放課後レッスン♡後半♡♪
後編です……m(_ _)m (*´▽`*)♡♪
「あ……!!」
「きゃっ……!!」
バタン……───
───気がつくと。
よろめいて、茜の口唇が、僕の目の前に迫って来ていた……。
壁ドンならぬ……床ドン……を、茜に、僕が、してしまっていた……。
茜の口唇が、ち、近い……。
「私……の番……。だよ?」
「あ……。ご、ごめん。だ、大丈夫?」
目を閉じている茜……。
い、いや、さ、流石に、こ、これは、気まずいんじゃないかと想って……僕は、立ち上がる。
「あ、頭とか、打ってない? 大丈夫……?」
「うん……」
やけに、茜が、大人しい……。
心配していた矢先。
茜の声が、僕の耳もとを直撃する。
「手……」
「え……? 手?」
寝転んだままの茜が、僕に手を差し出していた。
茜に、言われるがままに……そっと、僕が、茜の手を握ると、
茜の柔らかい体温が、僕に伝わって来て……。
茜は、僕の直ぐ側で、立ち上がった。
「私の番……」
そう言って……。
茜は、発声練習を、始めた。
「あ~~……♪ A~~……♪」
「い、良いんじゃないかな……。練習してないわりには」
茜の綺麗な歌声が、響く。
茜の担当パートは、ソプラノだけど、
目を見張るくらいに、上手い。
熟練のオペラ歌手を想わせるほどに、この地下室の密室に、よく響き渡る。
「確かめないの……?」
「え……?」
まさかとは、想うけど……。
まさか、さっき、茜が、僕にしたように、
そのまま僕に、茜自身に、やれって言うのか……?
「え……?」
「確かめて……みてよ」
茜の綺麗なソプラノが、地下室の密室に、響き渡る。
そ……っと。
茜の白い喉元に……手を当ててみる。
!?────
───……一瞬、震えた?
すごく、よく響いてる。茜の声。
でも、もう、これくらいで、良いんじゃないか……と、僕は、想う。
「当てて……見てよ」
「な、なにを……?」
戸惑う僕をよそに、茜は、発声したまま……。
僕の手を取り……茜自身の胸へと、僕の手を、そっと……当てた。
と、とても……。
フワフワしていて……。
僕の心臓の音なのか茜の心臓の音なのか……。
それよりも、茜の声が、茜自身の胸に響き渡っていて……。
とても、僕自身が、その場に、立っていられない……。
それから……。
茜は、僕の手を取って……。
茜自身の下腹部へ……。
僕の手を当てる……。
茜の柔らかな手のひらの温もりと、茜自身の柔らかなお腹に、包まれて……。
僕の手に……。
茜の声が、響いて……伝わって来る。
頭が、ボー……っと、する。
「きゃっ……!!」
「あっ……!!」
───バタン……!!
気がつくと……───
僕に寄りかかり……倒れた茜を、僕は────
────床の上で、抱きしめていた……。
「ご、ごめん……。だ、大丈夫……?」
「あ、ぼ、僕は、大丈夫……だよ」
茜と僕の横顔が、くっつき合ってて……。
茜の柔らかな匂いが、僕の頭の中に届く……。
茜の全身の温もりが、柔らかくて……あたたかくて……。
「ご、ごめん……」
「い、良いよ……。ぼ、僕は、大丈夫……だから」
そ……っと、茜が、立ち上がる時……。
くっつき合ってた横顔を、茜が、動して……。
柔らかい何かが、僕の口唇をかすめた……。
茜の紅い口唇が、横顔に流れる茜自身の綺麗な長い髪の毛に……隠されていた……。
「もう一回……する?」
茜の天使のような声が、
僕の心の中を……いつまでも、震わせていた。




