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エイ  作者: ごめん手
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言い切れない程の物語

びぃろ~りぴぃろり、ぴゃぁあああ???

あんま動くと痛いって!ほらほら、足をこっちに向けて!!

でもですよぉ~先生!

私なんかなんか、うわぎゃぁ~うぎょうぇ~って言えるかなって思って

それに必死になってただけですよぅ。

なのになのにぃ~!勝手にぺろりってはがれたのですよぅ!

はいはい、痛かったね。もぅちぃっとだから我慢我慢。ほら今度はこっち!

ぴょぁああ~~!


日枝光は魔法が使える。

いや、彼女自身が魔法とも言えなくもないが、つきつめて考えると魔法が使えると言ったほうがただしい。

以下、彼女と保健室の先生との会話である。

ここで諸君に彼女の魔法がどんなものか知ってほしい。



せ、せんせぇさ、イトシノキミっている?

あん?

いとぉ~しのきみ!

あかる、教えて信ぜよう!

愛しの君何回も言うときよしこの夜になるんだよ!

ぴょ!?いとしのきよしいとしのこのよるいとしのきこのよるいとうしろ・・・・・

ぴゃぬぬぬ!!

きよしね!

きよしがイトシノキミなのね、先生!

ははは!私のトリックにひっかかったか若造め!

正解は伊東四朗でしたぁ~!ざんねん、むね~ん!

・・・

まぁ、冗談はさておいてだな、この足出すのやめてくれないか?

にゃんで?

今は真夏!真夏といえば汗!汗といえば腋臭!

腋臭を隠すための汗の重ねぬりはまるで厚塗りのファンデーション!

ってことで脇の間にそのぬめぬめしたものを絡ませると私の悩みの種である脇汗は隠せるが、

あかるの体温で私の汗は吹き出ることになる、そうすれば塗りに塗ったファンデーションのほうがヤバい。

わかってくれるか?

ぬぅん・・・。

もちろん、わかってくれっていっても、はその足をひっこめてほしいわけじゃあない。

に?

先生ねぇ、与えるのがすっごく好きなの。

だから、今から光に魔法を与えて信ぜよう!

にぱぱ!?



はい、賢明な諸君はもうわかってしまったかな?

・・・だろうね、このぉ、賢明ちゃんめ!おちゃめさんなんだからぁ!

とにかく光は魔法が使える。

いや、彼女自身が・・・(以下略)



話があうやつなんていない。その言葉を聞くと笑っちゃうよね。

自滅してくのはあんただよ、ばーか。わかってんのか、お前、そこのお前だよ。

単にてめーは疲れてる。疲れてるんだ。うつのやつがうすっぺらなように・・・

何人いると思ってんだ、その中でお前の実存を満足させてくれるような話題を提供してくれることなんて

あったか?そして、その会話は何になる?続くのか?近ければ差異しか見えない。

人をみれば、僕のつかれが見える。あらかさまに僕は今疲れている。

だってこんなにうがーってなることがなかったし、ウガーってなったのを認めたくないからの行動のほうが

強力だなぁなんてことを考えてもどうしようもなく宇賀ーってなるのをおさえきれなくて、というかおさえきれてると思っているからやっかいで、人って所詮そんなもんだよね、というぐだぐだ感を認められれば楽なんだよ、投げちゃえば楽ってなことで、僕は私は今物理的に投げてみた。なにって?そりゃあ・・・・人。

・・・なわけないよ、わらっちゃうテンプレ人間みたいに僕は狂っている訳ではないのだよ諸君。

僕が今投げたもの、それは魔法のステッキさ・・・。

そう、僕もまた魔法が使える一人。

そして、説明者でもあり、殺人者でもある。

僕は知っているわけではない、しかし、僕が語り直さなければ、誰もやってはくれないのだ。

理由はある。だが、今言うのは無粋だ。

さて、物語を始めよう。

僕が作った物語。・・・とは言い切れない程の物語。

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