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第21話 呼び出し・その1

「イチャイチャするのは宿の方でお願いします。」

 

 いつの間にか猫獣人の受付嬢エレさんが査定カウンターまで来ていた。そして、とても冷めた目で僕を見ている。エレさんの後ろにいるデニスさんはニヤニヤ笑っている。僕はエミーリアさんを引き剥がしながら、


「これは、その・・・、違うんです。そのイチャつくとかじゃなくて・・・。一方的にというか・・・。」


「ガイウスは私が抱き着いて嫌だった?」


 エミーリアさんが悲しそうな顔をしながら聞いてくる。


「あ、いえ・・・。嫌ってわけではなくて・・・。その・・・。あの・・・。」


 僕がしどろもどろしていると、


「フフ、エミーリアさんそこまでにされたらいかがですか?ガイウスさんが困っていますよ?見ているほうとしては初心うぶな少年の反応が見れて面白いですけど。それにあなた方3人にお渡しするものがあります。」


 エレさんが助け船を出してくれた。


「預かり証ができたんですね。」


「ええ、正式名は『冒険者ギルド預金証明証』ですね。長いのでほとんどの冒険者の方が『預かり証』や『預金証』などと省略しています。それで、こちらが『シュタールヴィレ』の3名の『冒険者ギルド預金証明証』です。現在、表に表示されている金額が現在ギルドで預かっている金額です。3名のうち誰かがお金を引き出したりすれば証明証を更新した際に引き出した方の名前と金額、日付が裏に表示されます。」


「わかりました。ありがとうございます。デニスさんもありがとうございました。」


「俺は面白いものが見れましたから。ガイウス君モテモテですね。」


 デニスさんの皮肉に僕は苦笑いを作って応えた。デニスさんはそのまま「それじゃ。」といって、「処理・解体室」の方へと戻っていった。


「そういえば、アラムさんに冒険者証を預けたまま返して貰ってないんですけど。」


「あら、そうなんですか?サブギルドマスターならすぐに9級の冒険者証を作っていましたよ。」


「その通り。遊んでいたわけでないよ。」


 いきなりエレさんの後ろからヒョッコリとアラムさんが現れた。しかも、笑顔で。嫌な予感がまたする。「はい、これ新しい冒険者証。」とアラムさんからローザさんとエミーリアさんと同じ鉄製の冒険者証を渡された。これで初心者卒業ということかな。まだ2日目だけど。


「さて、ガイウス君。君には本ギルドのギルドマスターである『アンスガー・アルムガルト』からの指名呼び出しがあるよ。しかもパーティ『シュタールヴィレ』のメンバーも同じで呼び出しだ。一緒に来てくれるね。」


 笑顔で手を差し出される。はっきり言って握りたくない。だってギルドマスターが家名持ち。しかもこの町「インシピット」や僕の故郷の村などを治めている領主様と同じ家名。あっ、これ厄介なやつだ絶対。


見てくださりありがとうございました。


また、新たにブックマークをしてくださった方ありがとうございます。

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