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暇について調べる“いとま”の時間

作者: 薄氷

『ちなみに“いとま”を漢字で書くと“暇”です』

ということで、今日は暇という言葉の意味について調べていきます。近年では“ひま”という呼ばれ方の方が常とされている現在、“いとま”としての用法に興味が湧いたので、調べていきます。そして“ひま”、“いとま”の違いについて考えていけたらと思います。


 まずは“ひま”の意味について簡潔にまとめていきます。


 「継続する動作の合間の時間」

 「物事をするための時間」

 「自由に使える時間」

 「休み」


 という四つが主に考えられる意味ですね。ほかにも「別れ」という意味合いを持つときもありますが、主に今使われている意味を参考にしていますので省略していきます。まあこうやって並べてきましたが、主に使われている意味として、「休み」、「自由な時間」が中心となっているでしょう。

「暇だわー」などで使われる「暇」はなぜか“無駄”な時間であったり、「自由に使える時間」ではあるものの、その時間を用いてすることがないときに用いられることが多いですよね。現に自由な時間を「暇な時間」と表現することは少ないです。


 それでは“いとま”の方の意味を見てみましょう。


 「自由に使える時間」

 「休み」


 であることが中心の意味合いです。

さっきと同じではないかと思いますが、「自由」や「休み」に対してのとらえ方が“ひま”と変わってきます。昔の人々は“いとま”というこういった時間を大切に生きてきたといわれています。詩人たちの短歌にも“暇”が風流であるといった内容から短歌が始まるものもあります。そういったことからこの“いとま”という時間を大切にしてきたのですね。


 つまりは“いとま”の時間というものは昔の人々たちにとっては楽しむべき時間であったと考えます。なのでこの「暇の時間」という概念そのものを“趣がある”と表現していったのですね。決して“無駄”ではなく、“趣”なのです。


【“ひま”な時間も“いとま”の時間もどちらも大切に生きていきたいですね。】


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