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ティータイムは至福の時

すみませーん


勇者回入る前にあれから1000年の日常という章を入れます!




1000年経って文化人になったはずの人間はお茶を知らなかった。


何か足りない。


常日頃からそう思っていた。


コーヒーはあるし、フルーツジュースも……あるな


うーむ、なんだろうと10年考えて思い出した。






そういえば、お茶なくね?



よくよく考えたらお茶がない。


抹茶アイスとか紅茶味のビスケットはあるのになぜかお茶がない。


俺のせいだ。


紅茶味のビスケットは作らせたが肝心の紅茶自体は教えていなかった。




あんまり遠くに行きたくない俺は部下にお茶っ葉を取りに行かせた。


転移魔法でたったの30秒で戻ってきた部下は、乾燥している茶葉を30kg近く担いで持ってきやがった


そんなにいらねぇよ!




茶葉を一握りとり布に包んで熱湯召喚の魔術でコップにお湯を入れる



「神さま、何を…」


「え?紅茶だけど?」


「枯葉にお湯を注ぐなんて……」


なんか紅茶を忌々しいような感じで睨みつけ始めた部下達


おい、美味しいんだぞ!紅茶は!



「美味いからのんでみろよ」


ぐいぐい、押し付けるが誰も飲もうとしない。






そこでぽかーんと口を開けてこちらを見ていた部下の口に紅茶を流し込んでやる。



「な?美味いだろ?」




「ぶぶっぇ!?……@#☆&$=%>!!」


熱湯の熱さにやられたのか紅茶の虹をつくりそのまま絶叫して走り去っていった。







◇◆




後日



「緩い紅茶が一番美味いと思います」



一人つぶやいた魔術師はぬるくなった紅茶の一口飲んで微笑んだ。







次回は何にしようかな?

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