表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
19/31

ペットは最後まで責任もって飼いましょう

お ま た せ しましたー




召喚合成……最初は、探究心から来たものだった。

召喚している動物を合成したらどうなるのか?


2つ以上の動物を一つにする禁術で新たな生物の創造、もしくは命に関する冒涜なのかもしれない。


それぞれ別々の意思を持っていたものが無理矢理一つの身体に入れられたことで精神がおかしくなり出てくるほとんどが凶暴化した。


だが中には精神力が異常に高かった性で狂えなかったものもいた。



出てくるものにこれといった動物的な特徴はなく、どれもこれも悍ましい見た目をしていた。


やがて闘技場ではその悍ましい生物たちが戦い、弱ったら餌にされ…といった感じで狂気のイベントが続けられた。


異世界から召喚の素材にしているのは動物だけでなく人間も使われているせいで、人型もたまにいた。




しかし、こんなことが長く続くはずもなかった。


手始めに神の忠告を無視し合成をした平民上がりの魔術師が処刑され、その周囲にいた人物も聖騎士や信仰深い魔術師達によって勝手に静粛された。



これを恐れた合成召喚使い達は、アカミミガメを池に捨てるかの如く、森や山に放してしまった。



ちなみにこの時代、大聖域以外にも国らしきものがあり、そこでは火筒や手投げ爆弾などが作られ地球とたいして変わらない生活が行われていた。



が、放たれた合成召喚獣達は、魔術などの強力な力を持たない人間に次々と襲いかかった。


人間によって無理矢理作られ戦わされ、同族かもしれなかったものの肉を食わされ、もう、憎しみで染まっていた。


爆発する火や火を吹き硬い玉を飛ばすような者では傷つかない合成召喚獣達は、大聖域を中心に力を持たぬ人間達を餌に散らばっていった。


憎き人間を喰い、殺し、犯し、解体し、共食いされた。


憎くて憎くて憎い


そんな感情に支配された合成召喚獣達は人間のメスを使い繁殖し数を増やした。




1万、10万…

元凶たる魔術師に復讐する為、仲間を子を増やし数を集めた。


憎いと感情をもつ彼らにも、もう二度と魔術師には関わりなくないと言うようなものもいて、全てが参加したわけではなかった。



だが、復讐の為に集まって軍は地平線を覆い尽くすほどの数がいた。



まだ足りぬ。まだまだ、彼らは後先を考えずひたすら増えることだけを考えた。



それから10年くらいだろうか。

ようやく、自分達の周りの国、なんかおかしくない?


と気づいたのは。


魔物が暴れているらしい。


魔物って何?

大聖域の人間はそう思った。


隣国の奴が言うには、身体中に頭が沢山ある不気味な怪物が人間を犯して繁殖した怪物のことらしい。

で、前者は魔獣と言う名前があると言っている。



なんか、やばくね?




そう思った頃には遅かった。






合成召喚獣改め魔獣 4208

人間のメスを使って繁殖した 魔物 960,000


が北から大聖域に向かって進軍して来たのだ。


隣国の使者や他国から逃れて来た難民達は、地平線を埋め尽くし巨大な影をつくる魔獣、魔物連合軍に世界の終わりのような顔をし青ざめた。





最初は魔術を打ち勝てると思っていた魔術師だったが、いくら打てど減らない軍に次第に怯え始めた。











その時だった。

魔物供の頭上雲の上に巨大で複雑な魔法陣が出現したのは。


魔法陣は次第に姿を変えながら、巨大になって行く。


それが何かわかった魔術師達は人々を連れ大聖域中心部まで退避した。



そして、鼓膜が破れ血が出るほどの轟音と目が失明するほどの光、そして何万枚と貼られていた大聖域を覆う結界が消滅するほどの爆風が起き、全てが白に包まれた。








「あれ?ちょっとやり過ぎたかも」





その日惑星の角度が少しズレた。







次回予告


この世界は魔物が溢れ危険に晒された


魔術を持たぬ平民、諸外国達。


各国は競って大聖域の加護を求めた




あ、そうだ!勇者に魔物を倒して貰おう!



ーーー


余談


ここまで書いて来ましたが如何でしょうか?

三章はこれにて終了です。

次回からは四章が始まりますが……


やっぱり、バトルシーンとか、細かい説明とかした方がいいのかと思ったのですが、やっぱりこのままのスタイルでいきます。


(さらっと読める系の作品の方がなんか評価いいし…)




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ