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魔女への復讐冒険談  作者: 俺ですけど
異世界に転移したら殺されかけた
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第六話 移動中の会話

「これからお前はどうするんだ」


 リューとひとまず付いていった時、歩きながら聞かれた事だ


「まず、最終目的としてはあの魔女をブチ殺す

 それでもとの世界に帰え———何でもない」 


 俺は元の世界に帰ると言いかけてあの屈辱を思い出した

 あれは駄目だ、うぐ……思い出したらまた


「どうした?」


「いや、魔物の森の魔女のをブチ殺す、それが俺の目的だ」


「そうか、それじゃあ大体私達と同じだな……同じか?

 まあ良い

 一つ忠告するが、絶対に復讐に呑まれるなよ、復讐に呑まれた男を私は一人、知っている

 酷いもんだったぞ、ただ妄信的に復讐の事ばかり考える

 人生なんてあったもんじゃない」


「ああ、了解

 そんで話はメッチャ変わるけど、よく俺の言い分を信じてくれたな」


「何だ、何も聞いていないのか?

 いや聞いてても理解出来んだろうが」


「なんの事だ」


「聞いてないか?」


「俺は勘だとしか」


「爺ぃめ、面倒事を押し付けやがって」


 そう言ってリューは後で他の冒険者らしき人達とくっちゃべっているヒューストンを睨んだ


「何かあるなら聞かせてくれよ」


「ああ、爺ぃにはスキルがあってな、【究明の瞳(クリアボヤンス)】と言ってな、本来なら全てを見通すスキル……らしい

 私も伝承で聞いただけだから詳しい所は分からない

 このスキルは爺ぃの先祖代々受け継がれて来たスキルなんだ

 最近では効能が薄まってステータスしか分からなくなってるんだが」


「この世界にもスキルとかあるんだな、でもステータスだけで善か悪か、わかるのか?」


「そこは、爺ぃの言う長年の勘というものだろう」


「そういうもの、か」


「その言い回し、爺ぃだな」


「ああ、そうだけど」


「また、要らない事吹き込みよって」


「ハハハ、因みに、そのスキルってどうやって分かるんだ?」


「普通は神殿に行ってステータスを見て貰えばいいが、今なら爺ぃに見て貰えば良いだろう」


「ふむふむ」


 これから俺の無双劇が始まるのか!

 フフフ、フフフフフ


「何ニヤニヤしてんだ?」


「いんや~なんでも~

 ヒューストンさんは今は忙しそうだし後にしておくか」


 後ろを振り返りヒューストンさんの方を見ると傭兵とくっちゃべっていた


「それにしても、最初会った時は随分自己中入ってたけど、こっちが素か?」


「なんの話だ、私はずっと…待て、おかしい」


「もしかして精神支配とかか?」


「かもな、でもそれなら爺ぃが気付いてくれる筈じゃ」


「いや確か笑ってたよな

 ………そこんとこどうなんだヒューストンさん」


「む、なんじゃ、気付いておったか」


「そりゃ、頭の上に指立てられたらな」


 実はリューの話を聞いてる途中、ヒューストンがイタズラで小学生がよく「鬼」と言ってやる指立てをやっていた


「ほっほっほ、それもそうじゃな」


「爺ぃ、気付いてて放置したんだろ?」 


「じゃって、あんなリュー坊などもう観る機会は無いじゃろ」


「爺ぃだからこそ許されるが、普通だったら反逆罪だぞ」


「これからは善処するわい」 


「それにしても、あの二人は何処に行ったんだろうな?」


「そうだな、今度見つけたら、許さないぞ」


「おお怖い」


「まあ、気にしないでいいじゃろ

 寧ろ断罪するより、礼を言いたいわい」 


「「それはお前だけだ」」


 皆(二人)でヒューストンに忠告とも言えない注意をしておいた


「ヒューストンさん、俺のステータスってどんなもんですか?」


「ん、じゃあ少しだけ待っとくれ」


「はい、お願いします」


「ん、ああ良いんじゃないかの…」


「本当ですか!?」


 ステータス

 サガミ・シン

 種族 魔女の使い魔

 魔法 ーーーーー

 スキル ■■■Lv1

 攻撃力 1098(一般的な値230)

 移動速度 315(一般的な値250)

 魔力 3(一般的な値210)

 回避力 30(一般的な値200)

 跳躍力 224(一般的な値250)

 体力 168(一般的な値190)

 防御力 5083(一般的な値280)


 やっぱり魔法とか魔力とかあるのか

 というか魔力3って……


「これは、どうなんですか?」


「攻撃力はDランクの戦士くらいかの、防御力は帝国内でも数える程しか居ないじゃろう、この辺りは凄くいい線行っとるの

 魔力はゴミじゃな」


「ゴミって」


 魔力3はそこまでか!


「それ以外は、普通じゃな

 あとはスキルを鍛えろ、ステータスが良くても、技術がなければ宝の持ち腐れになるからの」


 スキル、至高の響きだでもどうせ剣術スキルとか、ヒューストンさんはそう言うものを言っているんだろうな

 何を書いているか分からんのが混じっているが誰も突っ込まないので俺も黙る


「そうですか、なら、冒険者とかどうですか?」


「無理だ」


 リューが横から何食わぬ顔で嫌がると分かることを嫌な言い方で言ってきた


 少しイラッと来たぞ


「リュー、それは何でだ」


「魔女の使い魔

 お前が魔女の使い魔だということは農民でも分かる

 たとえ良い奴だとしても人とは関われないだろうな」


「…そうか」


 そうだろうと思っていたが、どうやって生活しようか


「あ、そうだところで、どうやって魔女を殺せるか、分かるか?」


 聞き逃していた、これは大事だ


「普通に首を飛ばしたり、人間と同じだぞ」


「儂も数多の魔女を切って来たが、同じような感じじゃぞ」


「魔物の森の魔女は首を折っても死ななかったんだが」


「そんな魔女が居たのか、それは凄いのう

 シンと出会わんくても森に来た所で引き返しとったはずじゃ

 本来よりも少しでも情報があるのは有難いのう」


「そうだな」


 そう会話をしていると、不意に


「お、街が見えて来たぞい」


 最寄りの町に着いた

 遠くから見ても威圧感のある壁だ

 中は街なのかもしれないが、大きな壁に囲われて活気な雰囲気は感じられない


 魔物の森と一番近い所に建っているからこうなのか?

 気にする必要は無いか


「じゃあここまでだな、短い間だったかけど、世話になった

 リューも、ありがとな」


「ああ、でもお前はどうするんだ?」


「あの魔女を殺すそれだけだ」


「そうか、まあ、頑張れよ

 それとほらこれ」


 そう言ってリューが光る石を投げてきた


「おわっ、突然投げるなよ」


「済まないな、その石は何かあったときに使ってくれ割れば俺たちと通信して会話できる」


 謝る気のない謝罪を受けて、この石について説明された


「そっか、色々とありがとな」


「ああ、もっと感謝しろ」


「善処するよ」


 体の傷はいつの間にか治っていた


 それから俺たちは別れて俺はひとまず食料調達に、リューたちはというと


「いいのか、リュー坊シンを捕まえれば魔女についてもっと分かることが増えたかと思うが」


「いいんだよ、そんな帝国に渡したらあいつの体が壊れる」


「リュー坊はシンの事、好きになれたか?」


「まあ、こんな事をしてるって事はそういう事なんだろうな」


「そうか、良かったわい

 じゃがお人好しは好かんぞ

 リュー坊は何故そんな心が広いかわしには到底分からんわい」


「何言ってんだ爺ぃ、シンを初め信用しようとしたのは爺ぃだろ」


「そう…じゃったかな?」


 ヒューストンの反応に困りお手上げの格好を決めたリューであった

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