プロローグ
世界史勉強してたら神話の中になかなか面白いエピソードがあってそれを異世界転生モノにしてみたらこんな作品になった。それがこの作品です。
例えば、アダムとイブの禁断の果実。ノアの方舟。バベルの塔。モースが湖を割った話。
投稿ペースは未定期更新。最低でも一週間に一話はアップ致しますのでよろしくお願いしますm!
教室のドアがバンッと大きな音を立てた。そんな大きな音を立てた犯人はドスドスと床を踏みながら俺の席へと向かってきている。何でうつ伏せ状態で寝たフリしてんのに分かるのかって?そりゃほぼほぼ毎日のルーティーンだからね。
「りつにぃー、一緒に帰ろ!」
「んー?いいぞ」
「やったぁ!」
俺はいつも通りに顔を上げ、カバンを手に教室を後にした。俺のすぐ後ろからは可愛らしい鼻歌が聞こえてきている。
「お前なぁ、いくら妹だからって高校生にもなって兄と一緒に家に帰るのはお兄ちゃんさすがにどうかと思うぞ。世の中にいる他の妹を見てみろ。誰も兄と一緒になんか帰ってないぞ」
「よそはよそ、うちはうちなの!」
「へいへい、そうですか。」
こいつは俺の義理の妹、白金 紫。高校一年生で俺の同学年の妹である。俺が中学に上がった頃に父親が再婚。それでおまけとして着いてきたのが我が妹である。それからというものの、俺と紫はいつも一緒に学校から帰っている。でも兄としては、他の生徒とも仲良くして欲しいもんだが。まあ俺もなんだかんだ言って楽しいし良いけど、さすがに毎日はやり過ぎだと思う。周りからはシスコンだのブラコンだの言われてるし。
「りつにぃー、おーい。りつにぃ聞いてる?」
「・・・え?あ、すまん。ちょっとボーッとしてた。」
「まあいいけど。じゃあもう一回言うよ?りつにぃーは義理の妹と結婚ってどう・・・」
俺は紫がまだ話しているにも関わらず、カバンを投げ捨て全力で駆け出した。
「・・思うのかな、ってりつにいっ!?」
紫が俺を呼んでるけどそれどころじゃねぇ。俺が目指す先には、小学生の女の子が大通りを渡っている姿が見える。そして俺は大型トラックがかなりのスピードでその子に向かっていっているのにも気付いていた。そう、俺はあの子を助けるために妹を無視して走っているのだ。あのままだとあの子はトラックに轢かれて怪我をするだろう。最悪の場合、死に至るかもしれない。俺の前で、俺がなにか出来たのかもしれない状況で何もせずにいたら後悔してしまう。それに何よりまた母さんみたいに目の前で何も出来ずに死んで欲しくないんだ、たとえそれが赤の他人だったとしても。
「うぉおおおお!」
「りつにぃ!」
俺は奇声を上げて道路に飛び出した。後ろで紫が俺の名前を叫んでいるのがよく聞こえる。それでも俺は止まらない。俺の命は母さんに救われた。今度は俺が助ける番だ。俺はチラリとトラックの方へ視線を向けた。フロントガラス越しに眠っている運転手の姿を確認できる。おいおいまだ昼間なのに居眠りかよ。何やってんだ、マジで。
「りつにぃ!止まってぇぇ!!」
妹の絶叫が耳に響いた。それでも俺は止まらなかった。・・・ごめんな、紫。でも母さんも同じように自分の命と引き換えに俺を助けたんだ。だからそう、俺も自分が受け取った命のバトンを繋いでるだけなんだよ。なんかくさい事言ってんな俺。
「危ない!」
「・・・?」
俺がその子に向かって叫ぶとその子は驚いてこっちを向いた。まだ小さな女の子だな。命を掛けて救う価値が有るってもんよ。あ、別にロリコンなわけじゃないよ?女の子を助ければ将来的に子供を増やしてくれるって思っただけです。
俺は勢いのまま彼女を突き飛ばした。痛いだろうな、ごめんよ。でも死ぬよりはましだからな。頼むから俺の分まで生きてくれよ。
「りつにぃ!!」
その後、俺は意識を失うその時まで、最愛の妹である紫を見ていた。紫は泣いていた。俺の名前を必死に叫びながら俺を見ている。当然目があった。俺は思いっきり笑いながら口を動かした。
───── 今までありがとな。
その直後、俺は意識を失った。
ここまで読んで頂きありがとうございます(((o(*゜▽゜*)o)))。この後書きでは当分の間はタイトル説明をしていきたいと思います。興味無い方もいらっしゃると思いますがぜひ是非、流し読みでいいので見て頂くと嬉しいです!((o(。・ω・。)o))
世界史の勉強にもなるよ(笑)(*゜∀゜)アヒャヒャ
さて、皆さん気になっているだろう(なっていて欲しい)『八つの枢要罪』というのは七つの大罪の原型となったやつです。七つの大罪は、傲慢 嫉妬 憤怒 怠惰 強欲 暴食 色欲という七つの罪の事です。これは知ってる人も多いかと。有名な漫画にもなってますしね。あ、完結おめでとうございます!
そして七つの大罪の元になった八つの枢要罪はこんな感じです。↓
暴食 色欲 強欲 憤怒 怠惰 傲慢。ここまでは七つの大罪と変わりません。ここからです。
『憂鬱』『虚飾』
この二つが七つの大罪にはありません。さらにお気づきの方もいらっしゃると思いますが七つの大罪に含まれている嫉妬がありません。何故なのか。
次話の後書きでそこんとこ説明していきたいと思います。興味無いって人はごめんねm(_ _)m