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西旅079.保管庫さぁ~ん、み・せぇ・てぇっ、イヒッ☆

俺を案内するてぇ話なのに俺を置き去りにして歩み始める曹長様と軍曹殿。

酷くねぇっすか?


まぁ、着いて行くんっすけどね。

っかさぁ、何時の間にか俺達を遠巻きに見ていた野次馬さん達も着いて来るんですけど…なんだろね?


「アレって…曹長様の追っ掛けっすか?」ってぇとさ。

「なんで、そうなる?」っと呆れられちまったんだけど…なんで?


「リュシュ准等兵。

 君が盛大に大口径拳銃を放っていたから目立ったのだよ。

 試作機ロッド・タイプA1STも盛大に振り回していたしねぇ」


そう軍曹殿に言われてさぁ…そんなに目立ったのか、あれ?

「ええっ!?

 単に拳銃(遊具)で射撃した(遊んだ)だけっすよね?

 あれで目立つ…って、ああ、結構な音がしてましたっけ」


そら目立つわな。


「いや、確かに轟音が響いておったがな、あの程度の音は此処では珍しくもないぞ」

あれぇ~、違うのか…では、なんでだ?


「あのね、リュシュ准等兵。

 あれ程の大口径である拳銃を放ち、全く姿勢を崩さない者など稀有。

 いや、姿勢を崩さないと言うよりも反動を完全に押さえ込んでいた。


 故に命中精度がトンでもないことになっていた。

 それを鑑みるに、大威力射撃にてピンホールショットを連発しておるとの話になったと」


「うむ、マイヤーが告げた通りであろうな。

 射撃データは収集されて閲覧可能となっておる。


 貴様は気付いてはおらぬかもしれぬが、射撃場では監視カメラを積んだ飛空監視装置が飛来し監視しておるでな。

 それらが集めた情報を閲覧した者達が集まっておるのであろう」

いや、こんなに目立つんだからさ、流石に監視カメラにて監視されてんのは気付いてんよ。

まぁ、知られて拙い場合はさぁ、空かさず龍覇術にて隠蔽してっけどね。


そりゃね、反動を余すことなく楽しむには龍覇術を発動せねば無理ってもんさね。

けどさ、そんな術を発動すればさぁ、淡く体が光ったりする訳だ。

それは見られたく()えってことでさ、隠蔽ってね。


けど、流石にカメラに写らないのは不自然てな訳で、不必要な干渉は行ってはいない。

それが、こんな騒ぎになるとは…

映像を改竄しておくべきだったか?

いや、それは明らかに悪手だしなぁ…


そんなん思いながらも移動を続けてる訳だが…

「ふぅむぅ…明らかに尉官の方々も混ざっておられるな。

 あれでは解散を促すこともできぬわい」

って、曹長様が困ったようにな。


どうやら曹長様の上官にあたる方も野次馬してるみたいだな。

いや、何しとんのさぁ…此処の軍って、もしかして…暇?


ってもさ、流石に武器保管庫の中までは着いて来なかったけどね。

曹長様が管理人と交渉してんな。

試射させてくれる銃を選ばしてくれるてぇことでね保管庫内へと立ち入る許可を得てんだろう。


なんだかさぁ、書類に書き込んだりカードをスロットルへ読み込ませたりと、面倒な手続きをしてっど、あれさぁ。

俺に遣れって言われなくて良かったよ、ほんと。


手続きが終ったのか、保管庫の管理人立会いの下で保管庫へと。

製造会社別、銃の種類毎に整理されて保管されているようだな。


手前がハンドガンコーナーとなり、横切るように通路が複数。

その横切る通路で他社銃の閲覧も可能と。


そんな保管庫を奥へと進むとライフルとかアサルトライフルって呼ばれているタイプが。

だが、更に奥にゴォォッィイヤツがな。


「コラッ!そっちはダメだっ!

 そこから先は対物ライフルだからなっ!


 って、言うことを聞かんかぁっ!」

「あのな、リュシュ准等兵。

 対物ライフルの先に行っても、流石に撃つのは…

 それって対竜ライフルだから…

 設置するのが大変な代物だからね、止めて貰うと有難いんだけど…」


えっ?龍種の劣悪種てぇヤツの竜種?

それようの銃って…こんな代物で傷付けることが可能なの?

嘘だろ?


こんなん、俺にも傷1つ付けれんぞ。

龍種になんぞへ放ってもさ、虫が止まった程度にも感じさせない威力じゃね?

気付かれもせずに終る程度の代物と思うんだけど…どんだけ弱いんやねんやっ、竜種ぅぅぅっ!


「では、これで」

「ばっ!よりにもよって、ゴライヴォフブレイダー77sXtvrスペシャルだとぉぉぉっ!

 馬鹿かぁっ、貴様わぁぁっ!

 射手が耐えられぬ故に自動照射でしか運用できぬ代物をぉ、よりにもよって選ぶのではないわぁっ!」


「ん~っ、では、これで」

「話を聞けぇっ!」


「それでは、これで!」

「いい加減、執拗いぞっ!

 別のを…」


「だから、これで」

「貴様ぁっ!いい加減にぃっ!」


「曹長殿…引かぬようですし、いっそのこと持たせてみては?

 この重量ですから1人で持ち上げることもできますまい」


そうマイヤー軍曹が見かねてね。

いやぁ~、だってさぁ。

この銃が一番面白そうだったんだもん。


いやね、管理人のお兄さんが呆れて苦笑してんよ。

もう、曹長様ったらさぁ。


やれやれって思ってたらさ。

「良かろう、1人で持ち上げられるならば許可しようではないか」って。


「わかりました、ちょっと待ってくださいね」

そう言い於いてから…うん、リストバンドとフットバンドを外しましたよ、ええ。

封印具のネックレスしてっから大丈夫っしょ。


「何をしとるのだ、貴様は?」っと不思議そうな曹長様。

「えっ?準備ですけど?」って返したけど、何故か納得してくれなかったよ。

なんで?


んでな、対竜ライフルてぇ大男3人を重ねて担架へ乗せた程度の大きさの銃を持つ。

うおっ、良い重量感ね、期待増々だよ、これ。


「持って…しまいましたね…」って、マイヤー軍曹殿が唖然って。

曹長様は慌ててな。


「いや、ちょっと待てぇっ!

 そいつはイカンっ!頼むから別のにしてくれっ!」って。


「え~っ、持ったら許可くれるって言ったっしょ?」

「曹長殿。

 保管庫での発言は慎重に願います。

 許可申請が受理されております」って管理人さんがね。


おお、良い人やん!


したらさぁ、曹長様が「ぐぬぬぬぬっ」って。

まぁ、怪我の功名って感じで許可も得たことだしぃ…撃ちますねぇ、イヒッ☆

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