………………」
「? クレハ、ドシタデスカ?」
「…………不快な願いが聞こえた」
「何言ってるデスカクレハは」
─────────────────────────
……うわなんか猫の威嚇みたいな気配が。 なんか寒い。
「……奏士さん? 震えてますけど……もしかして寒いんですか?」
「ん、いや。 何か背筋がゾワッと来て」
「だ、大丈夫ですか? 暖かいじゃがバターでも食べて暖まりますか?」
「い、いや────」
「大丈夫」と言いかけた時、泉ちゃんが割り箸でじゃがバターを割って差し出してきた。
「ど………どうぞ!」
再び顔を真っ赤にして差し出す割り箸にはじゃがバター。 こんな人混みで食えと。 死ねと? 奏士くんのメンタルは脆いぞ。 残機多いだけでスへ°ランカー並の耐久力。
「〜〜〜〜〜〜」
恥ずかしいのか腕を上げてるのが辛くなってきたのか、両方か。 泉ちゃんは真っ赤な顔でプルプル震えている。
仕方ない。 頼れるお兄ちゃんはこんなことじゃ動じないのだ。 大丈夫人死ぬよりマシだから。
1人でオゾ○草を食える奏士くんならこれくらいなんて事ない。 食えると思えば食える! 食品ロス待ったナシ。
この世のすべての食材に感謝を込めて……ついでに莇に殺意を込めて
頂きました。 早いって。
箸に触れないように繊細な動きで一瞬。 口に入れて戻る。 残像すら見せない早業。 俺の喉の筋肉は死んだ。 じゃあはよ死ね。
「え? え?」
瞬きしたら箸から消えていた事に戸惑いを隠せない泉ちゃん。 ドキドキ潰しの奏士とは俺のことじゃないぜ! なら黙っててくんね?
「ご馳走様。 お礼に泉ちゃんも1口食べなよ」
袋から先程買ったフランクフルト(短)を取り出す。 これコンビニフルトよりちょい大きいくらいあるけど、巨は何センチあるんだ?
「え、あっ……えーと、あ、ありがとうございます?」
何故に疑問形なのか知らんけど。
泉ちゃんにフランクフルト(以下FF)の先を向ける。
「あ、あ〜」
泉ちゃんも口を開けて迎える。 が、口が小さいのでFFが入り切らずに少し窮屈。
「んっ、んぐっ………ぶっ……」
なんかイケナイ事してる気分。 苦しいのか泉ちゃん涙目だし。
「んっ……ぷはっ! とても……大きいです、ね」
それは狙って言ってるのかい美少女。
噛みきれず口を離す。 さっきまで咥えてた先端部分が唾液で濡れててらてらと。 もうすんごいアレ。
しかも泉ちゃん肩で息してるしもうなんかアレだろ。 お見せできません。 アレとは一体……
泉ちゃんの口周りも唾液で少し濡れてる。 それが汗・赤い顔・上目遣いと合わさることでフュージョンデステニー尚且つパルスのファルシのルシがパージでコクーン…………虚空?
そうかつまり全ては虚ろな夢。 この世界は虚構に過ぎない贋作なんだ! どっから心理導き出してんだ。 そして虚構と贋作って若干意味被ってるし。
こんなんで良いのかしら。 こんなんはなんぼあってもいいってお笑い芸人が言ってたから多分よし。 終わり良ければ全て良し。 つまりギャグも滑って良し。 良くないが? 今回登場人格多すぎじゃない?
「んっ……ご馳走様、です」
色々あって途中飛ばしたけどFFは無事食べれました。 短小で食べるのに苦労するということは、やはり泉ちゃんの小さい身体もとい口には巨は無理かな。 これはセクハラで訴えられてもおかしくない。
俺も、と思って焼きそば取り出すが、アレがない。 そうアレ。 どれ? 割り箸。
入れ忘れかな。 もしくはワザとかな。
─────────────────────────
「そういえば、さっきすんごい美人さんを見ちゃいました!」
「美人さん、ですか」
「はい! 綺麗な金髪の人と銀髪な人の2人です!」
「それは……珍しいですね」
「そうですねぇ……銀髪の人が凄い量食べてたのも印象に残りましたね」
「それはそれは。 そういう貴方も口元にソース着いてますよ」
「あ、ありがとうございます……そうそう! それとクラスメイトも何人か見ました!」
「クラスメイトですか?」
「はい! 委員長とー、新聞部の子とか! それとそれと! 1番仲良い子がいるんですけど、その子がお兄さんと手を繋いで歩いてましたね。 いやぁ、話に聞いてましたけど、お兄さん中々上物ですね」
「……まさか、ですね。 それで、上物とは? イケメンとかですか?」
「あ、いえそういう訳では。 顔と言うより、手ですかね。 あの手は長年料理してきた人のでした。 かなりの腕ですよあれは!」
「…………」
「黙り込んでどうかしました? ご飯、冷めちゃいますよ」
「ああ、いえちょっと気になったもので」
「? 気になったこと?」
「ええ。 蕾に気付かぬ乙女にちょっとしたサプライズをと思いましたが……上手くいったようですね」
「?(モグモグ)」
──────────────────────────
なるほど莇青葉後で殺すいや今殺す滅殺絶殺必殺確殺無影暗殺拳だ。
だが残念。 俺を甘く見たな。
俺は常に色々な物を収納して持ち歩いている。 そんな過去設定は忘れてると思ったかちゃんとあるんだなぁコレが。
そう、万が一に備えて割り箸くらい持ち歩いとるわ! 勝った! いや主人公的には負けてるんだけど俺の勝ちだ!
懐から割り箸を取りだし、咥えて2つに割る。 今の俺はドヤ顔だろう。 キモイとか言うな。
FFの味は良かった。 これを焼いた人に1度会ってみたいと思える程に。 焼きそばの味はどうかな。
「頂きま──「おっとごめんよ」ぁ────」
道を歩いてる人に右手を弾かれた。 割り箸は彼方へと消えた。
…………落ち着け。 予備の予備を取り出せば済むじゃないか。
「あっ!」
瞬間、再び弾かれる右手。 てんてんと転がり落ちるボール。 駆け寄るクソガキ。 謝らず立ち去るクソガキ。
「…………」
呆然とする俺。
落ち着け、湧き上がる殺意と浮き出る血管を抑え込むんだ。 どす黒い感情は後で解放するから仕舞っておけ。
何だ。 何が起きている。 こんな偶然2回も連続するか?
まさかマーフィーの法則か? 今は引っ込んでろ。
だが慌てるな。 予備の予備の予備、つまりスペアは3つというのは常識だ。 つまりまだ残機が残っている!
そう、まだ戦えるなら負けない。 ライフは1残ってれば勝てるのだから。
勝ったッ! 第3部完! まだ夏休みですけど。 第1部もいいところ。
最後に勝つのは俺だ! 負け続きでも最後に勝てばそれでよかろうなのだ! もしかして新人格「ハム公」がインストールされた? ウイルス対策ソフトは何してんだ。
「カァーッ!」
今度は割る前にカラスに持ってかれた。 そこはトンビであれ。
よしあの鳥は後で唐揚げにしてやろう。 ついでにあの糞ガキは人身御供として山に連れていこう。 人柱?
「だ、大丈夫……ですか?」
泉ちゃんがおずおずと聞いてくる。
「ああ……大丈夫だ問題ない。 ただ────」
覚悟バッチリ色々決まってます。 薬以外。
「ちょっと今から罪犯してくる」
「全然大丈夫じゃないですか!」
「大丈夫泉ちゃん達に危害が加わらないようにしておくから。 莇除いて」
「だだだ駄目ですよ本当に! それと莇さんに何が!?」
いやほら雑草は根っこもとい成長点を潰さないとまた生えてくるから。 物事の元凶は刈り取らないと。
相手が勝ち誇った時、そいつは既に敗北している。
相手が諦めた時、そいつは既に試合終了している。 安西先生の理論で特殊勝利するな。
そして相手が勝ち誇った時、そいつは既に勝ち誇っている。 小泉構文してる場合か?
俺は今日、この言葉を身に染みた。 いや小泉構文のやつじゃなくて。
とりあえず最初の人は見つけようがないからいい。 カラスも同じく。
て事は、だ。 ターゲットは最後のクソガキと莇だな。
クソガキがぁ……祭り会場でボール遊びしてんじゃねぇよ。 親は何やってんだ。 監督不行届で潰すぞコラ。
莇は……そうだな。 とりあえずテトロドトキシン一気飲みさせるか。 オーバーキルにも程がある? 復讐にオーバーキルは存在しない。 いや無関係な他人巻き込んだらアウトだけど。
やられたらやり返すのは当人だけにしようね。
「あ、えっと……とりあえず座って落ち着きましょう? ね?」
「最初から座ってるけど」
「あ、そうでした……えーとえーと」
あわあわとしている泉ちゃん見てたらなんか治まってきた。 泉セラピーか……もしくはマイナスイオン。 今マイナスイオンが多数ある場所とは真逆の場所の居るけど。
「お、お箸が無いんでした……でしたらこれをお使いください!」
そう言って泉ちゃんは使い終わった割り箸を差し出した。 何この刀狩みたいなの。
「わ、私なんかが使ったのを使いたくないとは思いますけど……」
自虐しちゃあかんよ。 泉ちゃん君は世界に類を見ない美少女だと自覚した方がいい。
いややっぱ気付かないままでいて欲しい。 この作品は自分を美少女だと自覚してる人が多いから泉ちゃん枠は貴重だ。
ついでに自覚してる奴(主にバカ金とアホ銀)はそれを自覚してる上にドヤ顔してくるから、泉ちゃんみたいに自覚せず・謙虚なタイプは貴重よマジで。
どのくらい貴重かって言うと、実際にラビットスタイルのホーステールを見るくらい貴重。 それは住む場所に寄るかもだけど。
「ど、どうかこれで!」
何を思ったのか、箸で焼きそばを差し出して来た。 本当に何を思った。 思考回路が知りたい。
「どっ………どうぞっ!」
えー何これを断れと? 断ったら泉ちゃんのメンタル崩壊待ったナシで泣き始めそう。
それは行かんぞ。 年下の少女を泣かせるとは言語道断と祖父は言った。 その祖父は年下の女(祖母)に泣かされてた。 情けねぇ。
ベルはどうなんだって? あれば別次元の生物というか、地球外の痴的生命体だからノーカン。 あと泣いてねぇし。 嘘泣きだし。
しかしそれと同時に俺は回し飲みとかどうやってもアウトな人種だ。 自分がするのも相手がするのもアウト。
泉ちゃんでも悪いがアウトだ。 虫嫌い同様、これは不治。 生涯治らないと言い切る。
という訳でソージ、行きまーす! 治らないとは? そんなもん涙目の少女前にしてどっか言ったわ。 オゾン層ぶち抜いて銀河の向こうに飛び立ったわ。
ほら、俺って年下に甘いところあるし。 生まれながらのお兄ちゃんという訳。 面倒見がいいとも言える。 自分の面倒すら見れないのに? 言うな。
そっと1口。 できるだけ箸に触れないように食べる。
うむ。 焼きそばは美味い。 屋台クオリティではなく、店で出されるレベルだ。 俺も知らない店名だし、後で行ってみようか。
「ど、どう……ですか?」
「ん、美味い美味い。 泉ちゃんを食べてみる?」
「え、ええっと……では1口」
箸を持って泉ちゃんにも食べさせる。 餌やりしてる気分。 こんな可愛いペットが存在するか。
あ、重政……あれはペットじゃなくて家族。
「お、美味しいです」
「でしょ」
泉ちゃんは「えへへ」と少し恥ずかしそうに笑う。
ベルの太陽のような笑みとは違う、道端のコスモスのように可憐な笑顔。
いやコスモスって花の方ね? ドラッグストアじゃなくて。 店のような笑みってガッチガチの作り笑顔じゃねぇか。 もしそっちなら泣ける。
「うん、美味い」
自分でも啜ってみる。 なんというか、丁寧な調理してるなぁ。 調理時間とか味付けとか。 作ってから時間経ってるだろうに。
「……あっ」
俺の顔を見て、何かに気が付いた泉ちゃんが真っ赤になる。
何? 俺の顔が変? それは今更無いでしょ。 うるせぇ。
「どうかした?」
「い、いえあの…………その………お、お箸……」
震える手で俺の口元を指さす。
正確には、俺が咥えてる割り箸を
「……あ」
そうかそういやさっき泉ちゃんがガッツリ口付けてたな。 これは切腹ものですね介錯頼めます? 無理なら俺の残像か思念にやってもらうけど。 無理だっつの。
「何かまずかった?」
しかぁし俺はここで気付かないふり! 問題は知らなければ拡大しないのだ。 The 無責任。
「いっ、いえいえ! なんでもないです!」
「そう?」
よしこれで問題解消! 解決はしてない! じゃあダメじゃね? 世の中解決だけが道じゃないのだよ少年ボーイ? ウッザ。 奏士の顔がブサイクみたいな言い回しやめろ。 誰の顔がブサイクじゃい。 今俺の名前に変なルビ振ってなかった?
解消したならこれ以上広げない。 焼きそばウマー
「あ、あうあう…………あうぅぅ…………」
俺が焼きそばを口に運ぶ度、泉ちゃんが顔を真っ赤にして何か言ってるけど俺はそれすらも置き去りにした。 さぁ、色々と振り切るぜ! 関節キスとか! その言葉にするのはやめてくんね? 回し食いの延長だけどさ。
割り箸は回し食いの範囲内なのだろうか。 食べるのに使うものだけど、割り箸そのものは食ってないし……難儀だ。
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時間が来るとどこからともなくベルが現れて泉ちゃんを攫って行った。 お巡りさんコイツです。
ベルは泉ちゃんを見て何やらニヤニヤしてた。 すんごい怖いんだけど。
それはそうと紅葉の待ち合わせ場所へ。 祭り会場もだいぶ回ったな。 帰りたい。
あ、あそこかな。
「いいじゃん遊ぼうぜぇー?」
「そうそう。 俺らが奢ってあげるからさ」
「…………」
4、5人のチンピラに囲まれてナンパされてるけどあれかな。 近付きたくない。
でもあれでしょ? これ声かけるなり割り込むなりなんなりえなりしてかっこよく救出しないと進まないパターンでしょ? いや紅葉の場合奢るだけ奢らせて財布空にして返すと思うけど。
とりあえずそうだな。 紅葉が徐々に殺気を放ち始めてるから、そろそろ声かけようかな。 推し絵師が殺害事件とかシャレにならないし俺の漫画も停止する。 最悪打ち切りに……それだけは勘弁。
でもその前に……
「すいません。 シャカポテを────塩とマキシマム1つずつ」
「はーい」
ポテイトゥを調達。 まだ食うのかって? マキシマムスパイス味があったら買うやろがい。 祭り会場で出る味として珍しいし。
という訳で現在腹下し中のさだまさしです。 冗談です腹下し中の作者です。 ノリと語感で言ったので本気にしないでください。
という訳で締切前日だと言うのにトイレに籠ってばかりで割と限界近いですが、今回も本編差し置いて後書き頑張っていきましょう。優先度逆ですね。
ではいつも通り本編ガン無視で近況報告から。
と言っても今回は特に無くてですね。 最近便器と相思相愛越して人生のパートナーとなったくらいですかね。 そろそろ婚姻届出そうか迷ってます。 それと便座カバー
何気に便座カバー有ると無しじゃ違いますよね。 我が家は便座暖か仕様どころかウォシュレットすら無い由緒正しい水洗トイレなので。 そう、小学校のトイレって物凄い冷たくて地獄ですよね。 何年前の話ですか。
今はどこの学校も暖房完備な水洗トイレで座り心地も良いそうで。 羨ましい限りです。 授業サボってトイレに籠るあの楽園地獄はもうないんですね。 私も嫌でした。
では本編へ。
今回は泉回という事で、泉メインで途中色々と挟みました。 あれは莇フラグとかじゃないです。 そんなもの私と奏士でへし折ります。 ついでに奏士の首も。
裏切りではありません。 元より味方ですらありません。 敵が一時的に一致しただけです。
書いてみて「かなり詰め込んじゃったかな」と思っていたのですが、読んでみると正直簡素かなって思うところもあります。
それもこれも全てはヒロイン放置してセルフボケとセルフツッコミを楽しむ主人公が悪い。
真面目な話、泉の奏士に対する好感度は既にカンスト超えて限凸してるのでこれ以上上げようが無い。
そして下げようにも下げた途端に居るだけで上がっていく無限スタミナのようなシステム…………なんであんなろくでなしがモテるんですかね。 主人公補正なんて有って無いようなものなのに。
とまぁなんだかんだパンナコッタ言いましたが、過去の奏士に聞けば分かるでしょう。 気になる方は時空間魔術獲得をオススメします。 とりあえず私はマキモド石使いました。
今回もどこかしら抜け誤字誤変換があると思いますが、暖かい目で見て貰えたら。 余裕があれば時々暖かいコンポタでも容れて貰えたらなと思います。 お腹に優しいものを是非。
それでは、次回はいよいよ紅葉回。 更新日11/30ですかね。 あと一月以内でクリスマスとか吐き気催します。 聖夜に性夜でセイヤッセイヤッセイヤッセイヤッって事ですかね。 死ねばいいのに。




