祭りじゃ祭りじゃ! あの野郎は血祭りじゃ!
人気の無い物陰に連れてこられて何が始まるのか。 それが気になって春夏秋冬朝昼晩眠れないわ。 花咲けパッカンん〜〜〜
開眼! 漸く俺にも写輪眼が……SD派としては白眼の方が馴染み深いのは内緒。
そして前回の後書きで似たようなネタやったのも内緒。 あんの作者がぁ……本編で使うネタ減るからやめろと言うとろうに。
「…………で、なんでこんな所に連れ込んだのか理由を聞こうか」
そう聞くと、ベルは無言で浴衣をはだけさせて背中を見せる。 びっくりした……刺青あるのかと。 カタコトで外人アピールしてるけど、紛うことなき海外の人だからね。 日本と比べればタトゥーには寛容。
あ、でも水着の時見たけど無かったわ。 最近杞憂が多すぎる。 最近ってか初っ端からだけど。 触れ始めたのは最近。
このまま「最近ふれあい広場」的なの作っちゃおうか。 誤字って細菌になったらパンデミックでパニックパニックパニックだ。 みんなが慌てちゃう。 いいぞもっと泣け! 喚け! 泣き叫べ! シンプルゴミクズ。
てっきり浴衣の中が蒸れたから汗を拭いて欲しいと言われるのかと思ったが、途中でキョロキョロ辺りを確認して一気に下ろす。 帯が食い止めてるけど、これ帯無かったら真っ裸だな。 恥部を隠す処理が面倒になる。 全身隠さないと。 存在そのものが恥部みたいなもんだし。
……何だこの包帯。
一瞬浴衣の中の何かが取れたのかと思って端っこを持ってみる。 少し引っ張っても取れる気配無し。
「んっ……」
包帯を引っ張るとベルが変な声を出す。 こんな場所で興奮するな。 お前露出癖もあるのかもう救いようがない。
「で、何がしたいんだお前は」
「んんっ……エート……んっ、ソージが今持ってるものがそうデ、スっ……」
肩を震わせながら答えるベルを見て少し冷静になる。 ギャグも冷製にする。 それは年中無休では? 少し黙れ。
ベルの上半身に巻きついてる解けた包帯。 引っ張ってもスルスルと取れない事から、ベルの正面側で引っかかってるということ。
さっきタックルハグされた時のクッションが作動しなかったが故の痛み。 引っ張る際に感じる重み。
今着てるのが浴衣であること。 そしてアホが外国人であるということ。
それらを統合して導き出される答えはCMの後でってことにしていい? ダメ? ダメですかそうですか。
じゃあ今答え言いまーす。
とどのつまり、これサラシだな。 ヤーさんとかが腹とかに巻いてるやつ。 胸に巻くのはレディースの方が分かりやすいか。
なるほどなぁ〜 そういやこいつ下着の注文にブラ入ってなかったな。
確かに、浴衣の下は下着を着けないとは言う。 だが、それはあくまで浴衣の下に着ける下着が無かった過去の話であって、ブラが浸透してる今なら普通に着ける。
よく漫画とかで外国人キャラが文化を誤解してNBNPでキャーなイベントあったりするけど、こんな所でも外国人アピールを欠かさないなんて流石ですベルさん脱毛です。 驚きすぎて毛が抜けてんじゃん。 呆れてんすよ。
まぁね。 ベルみたいに胸が大きい人は下着を着けないって聞くし、それでサラシを巻くのも分からんでもない。 下履かないのはちょっと意味分かんないけど。
……冗談のつもりだけど、本当に履いてないとかはないよね?
「……い、一応聞くが下は?」
「? 勿論履いてないデスケド」
はいノーブラ・ノーパン・サラシ解けでハットトリック達成おめでとうスリーアウトチェンジですお疲れ様でしたサヨナラバイバイです。
「上はまだ分かる。 何故下も着用してない」
「万一お祭りで盛り上がったソージに襲われても下着が汚れないように!」
やっぱりこいつ疑う余地の無いバカだわ。
なんかこう、浴衣の時っていうかこういう特別な時は勝負パンツを履くみたいなの聞くけど、こいつはそこら辺云々以前に普通のパンツすら履いてないのどうなんだろう。
下手すりゃ痴女として連行されかねないけど、見た目が良いからたぶん問題なく返される。 1度開封したら送り返せないので警察で預かってね。 開けたのは段ボールの包装じゃなくてパンドラの箱です。
「という訳デ、サラシ巻き直すの手伝って欲しいデース」
全く傷もシミも無い、綺麗な白い背中を無防備に見せて早く早くと腰を振る。 このサラシどうなってんの?
どちらにしろ、巻かなきゃここから動けないのは事実。 サラシなんて巻いたこと無いよぉ……昔包帯巻いて遊んだことはあるけど。 男は誰しも包帯に憧れる。
「どうすっか……これ1回全部解いてから巻き直した方がいいな……前の方、解けるか?」
「えーと、ここをこうしてこっちをこうして……こうデスカ?」
シュルシュルと解いた包帯を回収する。 凄く人の体温を感じる。コピーしたばかりの紙みたい。 あの温度を維持して、紙束の硬さをどうにか出来れば最高の枕になるのにと思うのは俺だけじゃないはず。
「じゃあ巻いてくから、前と締め具合は自分で調節してくれ。 俺は分からん」
だってサラシ初心者だもの。
「はい通すぞー」
脇に包帯を入れてベルに渡し、半周して反対の脇から受け取る。 えーと、確か最初は胴で止めてその次が胸だったよな……
「次、通すぞー」
正直、前はどうなってるのか知らん。 プライバシーという古代遺物を大事にします。 どっちにしろ、身長差と髪型が合わさって殆ど見えん。
「ちょっと後ろで絞めるぞー」
「んっ」
キュッと弛んだ包帯を締めると、ベルの口から声が漏れる。
「キツかったか?」
「イエ……大丈夫デス」
と、本人が言ってるので俺は気にしないことにした。 今後一切俺の責任ではない。
「次ー」
「んんっ」
通して巻いて締める。 力加減は強過ぎず弱過ぎず、緩まないが苦しくないように。 すんごい汗出てきた。 なんかもう藻塩が結晶で出てきそう。 「凄い」の意味が予想外で呆れた。
「平気かー?」
「んっ…々大丈夫、デス」
と、何度聞いても大丈夫と言うベルの頬は赤く、息も荒くなってきてる。 分かってたけど大丈夫じゃないですね。
「大丈夫つっても、お前顔赤いぞ」
「ほ、本当に大丈夫デス……ただ」
「ただ?」
そこでベルは巻いてる途中のサラシに手を当てて息を整える。 やっぱり苦しいとか? ベルの霊峰をあのサイズに収めるんだから余程……
「乳首が包帯で擦れて……」
「オルァ!」
「イダダダダダダダダダダッ!?!!??」
全力で包帯を締める。 珍しく気を使って損した。
「何するデスカ! おっぱい潰れるどころか胴体持ってかれるところだったデス!」
「知るか。 くだらん理由で発情しやがって」
「そ、それは仕方ないことデス! 直ぐそこは人の多いお祭り会場! そんな場所から離れた物陰で裸になってコソコソとソージに後ろから締められて……風が当たって興奮するのは必然越して世界の真理!」
「お前の変態性に世界を巻き込むな」
もうホントこいつは……ロボトミー手術してやろうか。 無免許だけど。 それただの猟奇バラバラ殺人じゃね?
「もういいからさっさと終わらせるぞ。 祭りが終わるし作者の精神も終わる」
「何の話!?」
まあ後者は既に手遅れだから今更別にどうでもいいんだけど、祭りに来たなら楽しみたい。 現在進行形でマイナスに向かってるけどなぁ! またテンション間違えた。
キュキュットサラシを巻いていく。 早く終わらせて祭りをエンJOYしなきゃ。
と思ってたら、近付いてくる2人分の足音と微かな話し声が聞こえる。 Majica。
さっきから食器用洗剤の名前出てくるの気になるな。 これ以外は無印かコンビニブランドくらいしか知らない無知無知の知を許せ。
さすがに今この状況を見られると困る。 俺が婦女暴行犯と誤解されかねない。 逆なのに。紳士暴行犯はこいつです!
「ちょっとこっち」
「ちょ、え? ソージどうしたデス? まだ巻き終わってないデスよ」
「いいから」
「ま、まさか! とうとう我慢の限界が来たデスね! 分かりマシタ! 覚悟は出来てるデス!」
「少し黙れ」
この動き回る口を黙らせるいい方法は何かないだろうか。 口付け除いて。 それが一番手っ取り早いけどさ。
人目につかないよう、ササッと物陰から物陰に移って近付いてくる男女から離れる。
ある程度離れた所で、ベルを隠すように隠れる。 最悪、光学迷彩使う。
実用化されてないって? いやいや俺よくクラスメイトに
「あ、いたんだ」
とか言われるし、体育のサッカーの時チームメイトに
「お前同じチームだったんだ」
とか言われるから多分使える。
もしかして:ただの影の薄い陰キャ非モテ童貞クソボッチ
な、泣いてなんかないんだからねっ! これはあれだ。目薬の量間違えただけだ。
ちなみに俺はその時ゴールキーパーでした。 ポジション1人しかいないのに気付かれないって、もしかして目に見えないバリアか何かだと思ってたんか?
そういや、小学生なら誰しも経験する「菌&バリア」のコンビ。 俺は菌を超える「ウイルス」だったんだけど、読者はどっちだった? 菌だろうがウイルスだろうがバリア貫通能力はあるけど。
笑いながらバリアを展開する男子。 嬉々として奏士ウイルスを嫌いな人に使う女子。 見て見ぬふりをする教師。 やっぱ学校ってクソだわ。 義務教育とか懲役刑と何ら変わりない。
話戻す。
「わわっ、ソージが本気デス」
「違う。 隠れきれないからもっと奥行け」
「ワタシの膣奥に!?」
落ち着け……冷静になるんだ俺。 奏士くんはいつだって心は冷静。 クール&ジェントルマンに行くんだ。 変態紳士ではない。
よし、落ち着いた。 じゃあ冷静にこいつを殺ろう。 冷静の方向性明後日だわ。 なら明後日になったら本当に冷静になるのか?
「む〜〜!!」
ベルの喚く口を手で塞いでこっそりと物陰から男女を確認。 ベルがもごもご口を動かすから息が当たって少し擽ったいというか痒い。
「ねぇりょうちゃん……こんな所でしちゃうの?」
「ゆかだって、帰るまで我慢できないだろ?」
「やぁんっ♡ りょうちゃんのエッチ」
……落ち着け。 落ち着いて第二の殺害計画を練るんだ。 プランはGまで作り終えたから後は死体の処理方法と遺棄場所だな。
という冗談は置いておこう。 後で殺る。 今すぐ殺りたいけど我慢する俺を褒めろ。 もう崇めよ。 オイラを賛美しろ。 それ賛美じゃなくて三ビィじゃね? トカゲじゃないゾ。
まぁ男女が2人きりで物陰に来た時点で何となく予想はしてたけどね。 ほら、ゲームとか同人ならテンプレだし。 2次元脳が過ぎるが、この世界も所詮2次元に過ぎないんだから何等おかしくない。 この発言が一番おかしい。
「むぐぐ〜!」
おっとベルの口を塞いだままだった。 このままだと手を舐められそうだから離さないと。
でもこの口が開くのか……永遠に封印したい。 エグゾディアくらい封印されてて欲しいけど、よく考えたらあいつ結構な確率で封印解かれるよな。
「ぷはぁっ! 黙らせたいなら口付けと相場が決まってるデスよ!」
ほらこんなこと言い出すし。 というか声デカ。
「おい、ちょっと声を抑えろ。 気付かれる」
「気づかれる?」
ベルがチョイっと物陰から除く。 あ、おい。
ここら辺の詳しい描写は投稿サイトの規定が怖いので特に何も言わない。
強いて言うなら声を抑えて四十八手。 普通に声聞こえるけど。 これは俺の聴力云々ではない。
「oh……Japanese 大胆」
生を目撃したベルがちょい興奮気味で言う。 これが日本の文化として見られるの凄く嫌なんだけど。 しかし日本人=何かと変態という印象があるのも事実。 食と性に関しては世界一キマってる。
18歳以下とお茶の間に配慮して音は遮断する。 ついでに俺の不快感にも配慮する。 AVなら娯楽として面白いけど、リアルに目の前でおっ始めたら殺意とか凄いな。 いややっぱ画面越しの”お芝居”でも殺意湧く。 それは殺意というよりは童貞の僻みではないだろうか。
「……これからどうするデス?」
ベルがコソッと耳打ちしてきたので俺も小声で。
こういう時のためにベルちゃん読唇術会得しといてよ。 こんな機会そうそうあってたまるか。 逆になんで俺は読唇術会得してんの? 独身術会得する過程で間違えちゃったの? 独身術会得したはずなのにヒロインに対して全く意味無いんだけどこれどうしよう。
「可能ならこの場から離れて巻く。 ただ、奴らヒートアップして周り見えてないだろうから今この場でササッとサラシ巻くのも一手」
その場合こいつが変な声出さないことが条件に入るが。 特殊勝利はいつだって何だって条件が厳しい。
あ、でもエグゾディアなら現代環境のドロソ使えば楽勝だしテミスならもっと楽。 特殊勝利とは、どんな時も専用レベルのサポートが配られる。 すいません俺にはまだですか?
あ、俺既に配られてたわ。 人生負け続きの絶対強者という幸せ脳というサポートカードが。 人はそれを現実逃避と呼ぶ。 こんなもん誰でも全積みしてるわレア度もコモンだろ。
こんなもん、略してこもんになるし、コモン同士は引かれあってまとめ売りカートリッジに入れられて1枚10円で売られるんだ!
そしてあいつら交尾してる! 死ね! 心の底から想いを込めて言おう死ね! 死ね! バーカバーカバーカ!!! 心は冷静とはなんだったのか。 これで普段通りだろ。
ふう、殺意も少し収まった。 やはりストレスは吐き出すに限る。 オボロロロロロロロ……あ、やべ腸出た。
腸を戻して現実に戻る。
この状態どうするか。
物陰+薄暗さで隠れる事ができているが、大人2人分となると窮屈だ。
「んっ……ソージ、あんまり近付くと……」
何よりベルのサラシがまだ巻き終わってない。 このサイズ分幅が増えるから更に狭い。
下手に動くと物音や気配でバレかねない。だからベルと向き合った状態でそっとサラシを巻いているのだが……
「こうか?」
「ん、そうデス。 そのままそっち……」
「こうか?」
「YES。 そのままこっちへ……ひゃんっ」
「ちょお前黙れ」
「今のは浮化浮力デス!」
もしかして不可抗力って言いたかったんだろうか。 凄く浮すぎ学校居る時の作者かよ。
「んぉ? 今声が聞こえなかったか?」
「えー? それってあたし達みたいに隠れてヤッてるのがいるってことー?」
※ 標準語に翻訳して表示ております。
片手で巻きかけのサラシを抑えながらベルの頬をギリギリと手で摘んで圧迫する。
「ひ、ひひゃいひひゃい」
「…………(碇)」
こんな時どうすればいいのか、とりま笑えばいいと聞いたから制裁はしつつも表情は穏やかに。 これじゃあ碇じゃなくて怒りシンジくんだね。
あれこれネタの使い回しですね。 市中引き回し後に逮捕じゃ! 逮捕してないのに刑が執行されるのおかしいだろって思ったけどそういや既に三権分立崩壊してたわ。
制裁終えて影に潜む。 ついでに陰を狩っちゃおうかしら。 俺は頭イカれてる自覚あるけどあそこまで突き詰めてはいないはず。
……声的にそろそろフィニッシュか……
あーヤダヤダ。 もう殺意も何も湧かないわ。
「ほー……」
時折物陰から時折顔を出して覗くベルを引っ込め、全てに対して無欲になっていく自分に驚く。 欠伸が伝染るなんてのは聞くけど賢者も感染するのかしら。 これは賢者ってより1種の悟り、もしくは燃え尽き症候群の気がするが。
一般的なラブコメならこういう時ドギマギするのだろうが、そんな姿をお見せできず申し訳ない気がしないでもないかもしれない。 要するにメンゴ。
心が無になると色々と考えてしまう。 「重政欠乏症の設定どこ行ったのかな〜」とか。
か、勘違いしないでよねっ! あれは設定忘れてたとかじゃなく、描写されてないだけでちゃんと補給してるんだから!
どうやって補給してるかは言わないけど、秋にある修学旅行で俺は再び死ぬ。 成績優秀素行良しの特待生が生死に関わるたった一つのお願いするんだし、学園側も譲歩してくれそうだけど学園長が容赦無いロリガキなんだよなぁ……絶望的。
っと、そんなことしてたらフィニッシュしてた。 2人とも肩で息してる。
今更だけどこれ運営に怒られないかな。 詳しいこと書いてないからセーフだよね。 セーフであってくれ。 学校で浮いてたどころか職場ですら浮いてる作者に免じて許して。 死海より浮いてるから。
うわこっち来る。
「ソージ……どうなったデムギュっ!」
「静かに」
感想 デムギュってガン夕゛ムとかウル卜ラマンに出てきそう。
多少無理矢理だが、出てきたベルを奥に押し込んで俺も完全に影に隠れる。 ベルを身体全体で隠し、壁に手をついて《光学迷彩》を起動する。 あくまでイメージね。 息とか気配殺してるだけ。
あ、やべこれ見方によってはベルに無理やり壁ドンした感じになってるじゃん。
しかし離れられない。 こんな時に判断を誤るとは……謝るから許してちょんまげ。 許しましょう。 誰だお前。
そのまま、奴らが過ぎ去るのを待つ。 あ、なんか落としてった。 心臓かな? 心臓落として平気なのはモノブロスくらいだ。
「…………」
過ぎ去った事を確認する。 戻ってくる気配無し。 落し物にも気付いてないのか、俺が見間違えただけか。
「…………」
次の奴らが来る気配も無し。 一先ず、脅威は去った。
「…………」
さて、次の脅威と連戦だ。
頬を赤くして惚けているベルをどうにかしないと。
これが野郎なら頬を1発容赦無くで目覚めるんだが、仮にも一応自称乙女のベルに対して顔を攻撃する訳にもいかん。 隣歩いてる女の頬が腫れてたら何かと誤解されちゃうし。
DVじゃないです家族じゃないんでこれはただのバイオレンスです。 余計悪質では? 本当に悪質なのはコイツの方なんだよなぁ……
「おい。 おい」
揺さぶってみる。 反応無し。
「おーい」
頬をぺちぺちしてみる。 反応無し。
「……」
めんどくせぇなコイツ。
まぁいい。 反応無いならその間に終わらせてしまおう。
シュパパパパ……と素早く丁寧にサラシを巻いていく。 変に身動ぎしないし声も出さないから凄くやりやすい。 全力で肌に触れないようにするのがちょい難易度高いが。
絶妙な力加減で巻きながら形や位置を整えていく。 変に抑えるとその後にも影響あるって聞くし。
よし、後はこれで獅子舞だ。 入力ミスってますよ。
「…………はっ!」
その時、目覚めたベルが動き出す。 なんか封印されてた古代兵器みたいな言い回し。
「イダダダダッ!?」
目覚めたと同時に胸を抑える。 まぁサラシ巻いてる途中で前に動いたらそうなるよね。
息を整えながらフラフラと千鳥足のベル。 あ、なんか踏んだ。
「魚っ!?」
そう叫んで足を滑らせた。
……魚? え、魚? もしかして「魚」じゃなくて「魚」ってこと? くっだらね。
はいここまで思考時間0.06秒走馬灯より早くね?
なんて事考えてみたが、転びそうなら手を差し伸べてやるのが奏士くん。 地面アスファルトだし、浴衣汚れるしね。 ベル本人の心配はしてない。
「っと」
間一髪、ベルの手を掴んで静止に成功。
するまでは良かった。
「お?」
よく考えたら、足滑らせて転んでんだよな。 つまり手を掴んでも足は自由な訳で。
「っ!」
ベルの足から下駄が解き放たれ、我が愛しの脛に直撃。 弁慶の泣き所凄い痛い。
流石の俺でも剥き出しの脛を攻撃されたら足がふらつく。
「なんっ!?」
そのまま、先程ベルが踏んだであろう何かを俺も踏んで足を滑らせる。
「あ゛っ!?」
「キャッ!」
足を滑らせたくらいじゃ転んだりしないが、ベル(5■kg)を片手で掴んでる上にもう片方の脛も攻撃されたら重心がアレになってこうなる。 最後説明雑じゃない?
ベルを下敷きにするように崩れる。
「…………」
声には出さないけど咄嗟についた膝が凄い痛い。 組体操のピラミッドの一段目やった時くらい痛い。 アスファルト+小石マジヤバい。 泣きそう。 主人公だって男の子だって痛いもんは痛い。 痩せ我慢舐めんなよ。
でも今はそんな事よりヤバいものがある。
「…………」
ヤバいマジヤバい。 ベルを押し倒したみたいになっちゃった。
辛うじてついた膝と手で密着は避けられたけどマジヤバス。 バイクくらいヤバい。
まだ留め具してないからサラシが解けてもうヤバい。 これ辛うじて色変わってる部分が見えてないだけでもう見えてるのと変わらないよね。 実質全裸だよね。
浴衣も何故か(マジで何故か)帯が解けて色々はだけてるし、上気した頬と浮かべた涙が更に状況悪化を加速。 顔近。 天下五剣宗近。 いや実際近いんだけど。 辛うじて触れてないだけでかなりギリギリよ。
誰かが言った。
『本当に大きいのは仰向けになっても山がある』
なるほどこれがそうなのか。 感心して道草食ってる場合じゃねぇ。
これもう完全に俺が襲ってるよね。 婦女暴行の容疑で処刑待ったナシ。 結果的に押し倒してしまったのは認めるが、それでもボクはヤッてない。(非誤字)
ところで辞世の句は詠めますか? 死の受け入れ早いね。
でも人生なんていつ終わるか分からないんだし、準備は完璧でないと。
閑話休題
何コレいつの間にかベル√入ってたパターンですか? 告白前にそういうシーンがあるタイプですか? 告白後即はあるあるだけど告白前はちょっと……告白後もちょっと……
前でも後でも不可。 つまりこれは告白しながらなら可という訳ではない。 告白しながらとは斬新な。 いやでも作者が今やってる奴は告白しながらしてるな……どうでもいいわここまでの全部。
「…………ソージ」
名を呼ばれてハッとする。 冷静な俺を取り戻すんだ……まだ慌てるような時間かどうかは知らないけど落ち着け。
落ち着いて素数を数えるんだ。 57
57は19×3に分解できるから素数じゃないって? いやいや素数だろ。
素数はもういい。 次は円周率を唱えるんだ。 3.1415926────────これより後は覚えてねぇや。
落ち着けまだあわあわあわわわああわあああわあわあ
いいからはよ落ち着け。
落ち着いた。 感情の切り替え完璧過ぎて心配になるレベルだね!
「……んっ」
何故か目を閉じ、身を任せるかの様に力を抜くベル。 何? しませんよ何も。
「よっと……ほれ、大丈夫か?」
キス待ち顔のベルをガン無視し、手を取って立ち上がる。 物凄い気まずい。 まずぅ〜い! もう1回! 二度とやるかこんなん。
「……怪我は────特に無いデス」
はだけた浴衣を更に捲って白く細い手足を見せてくる。 暗くてよく見えねぇけど。 これはあれだ夜目的な何かだ。
「……取り敢えず服を整えろ」
「……oops」
帯も地に落ち、辛うじて浴衣がずり落ちてない為まだフルオープンにはなってない。 本当になってないだけでほぼ同じ。 例えるなら全裸と全裸極光くらいの差。 全裸極光って響良いな。 《全裸極光》と読もう。 本音混じってるって。
「え?えーと、こっちがこうであっちがどっち?」
どうにか浴衣を着直そうと試みてるが、サラシを掴むのに片手を使用してる上、着付けができないベルでは試行錯誤する度に帯が変になったり順番がおかしかったりと一向に成功の道は見えない。
……なんかもう見てられないんだけど。 泉たそ合流時刻も迫ってきてるし。
「ほれ、ちょっと貸せ」
「ソージ?」
無だ……無になるのだ。
素早くサラシを巻き、浴衣を整えて帯を着けていく。 今までのはなんだったんだと言いたくなる手早さで。
……サラシ留めてる金具がかなり限界な顔してるんだけど祭り終わるまでイケそう?
\無理かも/
そうか……今の声がどっから聞こえたのか知らんし怖い。 取り敢えず金具は今ここで己の限界を超えろ。 無機物に精神論持ち出すの控えめに言ってヤバいな。
乱れた髪や髪飾りは道具無しじゃ流石にどうすることも出来ないので軽く整える程度。 色々仕込んでる俺でもメイクポーチ持ち歩いてる訳ないじゃん。 流石にその『かもしれない』は想像に無いわ。
多彩な奏士くんは着付けも完璧。 素材の良さ抜きにしても惚れ惚れする腕だね。
……金具イケそう?
\頑張ってみる/
今の声マジでどっからだ。
心做しか、サラシを巻いたベルの胸がプルプル震えてる気がする。 頑張れ金具! お前が負けたらまたベルの浴衣を着付け直しになる! 正直2度目は面倒!
等と妄言を吐いており。 徐々に奇妙な妄言増えてるって。
「おお! perfectな職人ホモデス!」
もしかして職人芸って言いたかったの? 間違え方あんまりじゃない?
「デハ早速……ん〜っ」
お約束と言わんばかりに壁に押し寄せて顔を近付けてくる。
「しません」
「ふぎゅっ!」
顔を掴んで押しのける。 これもお約束。
「なんでデスカ〜!」
「逆になんで行けると思ったんだコイツ」
「だって……あんなシーンを2人で目撃したら溜まってるソージも流石にこう……ムラムラすると思って」
「色々失礼」
なんだろうこういう所がお嬢様感というか育ちと家の良さを打ち消してるんだろうな。 ベルフローラは礼節の対義語である。
「……ダメ、デスカ?」
「駄目」
「ケチ!」
「なんとでも言え」
「このヘタレ!」
「だからどうした」
「この怪人アホ面男!」
「お前それは世界一の侮辱だろぶち殺すぞ」
「それが一番の侮辱デスヨ!?」
俺をあんな無能極めた無能王と一緒にするな。 極めに極めてもはや畏怖と敬意のレベル。
「む〜〜……じゃあこれで我慢するデス」
ベルはムカつく膨れっ面から一転、一旦離れたと思いきや、即座に近付いて腕を抱き寄せる。
……なんか最近こいつのドア・イン・ザ・フェイステクに嵌められてる気がする。 なんと言うか、「ここらで妥協しないと面倒だ」って思考を上手く利用されてるというか。 このままだとズブズブというか。
以前冗談で「誰かが大きなアクション起こさなかったら強制ベル√突入」とか言ったけどこれ現実になったりしないよね? 俺が俺である限りそんな道は無いと思う。 思いたい。 思い込むことにしよう。 奏士くんはそんじょそこらの急展開で惚れる主人公とは違うぞ。
────フラグの建設を確認────
おい今すぐ工事中止だ中止! 行政処分で解体命令だ!
「〜♪」
腕にスリスリと頬を擦り寄せて来る。 サラシ巻いてるのが幸い。 化粧が服に付着するから辞めれ。
「サァ行くデス!」
「声デカ」
「ワタシは声だけじゃなくて色々大きいデス!」
「胸張って言うことじゃなくね?」
確かにデカいけど。 身長とか態度とか態度とか態度とか。 1番の特徴は今潰されてるので……
…………今更だけど、本来のサラシって包帯じゃなくてもっとこう、幅広の布だった気がするんだけど。 もしかして泉ちゃん家にサラシ無いから包帯をサラシ代わりにしてる?
確かに泉ちゃんも泉ママもサラシ必要無い(失礼)からなぁ……泉ママは未だに経産婦とは思えません。 いや胸じゃなくて見た目が。 娘より若く見える母親って2次元あるあるだけど、こうして現実で出会うと違和感凄い。 姉妹にしか見えないよね。
そして泉パパはガチムチの筋肉ダルマなので、1家勢揃いすると色々ヤバい。 ベル回でする話じゃないよね。
人の入りを確認して大通りに出る。 なんか俺らがヤバいことしてたみたいになってる。 良くも悪くも何もしてないのに。 悪くもって何? 主人公的な意味で?
「ほらほらソージ〜 早くしないと時間過ぎちゃうデスよ〜♡」
「ベタベタするな暑苦しい」
「イーヤーデースー」
なんだコイツ本当に暑いんだけど。 夏は夕方が1番暑いんだからな! 体感だけど。
隙なんて見せないが、隙あらばベタベタくっついて来るベルから出来る限り離れる。 腕痛い。 腰痛い。 頭痛い。 胃は痛くない。
そういや、俺もベルも足を滑らせたけど何踏んだんだ? 借金? それ踏み倒すやつ。 いや借りてるなら返すもんだけどね。 手順? どんな手順踏めば都合良く2人揃って足を滑らせるんだよ。
チラッと後ろを向いて滑らせた辺りの地面を確認する。 なんかあそこだけ色が違うような……
そう、透明だけど白く濁ってる塊か何かが置いてある。 いや、落し物か?
そういや、さっきのカップルが何か落としてったな……
待て、色といい形といい、そしてカップルの落し物。
…………最悪の答えが思い浮かんだけどその先に進むのは止めておこう。 とてつもなくオリジナルな気配がするけど。 物凄い薄いけど。 0.01ミリだけど。
「隙あり!」
と言って強襲してきたベルを躱して電光石火! ホ°ケモンじゃねぇって。
「今お前何しようとした」
「気のせいじゃないデスカ?」
「思いっきり「隙あり!」って叫んだよね」
「…………(ふすーっ)」
誤魔化すようにそっぽ向いて口笛────は吹けないんかい。
「くっ……殺せぇ!」
「何で死にたい?」
「殺すことに躊躇無し!」
「何を今更。 何時だって殺意で満ちてるぞ」
「そんな……」
ベルがわなわなと震えて頬に手を添える。 恐れ慄いたか?
「どんな時もワタシを思い続けてくれるなんて……ポッ♡」
「うんまぁだよね」
予想通りで逆に安心した。 安心しちゃいけない類のものなんだけどねこれ。
「あ! あそこにUFO!」
「それで反応すると思ってんのか」
「……あ! あそこに彼女にビンタされてる彼氏!」
「えマジで」
振り向いてもそんな影は1つも無い。
まぁ分かってたけどね。 人混みとはいえ、そんな事してたらちょっとした騒ぎになるしそんな声も聞こえないし。
何よりベルが嘘ついてるの分かるし。 奏士くんは相手の考えや感情を読むことも得意だぞ。 なお、理解は遠い模様。
でも一応見ちゃうよね。 もしその瞬間見れたら今この会場に限り全ての屋台がミシュラン五つ星を超える美味さになる。 ちなみに1番美味いのは不労所得で食う飯。 働かずに食う飯は最高に美味いね。
他人の奢りで食う飯はちょっとアレなので除く。 なんと言うか気を遣うというか。 そもそも論だけど、他人と飯食うのなんか慣れない。 飯は何も気にせず1人で食うのが1番よやっぱ。 単独行動最高。 社会不適合バンザイ。
「スキあり!」
意識を戻した時には既に遅く、腕を更に引き寄せられてベルの顔────唇が迫る。 あ、口紅つけてる。
全力で首を捻って唇の座標をずらす。 唇同士の接触は免れた。
その代わり頬にキスマーク付いたけど。
「むふーっ! キスあり!」
「やかまし」
取り敢えずキスマークも唇の感触も不快。 ウエットティッシュを取り出して全力で擦る。
「あー! 折角の証が! 何するデスカー!」
「当然の行動だと思うんだけど」
「そこはお返しとしてソージからワタシに……チュッて」
「お前の首ならキュッとしてやれるが」
「おっと目がマジデス。 stay、ステーイ」
指をコキコキと鳴らすとベルは手を前に出して後退る。 自分から腕離すのお前が何したいのか分からんくて怖い。 取り敢えず不快なイチャイチャをしたいことは分かった絶対嫌。
「貴様、以前無理やりにでもしたら────」
「いや追い出す程じゃ「殺すと言ったよな」それは本当に言ってないデス!」
奏士くんキレちまったよ……屋上、は無理だから屋台でフランクフルトとか串焼き買ってくる。 木製の串って太めで丈夫だから刺すと痛みは長持ちするよ。
「いや待つデス! 今回は頬っぺだからセーフデス!」
「アウトだが?」
「でもほら、ソージの処女理論だと唇以外はファーストキスじゃないからセーフデス!」
「いや唇じゃなくても他人と触れた時点でアウトだから」
「大丈夫デス。 ワタシの将来の夫、現彼氏のソージならセーフ! ダッドも認めてる事実婚デス! 」
「事実無根です」
「振られた! 遺恨デス!」
お前韻踏みたいだけやろ。
というか振ってない。 告白されてないから振ってない。 脅迫紛いのことはされた気がする。
と、スマホを取りだしたベルが画面を見た瞬間目を見開く。
「……あ! そろそろヤバいデス!」
「何が?」
「そろそろ交代の時間デス……」
つまりベルは自分の時間ほぼ無駄にしたってことだねメシウマ。 俺の任務成功だ。
「ソージが他の女の所行くのを止められないなんて……不甲斐ないデス!」
「おい声デケェし誤解招く発言やめろ」
誤解でもないけど誤解です。 少なくとも浮気とか不倫ではないです。
「そしてその後はまた次の女の元に行くデス!」
「黙れや」
「そしてソージはワタシを放置してそのままその女達とお楽しみデスカ!」
「黙れ。 黙ろうか。 黙って? これ以上俺を貶めるのは辞めろ」
奏士くんこの街に居られなくなっちゃう。
「仕返しデス」
仕返しって上限が等価交換じゃなかったっけ。 そして何に対しての仕返し? 八つ当たりって言うのよお前のは。
「こうなったらイズミに無理言って譲って貰うしか……」
ベルが小声で呟く。泉ちゃんの出番をこれ以上減らすな。 代わりに紅葉の出番減らせ。 めっちゃ優遇されてるから。 泉ちゃん結局夏休みなのに殆ど出番無かったから。 なんなら学園でも活動シーンも無かった。
おいこれどう収拾つけんだよ。 終わり方見失ってどうしようもねぇよこれ次どうやって行くんだ?
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どうにかベルを落ち着かせたあの後。 ベルは途中で紅葉と合流して別れ、泉ちゃんの待ち合わせ場所に行く。
人混みの隙間を縫うようにして進む俺の体捌きと足運びは武術の達人が如し。 いやまぁ実際達人だけど。 奏士くん超強い。 この鍛え上げた技と肉体があれば負けない! レスバで! 努力腐らせるの上手いっすね。
人混みを抜けて予定場所に着いた。 泉たそは何処?
キョロキョロと辺りを見回すその姿は正しく不審者。 地域の学校に知れ渡っちゃうね。 俺もついに全国展開か……
「ちょっといいかな」
ファーっ
ポリスメンに肩をポンと叩かれて凄いドキドキした。 一目惚れかと思ったぜ……
「なんすか?」
「いやね? さっきから怪しい人がいるって通報があったんだよね」
通報早すぎん? 防犯意識高くていいね巫山戯んな。
「そうですか。 お仕事お疲れ様です」
「本官は通報にあったのが君のことだと思うんだよね」
「俺何も怪しいことしてませんよ」
「見た目が既に怪しい」
「警察とはいえ喧嘩なら買うぞ」
この警察すんごい失礼。 ところで喧嘩の支払いはキャッシュレスでも行けますかーっ!? あまたテンション間違えた。
というかこの警察あの時の警察じゃん。 ほらなんだったかな。 なんか俺が夜中に黒いショーツ握りしめた時のやつ。 字面だけなら余裕でアウトだろやっぱ。
「で、ここで何してたのかな」
「連れを探してました」
「それを証明できるものはある?」
「それが出来たらあんなことしてません」
泉ちゃんの携帯に繋がらないし、気配も匂いも音もこの人混みじゃ混ざりあって打ち消しあってよく分からん。
「証拠無し、と」
ポリスメンが手帳か何かに書き込む。 なにそれ怖い。
「本官の娘は彼氏とデートらしくてね。 行く相手がいない者
同士どうだろう。 一緒に回らないか?」
「気でも狂ったか」
これただの寂しいだけのおっさんじゃねぇか。 帰れ帰れ家に帰れおっさん。
その時、気配察知に引っかかる。 範囲は狭くなっててもちゃんと機能してるんだぜ。
「すいませんちょっと連れが来ました」
「コラコラ、寂しいからって嘘はいけないよ」
なんだコイツ笑顔で言いやがって。
寂しがりのポリスメンから離れて気配の元へ。 めっけ。
「泉ちゃん」
「ふひゃぁっ!?」
後ろから近付いて声をかけた。 めっちゃ驚いてる。 心臓飛び出てない?
感想:人って驚くと本当にちょっと浮くんだなぁ。
「……そ、奏士、さん……」
泉ちゃんの心臓の鼓動が離れていても聞こえる。 これ物凄いビート刻んでるけど、心臓破裂しないよね。
「えっと……取り敢えず落ち着いて息整えようか」
「は、はいっ!」
すーはーすーはーへっへっへっへっ……
俺が息整えてどうすんねん。 というか最後また荒くなってるって。 犬か。 私は泉様の下僕でおじゃる。 下僕にはまず無い語尾じゃん。
「ひっひっふーっ!」
おぎゃあ! おぎゃあ! おぎやはぎやぁ! 赤ちゃんの1言目が関西弁なの逆に怖いな。
流石に出産云々は冗談だけどな。 奏士くんもう赤ちゃんじゃないばぶぅ。
「大丈夫そう?」
「は、はい……大丈夫です」
やっばい泉ちゃんの微笑み眩しすぎる。
「じゃあ行こうか」
「は、はいっ」
泉ちゃんを連れてテクテク。
なるべく人の少ない方を選んで歩く。 泉ちゃんの体格じゃ人の波に飲まれたら戻れないだろうし。
…………特にやること決めてないんだけど何するの? というか、次回で終われんのこれ。
はいどーも最近左のこむら返りが凄い作者です。 この前は寝起きこむら返りで目が覚めました。
こむら返りの原因は水分不足だったり血流だったりと色々ありますが、私の場合確実に運動不足ですね。
ちなみにこれ書く直前に背伸びしたら足つりました。 何が目的だぁ!
という訳で半分涙目ですが頑張って書きます。 すんごい痛いです。
というわけで今回は夏祭り第2話。 2話? 3話目かもしれません。
今回はベル回ということで、最近の猛攻が凄いベルさん凄いです。 (語彙力)
流石に小山くらいにはなりましたかね。
ちなみに私はラブコメをラノベ脳漫画脳ゲーム脳それぞれで考えて読んだり書いたりしてますが、書く時はゲーム脳が強くなるのなんででしょうか。 気がつけばえちちなゲーム風に書こうとしてます。 手強いです。
前回今回でベル回をやり、今回後半と次で泉をやろうかと思っております。 もしくは次回で泉と紅葉・3人をやって夏祭りを終わらせ、その次で1つ挟んで最後にベル回をやろうか。 どうしましょうか。 取り敢えず今年中に終わるのは確定してます。 気が長いって。
今回は奏士が弱体化してますが、それだけ腰がヤバいってことでしょう。 もしくは奏士のくせにベルに絆されたか。 軟弱者め!
と言いつつも、奏士を何らかの方法で弱らせないと親密度が上がらない謎。 紅葉は弱らせなくても素で奏士より強いのでどっちにしろ変わらない気がしますが。
最近下らないギャグやネタに走って奏士の狂気が足りない気がします。 狂気欠乏症になってしまいそうです。 奏士のSAN値は既にあってないようなものですしいっそゴッソリ削りましょうか。 削る程無いですが。 指先で持てばギリ書ける鉛筆くらい削る場所ありません。
兎にも角にも、所々で作者とやらを罵ってくれた奏士には後でお礼をしないとですね。 私と作者さんは別人ですが、たっぷりとお礼をして差し上げましょう。 端的に換言すればヒィヒィ言わせてやる。
というわけで次回は11/20
肌寒くなってきたので風邪ひかないように体調管理して暖めましょう。 作者は風邪引きました。 止まらない鼻水。 溢れ出る涙。 眠れない夜。 悪化する鼻炎。 辞められない止まらない。 鳴り止まないスマホ。 大量のスパムメール。 一通も無い「お大事に」のライン。
アレ涙が。 ちなみにかっぱえびせんは食べてません。 サッポロポテト派なので。




