ふぉれすとウォーク
今更ながら。
この小説は自分が好きな展開だけを盛り込んだ、超自己満足用です。基本見る人の事をあまり考えていません。
誤字脱字は気にしますが、矛盾とかは気にしませんので、悪しからず(^ν^)
洞窟を出てから既に丸一日がたった。が、まだ森の中だ。こんな人里離れた場所に道なんかあるわけもなく、師匠にもらった、コンパスのような見た目をしてる、目的地のみを指し示す道具だけを頼りにひたすら歩いている。
『グルォオォォォオ!!!』
たまに獣がでてくるけど、だいたいはブレイクで終わる。
「《ブレイク》」
パァン
ひょいっと血しぶきを躱す。
今私が向かっているのは、リンドルム聖国というところの都市、アーク。最初聞いた時は限界集落とか、開拓村とかそんなのがあるのか?と思っていたけど、アークはそこそこ大きい都市だと聞いて驚いた。そこから出てる乗合馬車でリンドルム聖主都に行けば学校があるらしい。が、師匠はあまり学校関係は詳しくないと言っていた。入学費もどれくらいかかるのかわからないということで、師匠が貯めてたキンキラキンを半分くらい持たせてくれた。金貨とかもあるけど、師匠も買い物はしたことないから価値がわからないらしい。…師匠の知識は変なところで中途半端だったりするから、人と話す時はそのまま言って常識はずれみたいにならないようにしないといけないと思う。
あ、そういうキンキラキンとか、武器とかは空間魔術を使って異空間にしまってある。こういうの鑑定ではでてこない、技能に分類されるらしい。スキルツリーっていうのは、たまに持っている人がいて、それのスキルは他の人は使えないし、それがどういうものかというのも詳しくは説明できないみたいだ。魔術なら、魔力を如何の斯うのして、とか、説明ができるから、スキルツリーとは関係ない、みたい。
例えるなら、神さま?にもらった技がスキルツリー、頑張って努力して得た技が技能、的な。例えれてはないか。
まぁ、そういうわけで、手ぶらで歩いてるわけだけど。
本当に何にもネェ…。この道であってるのか…?
ーーー
この時、私は一つ重大な見逃しをしていた。目的地を示すコンパス、その針の先端に、小さく、しかし注意してみれば見える字でこう書いてある。
『針の向く方と逆に進め』