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第72話 フォルトゥナ様と面会

 ギルドの1階で冒険者証の昇級更新が終わったクリスティアーネと合流し、道中では教会の3人と色々と話しながら教会へと向かった。まだ、冒険者になって6日目だと言うとだいぶ驚かれた。まあ、ギルドでも驚かれたからそこまで気にはならない。ただ、3人とも僕のことを“フォルトゥナ様の御使い様”と思いながら接してくるので、教会に着く頃には気疲れした。


 教会に着くと、神父様と司祭様が迎えてくれたが、2人とも忙しいから簡単な挨拶だけで職務に戻っていった。人の上に立つのって大変だねぇ。


 さて早速、他の信徒の人たちを無視してフォルトゥナ様の像の前にひざまずき目を閉じ祈るように手を組む。すると、天から光が降り注ぎ、僕の周りを覆い隠す。


 目を開けるとやってきました神々の空間。目の前にはフォルトゥナ様がいて、いつも通り、地球の神様は踏みつけられている。


「こんにちはガイウス。4日ぶりね。元気にしていたみたいでよかったわ。」


「フォルトゥナ様もお変わりなく。」


「ええ、神である私は基本的には不変だからね。ただ、貴方たちの信仰心が弱まると私も力が衰えるわ。」


「気を付けます。」


「いいのよ。そういうのは、教会の仕事なんだから。それでね。貴方を呼んだのは他でもない、このバカが関わっているの。」


 “このバカ”と言ったところで、フォルトゥナ様に踏まれている地球の神様の頭蓋骨がミシミシ云い始めた。さすがにまずいと思い、


「フォルトゥナ様、地球の神様の頭が潰れてしまいます。何にお怒りかはわかりませんが、加減してあげてください。」


「そうね、動けないくらいの力加減にしておきましょう。それでね、ガイウス。貴方、【異種言語翻訳】と【魔力認識】、【教育者】の【能力】を手に入れたでしょう?」


「はい、いきなりだったのでビックリしましたが。」


「それね、コイツがやったのよ。私が勇者候補と聖女候補を探している隙に。」


「だって、もっと色んな【能力】がないとチートしてますって感じがしないじゃないか!!そうしないと、見ている俺が面白くないよ!!他の世界に転移・転生した地球出身者は、チートで無双むそうしまくって、“俺TUEEEEEEEE”して、一国の主になったり、領主になったりしているのにガイウスったらそんな兆候ほとんどないんだから。」


 くぐもった声がフォルトゥナ様の足元。地球の神様から聞こえた。えぇ・・・。そんな理由であの3つが与えられたのか。というか“俺TUEEEEEEEE”って何さ。あまり自分の力を過信しすぎないようにするのが、生き残る秘訣だと思うんだけどなぁ。


「あの、僕そういうことしたほうがいいんでしょうか?」


「別にしなくていいわよ。コイツが勝手にやっていることなんだから、迷惑でなければ受け取っておけばいいの。それに、クリスティアーネちゃんだったかしら。彼女と一緒になるために、3年以内の授爵を目指しているんでしょう?なら、それでいいじゃない。」


「いや、俺は、ガイウスが本気を出せば、王族に代わってこの国を差配で・・・ゲボッ!!」


 おお、フォルトゥナ様の見事な蹴りが、地球の神様の鳩尾みぞおちに入った。そのまま、ゴロゴロと転がり、動かなくなった。


「大丈夫なんですか?」


「大丈夫よ。神だから、死なないわ。」


「そういえば、地球の神様のお名前はなんというのですか?いつまでも、地球の神様とお呼びするのは失礼ではないのかと思いまして。」


「う~ん。あいつの管理している“地球”ってね、この世界と違って人々が信仰する宗教がたくさん有るのよ。だから、あいつの神名も色々つけられているのよねぇ。」


「そうなんですか?」


「そうよ。それで、宗教間の戦争とか起こっているから、私たち神からしてみれば、“人の名前勝手に決めて何やってんの”って感じよね。」


「不敬ですね。」


「まあね。だから、アイツも他の世界に遊びに行くのが楽しいみたいでね。特にうち“エシダラ”みたいな宗教が1つしかなくて、“地球”に近い世界にはよく来るのよ。」


「はあ、そうなんですか。苦労されているんですねぇ。」


「そうだよ!!わかってくれたかい?」


 うわっ!!ビックリした。いきなり、地球の神様が大声をあげるのだからビクッとしちゃったよ。しかし、復活するの早かったなぁ。


「そういうわけでね。ガイウス、君には、もう少し【能力】をあげようと思う。まず。【絶倫】とか・・・」


「いりません。」


「えー、でも奥さん4人娶めとるんだろう?それなら、あった方がいいと思うけどなぁ。」


「いえ、ホントにいりませんから。」


「う~む、じゃあ、俺の加護と祝福をやろう。いいだろう?フォルトゥナ。」


「まあ、加護と祝福程度ならいいわよ。ガイウスの魂は・・・。まだまだ余裕があるわね。これだけの魂のうつわで不老不死だから、そのうち神になるかもね。その時は、私の伴侶になってもらいましょうか。」


「へっ!?」


 なんか、いきなり話が壮大になったんだけど、僕はどう返事すれいいのかな?


見てくださりありがとうございました。

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