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第43話 サムライ(薩摩武士)

 16機のRF-4C“ファントムⅡ”が飛び立って十数分、僕とジョージのヘッドセットに通信が入った。


『こちらロメオ06。大規模な集落とおぼしきモノを発見。周囲は外壁にて覆われている模様。また、見張り台の様な物も見える。人の様なモノの姿も確認できるが、化け物かどうかは判明不能。高度を下げて、確認をするか?』


 ジョージが僕を見たので、首を横に振る。


『ロメオ06。その必要はない。上空待機だ。』


『了解。』


「残りの機はどうします?帰還させますか?」


「そうだね。そうしよう。【送還】。これでよし。それじゃあ、ロメオ06が見つけた集落に向かおう。」


 そうして、ゴブリンの集落跡地を経由して、目的地には昼前に着いた。確かに外壁があり石壁でできていた。【気配察知】を使う。中の様子が騒がしいのは、恐らくRF-4C“ファントムⅡ”上空を旋回して待機しているからだろう。


 さて、見張り台にいるのはオークだし、門番もオークだ。この集落がオークの巣で間違いないだろう。どうやって、殲滅するかが問題だが、以前のようにA-10“サンダーボルトⅡ”を【召喚】してしまえばらくだろうけど、討伐証明部位とかが取れなくなってしまう。やはり、最初は人だな。


「ジョージ、これから目の前の集落を落とすが、何かよい案は有るかな?」


「戦車で蹂躙をと言いたいところですが、それだと、死体が滅茶苦茶になってしまいますからね。ふむ、レンジャー連隊を投入してもよいですが、個人的な趣味では“サムライ”を見てみたいですね。」


「それは、どういった人たちなんだい?」


「私の国とは違う。“日本”という国に存在した、戦闘職ですね。特に、“シマヅ”という“サムライ”は鬼と呼ばれていたとか。」


「わかった。それなら、君の推薦通りに【召喚】しよう。人数がいるだろうから、少し開けた場所は近くにないかな?」


「了解『ロメオ06。この集落の付近に開けた場所はないか?』」


『こちらロメオ06。少し待ってくれ。・・・・あったぞ。集落から方位175に2kmの地点だ。』


「『了解。ロメオ06は現状待機を続けてくれ。』ガイウス指揮官。ありました。南に2kmです。」


「うん。聞こえていたよ。すぐに移動しよう。みんな走れる?」


 3人とも頷く。「それじゃ、僕が先頭を行くから。出てくる魔物は基本無視で。行く手を遮るモノは、僕が対処します。」そう言って走り出す。途中で出てくる魔物は、以前と同じで、ロックウルフにフォレストスライム、それにゴブリンが加わった。どれも、一撃でしとめて、偽装魔法袋へと【収納】していく。


 目的地には20分かからないくらいで着いた。ちょうど、お昼頃ということもあり、腹ごしらえをしてから、【召喚】することにした。アンゲラさんにお願いして作ってもらった食事を、【収納】から出して3人に渡す。ジョージはもともと【召喚】する予定だったから、4人分作ってもらっていてよかった。ジョージは喜んで受け取った。


「暖かいレストランで出るような食事を、作戦従事中に食べることができるなんて、まさに、異世界。ファンタジーですねぇ。」


「まぁね。でも、元の世界に戻ると記憶とかはどうなのさ?」


「すっかり忘れていますよ。この世界で起きたことなんか。呼び出されるときに思い出す感じですね。」


「なるほど、そんな感じかぁ。」


 なんてジョージと2人で、会話しながら食事をしていると、


『こちらロメオ06。竜みたいな化け物が複数体接近中。これより回避運動に入る。援護が欲しい。』


「『了解した。指揮官に上申する。少し待て。』ガイウス指揮官。F-15C“イーグル”2機の【召喚】を要請します。」


「わかった。F-15C“イーグル”2機【召喚】」


 上空に魔法陣が現れ、轟音と共にF-15C“イーグル”が現れる。


『こちらイーグル1。目標の指示を。』


「『イーグル1、2。JTACジェイタックのジョージ・マーティン中尉だ。目標は、友軍のRF-4C“ファントムⅡ”の周囲にいる竜だ。撃墜しろ。なお、友軍機のコールサインはロメオ06。』ガイウス指揮官、他に指示はありますか?」


「できれば、胴体を撃ち抜いてほしい。それも傷は少なくで。飛竜ワイバーンは素材が欲しいから、墜とした場所も報告してほしい。」


「『聞こえていただろう。イーグル1、2。使用武装には気を付けるように。撃墜後は、ロメオ06のエスコートだ。以上だ。』」


『イーグル1、了解。』『イーグル2、了解。』


 さて、昼食も終わったし、これでロメオ06の安全も確保できた。これから、本命の“サムライのシマヅ”を【召喚】しよう。「できれば“シマヅ ヨシヒロ”がいいです。」とのジョージの希望通り、“シマヅ ヨシヒロ”を中心とした部隊を【召喚】しよう。


「“シマヅ ヨシヒロ”および率いる“シマヅ隊”【召喚】」


 地面に光と共に巨大な魔法陣が現れ、光が収まると、呂布と同じようにこっちの世界とは違う鎧を装備した部隊が現れた。


島津兵庫頭義弘しまづひょうごのかみよしひろ、以下1500名。ご下命により参上いたしもうした。」

見てくださりありがとうございました。


また、新たにブックマークをしてくださった方、ありがとうございます。

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