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旅たち
中央大学院
サラキは学長と話していた
「研究のために日本に行ってもらいたい」
サラキは驚いた
「日本ですか?面積約37.8万km²人口1億3000万人で首都が東京の?」
「確か日本という国は1つしかなかったと記憶しているが」
「何の研究で?」
事実、サラキの研究テーマは「地質学」「機械工学」「言語学」「心理学」「インターネット工学」と多岐にわたっていた。
「教育学だ」
学長はさらりと言った、しかしサラキは気絶しそうに驚いた
「教育学は専門外です!」
「これから専門にするんだ、君には素質がある」
「しかし」反論しそうになったのをサラキは辛うじて抑えた、相手はコーチャードの元首だったと思い出したんだった
「分かりました、日本で教育学の研究をしてきます」
すると学長は思い出したように聞いた
「君は国外に行ったことがあるかね?」
「いえ、ありませんが」
「日本でショックを受けるなよ」
「はい」
サラキは日本に発った。
学長は内心、心配でたまらなかった。「あの青年に日本が耐えられるだろうか?」