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無関心の代償Ⅱ 沈黙の果て

作者:博 士朗
 告発は果たされた。だが、それで世界が変わるわけではない。
 ジャーナリスト浅倉光司の暴露は確かに社会へ届いたはずだった。だが、人々の反応は期待とは異なり、政治家は互いに責任を押しつけ合い、企業は「事実無根」と言い張り、街の人々は疲れたように沈黙を選んでいった。
 告発という嵐のあとに訪れたのは、厚みを増した「無関心の壁」だった。
 声を上げた人々は嘲笑と誹謗中傷にさらされ、やがて押し黙る。光司の戦いは、孤独と圧力をさらに強めながら続いていく。
 しかしその沈黙の奥で、確かに蠢いている者たちがいた。
 「設計者」と呼ばれる存在。社会を無関心へと誘導し、真実の声を封じ込めようとする彼らの姿が少しずつ輪郭を現し始める。光司は仲間とともに、沈黙に覆われた闇の中心へ踏み込んでいく。
 沈黙は安らぎか、それとも最大の暴力か。
 人々が選ぶのは「耳を塞ぐ自由」なのか、「真実に向き合う勇気」なのか。
 『無関心の代償Ⅱ 沈黙の果て』――。
 それは、告発の先に訪れる「社会の試練」を描く物語である。
 読み終えたとき、あなたはきっと自分に問いかけるだろう。
 もし自分がこの世界に生きていたなら、真実にどう向き合うのか、と。
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