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SNS マリッジブルー

作者: 金村りん
掲載日:2026/08/02

はあ、またか。

Instagramを覗くと結婚報告。

ため息をついた後、一呼吸おいて飲んでいた5%の缶チューハイを飲みほした。

 おめでとうから始まる事ができない私は性格がかなり終わっていると思う。

今年27歳を無事に迎えた私は寂しい独り身なのだ。

 毎日誰かしらの結婚報告が流れてくるストーリー。

正直何も面白くはない。

 おめでたい事であるのは確かであるが、ただの一般人が大々的にInstagramで一丁前な前撮り写真をあげているというだけなのにどうしてこうも胸がざわつくのだろう。

 誰かと比べる人生ではないとわかってはいるがやはりアラサーと呼ばれる年齢になり少しばかり焦っている。

結婚適齢期というやつになってしまった。


 昔は結婚願望がなかった。

高校生の頃、将来はお嫁さんと話す友達を横目に誰かと生活を共にする事が理解できなかった。そもそも女が養われる前提で話が進む時代だったし、大多数の女が名字を変えなければならないことが窮屈だった。

 自分の力で生きていく。高校生ながら養われることへの嫌悪感を覚えている自分は人とは違うのだと、それが価値なのだと信じて疑わなかった。


 この歳まで別に彼氏がいなかったわけではない。何度かお付き合いをした経験もある。人のことを好きになってずっと一緒にいたいと思ったこともある。しかし、20代前半の私からすると結婚の話が出るとまた別の話に変わるのだった。その話を避けた結果振られてしまった。


 そんな私も27歳になってしまった。

今は結婚がしたくてこんなに焦っているのか正直わからない。

人と違う事が自分の存在価値であると認識していた20代前半から人と同じじゃないと置いて行かれている感覚に変化してきたことに年齢を感じる。

 人の結婚報告が嫌なのではない。

人と違うのが嫌なのであると認識したのは最近のこと。

いやでも結婚報告を見ると自分とは違うと自覚してしまう。

周りの人間が結婚して孤独をさらに感じるようになってしまったというだけなのだ。

 

 そんな思いを抱えながら結婚した友達のInstagramにおめでとう♡とコメントを打ち込むのは私の憎めないところ。

 好きか嫌いかで言えば好きである。

5%くらい酔っているのかもしれない。酔っていたいのだ。そんな酔っている自分のこれからに期待も込めて、送信ボタンを押した。

初めまして。

かなむらりんと申します。

このページを開いてくれてありがとうございます。

好きなことは食べることと旅行です。

旅行記もかけたらいいななんて思ってます!

タイが好きでいつか環境が整ったら1か月くらい旅に出たいと思ってます。

短編小説から長編小説まで書きたいときに書きます。

人間なので反応をもらえれば喜びますしなくても書きたいときに更新はすると思いますが気に入ってくれたら反応いただけると私が喜びます。

同時並行で長編も書いていますので随時更新したいと思います。

よかったらまた見てください。

かなむらりん

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