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新婚初夜の籠城⑦

「シルビアさん」

「はい?」


「食事前に話す話しでもないのですが

食事後の流れがわかりませんので

今少し相談に乗って頂く時間平気かしら」

「時間でしたら平気ですが、相談ですか?

はい、平気ですよ」


「私が実家から持ってきた夜着なのですが

幾分戦闘力が低く、せめて旦那様のご趣味に近いものを選びたいのすが

どの様なご趣味か分かりませんので相談に乗って頂けると嬉しいです」


ブフォ・・


・・・何か聞いてはいけない声を聞いた気がする

でもあれよ、いくら何でも結婚初夜に

『・・・戦闘力たった5かゴミめ』

とか言われたら立ち直れない

せめて特戦隊には入りたいの!!』


「ご主人様のご趣味は生憎存じ上げませんが

夜着でしたら豊富にご用意してますのでご安心を

やはり初めての夜でしたら、白をベースに透けすぎず

かと言ってモッサリしない様にレースをふんだんに使った物をご用意しましょう。

そこから、少しずつご主人様の反応を見て攻略プランを決めていきましょう。」


旦那様の趣味を知らないのか・・

ガーンだな、出鼻をくじかれた

こんなに良い素材を持っているのに君にはガッカリだよ!!


ぺろぺろキャンディーなみにぺろぺろされているのかと思っていたよ。

いや、まてよいたしてないとは言ってない

裏をついてメイド服が良いのかも知れない。

日常の中に紛れ込む、非日常

うむ、そうに違いない


「ああ、どんな趣味なのでしょう

ま○だらけとから送って来る荷物

品名もバッチリ書いて貰いましょう。

ご主人様、こういうのは流石に困ります・・

とか言われても屈辱にまみれつつ受け取る小荷物

たまらない、たまりませんは」


うん、この子あかん奴や

手遅れや、ブラックでジャックな人にも嫌な顔されて追い返される奴や


「シルビアさん、とりあえず今日の夜着はその方向性でお願いします・・・

旦那様をお待たせするのもあれですので、支度をお願いします」


「ハッ、私とした事が、直ぐに準備に取り掛かります」


シルビアさんは、イソイソと私の準備に取りかかった。


とりあえず、私の専属侍女が愉快な性格なのは分かったわ・・・


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