前編
初投稿です。
稚拙な文書と思いますが、温かい目で見てください…。
意見や感想等々お待ちしております。
早朝の6時。日本の都市のアパートの一室。
日本人社畜こと中村 譲治25歳 が、毎晩5時間睡眠という少ない休息の時から目を覚まそうとした。
目が覚めれば辛い現実へと引き戻される毎日。
それでも俺は生きるため立ち向かなければならない。
そう思いながら朝の支度をする。
「ついに月曜日が来てしまった…。憂鬱だなぁ~」
あくびをしながら月曜日という週の始まりの憂鬱さの気持ちを抑えて、食事に取り掛かる。
朝食はトーストにピーナツバターを塗ったもので、朝はこれだけで十分な量だ。
食事を終えると、身だしなみなどの支度を終え、出勤する時間になったら家を出ていく。
「行ってきます…。」
いつもと変わらない出勤光景。これをほぼ365日何年も何年も定年まで続けるとなると頭が狂いそうになるが生きるためにはしょうがないとして割り切りながら会社へ向かう。
会社へ着き、自分のデスクに向かい仕事を始めていく。
「中村ぁ!この書類間違ってんぞ!」
「あ、す、すいません!」
上司や客先の罵声などから耐えしのぎ、定時になっても仕事は終わらない。
そしてなんとか終電前には作業が終わり、疲労した体で家に帰る。
「はぁ…。ただいま…」
よくある紳士服のチェーン店で買った安物のスーツを脱ぎ、そのままベッドに倒れ込む。
天井の方へ向きながらスマートフォンを確認する。
すると彼女からメールが来ていた。
『今日もお疲れさまだよ。
最近新しい取引先との相手に疲れてしまいそうな私ですが、ジョーは大丈夫?
あんまり無理しないでね。倒れてしまったら元も子もないよ!休息を大事に!
とれる有給はちゃんと取るんだよ!』
という励ましの文書であった。
「はぁ…。真澄。会いたいな…」
たまに彼女と連絡を取り合うのが、日常の中で一番癒せる時ではないかと思う。
こんな辛い日々を過ごせるのは、俺が大学で告白して付き合えた彼女 加藤 真澄がいるおかげである。
彼女と出会ったのは高校生の頃の部活だった。
俺は気弱で大人しく、部活内では上手ではなかった。
そんな俺を彼女がよく励ましてくれた。
「大丈夫だよ!型は悪くないだよ。いっぱい練習して上手くなろ?」
部活でよく話しかけてくれたりして本当元気で優しかった。
クラスが一緒になった時も変わらず話しかけてくた。いつしか彼女を目で追うようになって、彼女のことが好きになっていたようだ。
彼女を追うように彼女と一緒の大学へ進学した。
学部は違うが、たまに一緒になる講義があるのでその時に話しかけたり、飲みに行ったりしてちょっとずつアタックしていった。
そして俺は彼女に告白した。
「高校のときから、好きでした!」
俺の必死の告白を受け止めてくれて、それを承諾してくれた。
「えぇ…私もいつの間にか君を好きになってたみたい…。」
こんな自分を受け入てくれて、本当に嬉しかった。
人生で最初で最後の彼女を大切にするため、俺はこの人生を歩んでいる。
そして俺は社会的に安定してきたら彼女にプロポーズするために。
※12/14 加筆・修正を行いました。