―詩― 廻る季節に…
―詩―
廻る季節に…
路の果てに…
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不意に頬を撫でる
冷たさに気付いたら
もうそこに
あなたはいなくて
雪が足跡を消していた
冬木枯れ
寒さ舞い散る頃は
一番近くに感じたよ
凍える指先
包んでくれて
特別暖かったの
そこで交した約束
私は今も
握り締めてるけど
まるであなたは
煙のように
指の間から
消えていった…
頬を撫でた北風に
マフラー巻き直すけど
風は確かに
心の隙間すり抜けた
知らなかったよ
冬の訪れを
気付けなかったよ
季節の変化に
忘れていたよ
冬の冷たさを
どこを探しても
あなたはいない
真っ白な世界がただ…
あなたの面影
欠片、暖かさまで
消してゆく
知らなかったよ
この路の果て
気付かなかったよ
あなたの変化
忘れていたの
独りの寂しさ…
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3階のベランダからすっかり日の落ちた6時半の空を見ていると、冬の始めの匂いがした。ツーンと胸に染みる、最近までとは違う空気。去年の今頃は何をしていただろう。振り返っても全然変わってないけれど、少なくとも今よりずっと無知だった。何も知らないあの頃が、実はとても満たされてた。思い出せば胸に染みる。北風が、どこかに空いた穴の中をすり抜けた気がした。秋の空はなぜだろう。もの悲しくさせる。星一つ見つけきれない雲り空の下、この場から離れる事ができなかった。
最後までありがとうございました。




