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草原と新しい食べ物



歩くこと3日、ひたすら液体燃料的な水と傷んだブロッコリーのような苔を食べ、荒んだ心は俺の厨二病を進行させた。

素材加工の練習と偽り、木や石に全く意味のない幾何学模様やルーンっぽい文字を掘ってみたが、何処かの世界みたいに魔法の武器になったりはしなかった。


意味不明な文字が刻まれた木の箱の中に入って大量の苔と、尖った石、無意味な幾何学模様が刻まれた石ころ何個かが衣服以外の全ての所持品だ。


10時間前くらいに石だらけの地帯から抜け、だんだんと草原っぽくなってきた。


そこから現在までひたすら歩き続け、ようやく水辺のある場所に辿りついた。


頑丈な身体っていうのは多分たが、へんなもの食っても死なないとか、スタミナが減らないとかそういう感じなんだろうと思った。


この、草原の水は燃えないタイプらしく、少し安心した。

今日は、雑草と苔を石のテーブルの上で焼いたものにした。


不味い


だが、苔よりはマシだ。



未だに、動物の姿はないため、無防備なまま横になりそのまま眠りにつく。




翌日、朝から苔の水煮と雑草のサラダを食べた俺は、火を消し立ち上がった。


そのまま、今までどうりひたすら歩き出した。


あ、厨二病を拗らせて作った石のアクセサリー忘れた








まぁ、いいか。














◇◆


SIDE とある狩人




俺たち泉の一族はその名の通り泉を拠点としている一族だ。

族長の俺を含め男が9、女が20くらいからなるこのへんでは大きい集団だ。


泉の側は、精霊が住んでいて近くに住んではないいけないと聞いたことがあるので少し離れた場所に住んでいる。

上に光るのがある時は、採取に出かけ、敵の一族に出会えば狩人が仕留める。


俺たちと同じ見た目だが、元としている先祖が違うため敵だ。

奴らからは道具や食べ物から、儀式に使う用の骨も得られる。



そうそう、昨日のピカピカ光る球体が地面に落ちた頃、泉の近くに何やら赤く揺られる光を生み出し操っている奴がいたんだ!

そいつはうちの一族の中でも、特に目がいいやつが見つけてきた。


最初は敵かと思ったが、精霊と交信できる婆が、奴は泉とは別の精霊だとかいい出したんだ。


なんでも、いつも上でピカピカ光る球体の精霊の化身らしく、かなり強力な力を持っているということで、くらい空いた一族全員で光の精霊様を歓迎儀式を行った。


今日、捕まえてきた新鮮な敵から取れた肉を捧げ、骨で作った棒を持って精霊語の歌を歌いながらひたすら踊った。


途中で意識を失って目覚めた頃には精霊様はいなくなっていた。



その後、婆が泉の精霊から許可を得て、光の精霊様のいた場所を探索した。


すると、摩訶不思議な石を見つけた。

表面がつるつると滑らかで全体に何か意味がありそうな模様が刻まれている。




この石を手に入れてから採取できる食べ物が増え、敵に襲われる回数が減ったことから、やがて一族に伝わる神器となった。









第三者視点がわかりずらかったかと思います。

SIDEの人物は、原始人のような存在で火も太陽も知りません。

婆と呼ばれる存在も精霊と交信できてると信じこんでおり、その精霊とやらに同種族の肉を捧げています。

なんて邪悪な存在だ…


まぁいいです、とりあえず

分かりづらい言葉をこちらで説明します。



ピカピカ光る球体→太陽的な存在

地面に落ちた→夜

敵→他の人間

赤く揺れる光→火

光の精霊→主人公 (勘違い)



次回も楽しみに!



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