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しょうがないこと
何を目指せばいいのか、どこへ行けばいいのか全く分からなくなってしまった瞬間、わたしは何にも言えなかった。自分の前にあった道が真っ黒に染まってしまったように、道が見えなくなった。どうしたらいいのだろう、ただそれだけが頭の中を横切っていた。
数日がたって、学校に行った時にようやく先生と卒業式の事で話しができた。「出られないのならどうなるの?」と聞いた。先生はとても丁寧に話してくれた。その日は色々と知った1日になった。
LINEやTwitterを見るのも嫌になる時もあった。見ていると嫌でも“卒業式に出られない”という言葉が浮かんで来る。どうしようもない事なのに納得できない、考えたってしょうがない、でも考えてしまう。
ふと過去の出来事がよみがえってくる。
“なんでこんな事になってしまったんだろ”