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ある男の物語

並ぶ男

作者: REIZO

ついにやって来た猛暑。

危うく熱中症に襲われかけた男は、

急ぎスーパーに駆け込み

お茶のペットボトルを購入するため

スーパーのレジに並んだ。

左右の列には、複数の客が並んでいた。

真ん中のレジは、客が一人だった。


男は、迷う事なく

真ん中のレジに並んだ。


左右のレジの店員は

テキパキと清算を済ませ

客は、次々と商品をレジ袋に

詰めていた。


真ん中のレジの店員は

レジのタッチパネルの

操作に手間取っていた。


店員の胸の名札の横に

研修中のプレートが見えた。


男は、一本のペットボトルと

「 No レジ袋 」の札を

辛抱強く持ちながら

列を変える事なく

店員に

無言の圧力、いや

エールを送った。

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