西旅058.お遊戯会?
確かに、何時もより多めに覇気を出しちゃったりしてるけどさぁ。
う~ん、当人比にて120%ほど増し益しって…ありゃ?
うん、駄々漏れ?
いや、違うんだ!これは、違うんです!違うんですよ?
あんな、さっき大量に食っただろ?
したらさ、大量に龍力変換した訳さ。
そりゃ大量のカロリーてぇか、エネルギーてぇのを得た訳でぇ…
これで滾らにゃ漢が廃るってぇことでさ、つい…てへっ☆
っかさぁ、この程度の覇気に当てられて暴走するなんてぇのはなぁ。
まだまだ、ですたいっ!
「いや曹長様?
覇気と言いますか、武威といいますか…
この程度のモノに当てられて暴走しますかねぇ?」
軽く疑問を告げたんだけどさ。
格闘家達がさ、此方を睨むんです。
睨む人…恐いんですけど。
「こらこら、挑発するてない」って。
いや曹長様?
「えっ?挑発なんてした覚えはないですが?」っと。
この程度の覇気で当てられるような輩を挑発する趣味なんてぇ持ってないかんねぇ。
「このクソ餓鬼がぁっ!
そこまで言うならば、俺と戦えっ!」っと。
うん、あの中では最弱と思われる餓鬼だな。
っかさぁ、明らかに同世代なんだが…テメェに餓鬼扱いされる謂れなんぞねぇっ!
「ドサクサに紛れて立ち会おうとするなっ!
俺が先に立ち会うんだよっ!」
「違うな、我が先だ」
「何言テるね、私サキあるヨ」
確かに…こりゃ面倒だ…
「えーいっ!面倒だっ!纏めて掛かって来やがれ、雑魚どもぉぉっ!」
「だからぁっ!挑発すなっとろうがぁっ!」
あ゛っ。
で、1対多てぇ乱戦っと…乱戦?
子猫たん達との戯れ合いを乱戦と言うなれば盛大な乱戦だろうさ。
むろん、俺は龍覇剣士としての技は1つも使用することはない。
門外不出の秘伝の技なんだからさ、容易く晒す訳がなかろう?
では、どうしたかってぇとぉ…
「あ、当たんねぇ…何故?」
「チッ、チョコマカ動くネ。
掠りもしないアルよ」
「へいへ~い、テメェらの技は、それで打ち止めか?
手抜きや手加減はぁ~止めて貰えません?
お遊戯会に付き合うのはダルイんっすが?」
欠伸混じりに告げたらさ、なんでかキレた。
ありぃ?
「こんにゃろぉっ!舐めやがってぇっ!」てな感じでな全員が一斉に。
「グガッ」「ゴッ」「うわっ!」
「何してルね!」
あーあっ、盛大に同士討ちってか?
ま、頭に血が昇って動きが乱雑になってからさぁ、仕方ないか。
でもな、だいたいヤツラの技てぇか動きは全て理解した。
「もう良いんじゃないっすか?」ってぇ、冷静に見守っていた武術家達へと。
うん、雑魚の扱いはお腹一杯っす。
「ふぅ、全く歯が立たんとは…
元々、放たれる武威に我を忘れる時点で敵う筈もあるまいがな」
「全く、恥を晒してくれるものだ。
しかも手の内1つ相手に出さすこともできぬとは情けない」
などと口々にな。
いやいやアータらさぁ、コヤツらを当て馬にして観戦してたっしょ。
そして此方を分析ってか?
「あのですね、俺は体験入隊で此処にいる訳ですわ。
これもカリキュラムの1つてヤツなんで?」
「そんな訳がなかろう。
いや、此方の都合に巻き込み済まんな。
我が基地への武術講師として招いておる方々なので弟子の同行を許可しておるのだよ。
その同行しておる弟子達が暴走しておったようでなぁ」
「弟子の管理は師の義務でしょう。
それを怠るとは関心できませんね」っと思わずね。
「痛い所を突きよるわえ。
まぁ、儂の弟子は動じてはおらなんのじゃが、騒動を止められなんだでは同罪じゃて」
最初に騒動を治めるために諌めていた老人がね。
いやいや、この老人…できるっ!
龍覇剣士の中位レベルの力量には達しているだろうか。
このクラスならば須弥山の下層を生きて抜けれるだろう。
まぁ、生還率は3割程度だろうけどさ。
「では格闘訓練を始めさせていただきますぞ」って曹長様がね。
えっ?
「今のは?」格闘訓練ちゃうの?
「貴様が相手を揶揄って挑発して遊ぶことを格闘訓練とは言わんっ!
戯れておらんで始めるぞっ!」って。
「酷いっ!俺が何時、相手を弄んだと?」
「だれも弄んだとは言ってはおらん。
っか、遊ぶなっ!始めるぞっ!
では、良しなに、お願いいたします」
曹長様が真面目に告げるからさぁ、俺も真面目に遣りますかねぇ。
ああ、そうそう。
武術家講師様達とは別に基地所属の講師達も控えてんぞ。
まぁ、此方は感情を消し去ったキリングマシーン様方だけどな。
人間味がなくて、此方は不気味だな。
騒動を起こす武術家さん達の方が遥かに人間味があるってぇもんさね。
この人達にも習うんだよな。
なんか勘弁して貰いたいような…ダメ?さいですか。




