終わり良ければすべて良し
終わり良ければすべて良し とは?
物事は、最後の結果がとても大切であり、初めのきっかけや途中の経過は、問題ではないという意味……
1:名前:名無し 2048/10/4(日) 9:21 ID:????????
ここは、本日ジャネイロで起きたクエイク・マーチを色々と語り合うスレです。
1000コメ目を書き込んだ人は新しくスレを立ててください。
2:名前:名無し 2048/10/4(日) 9:21 ID:????????
1>乙~
3:名前:名無し 2048/10/4(日) 9:22 ID:????????
1>>おつです。皆おつでした。
4:名前:名無し 2048/10/4(日) 9:22 ID:????????
お疲れ~、いや~アイテムウハウハ状態だ。
5:名前:名無し 2048/10/4(日) 9:22 ID:????????
そうだな、これで多少金回りが良くなる。
6:名前:名無し 2048/10/4(日) 9:23 ID:????????
確かにアイテムも良かったけど、やっぱりアレ凄かったよなぁ
7:名前:名無し 2048/10/4(日) 9:23 ID:????????
あぁ、アレなマジで凄いよな!
8:名前:名無し 2048/10/4(日) 9:23 ID:????????
うん、確かに凄く美味かった。
9:名前:名無し 2048/10/4(日) 9:24 ID:????????
あぁ、美味かったよなぁ~ベーコン
10:名前:名無し 2048/10/4(日) 9:24 ID:????????
9>えっ!? あれ? そこ!? そうじゃなくて……
11:名前:名無し 2048/10/4(日) 9:25 ID:????????
10>だよな! ベーコンは確かに美味かったけど、やっぱりピザが最高だった。
12:名前:名無し 2048/10/4(日) 9:25 ID:????????
11>何を言ってやがる! 一番はじゃがべーだろうが!
13:名前:名無し 2048/10/4(日) 9:25 ID:????????
おいおい、落ち着けよ。ここは間をとって、アスパラのベーコン巻きだろ?
14:名前:名無し 2048/10/4(日) 9:26 ID:????????
13>ふざけんな! 厚切りベーコンの焼いたやつ一択に決まってんだろが、ハゲ!
16:名前:名無し 2048/10/4(日) 9:26 ID:????????
また頭の話している…… (´・ω・)
17:名前:名無し 2048/10/4(日) 9:26 ID:????????
いや、確かにベーコン美味しかったけど、俺が言いたいのは
18:名前:名無し 2048/10/4(日) 9:26 ID:????????
17>分かってるって、お前が言いたいのはフルーツ牛乳の件だろ? あれマジで美味いよな!
19:名前:名無し 2048/10/4(日) 9:27 ID:????????
18>いや、ミックツジュースも捨てがたいぞ?
20:名前:名無し 2048/10/4(日) 9:27 ID:????????
ばかやろう! 男は黙ってコーヒー牛乳一択だ!! (`・ω・´)キリッ
21:名前:名無し 2048/10/4(日) 9:27 ID:????????
ちげーし、食べ物でも飲み物でもねーよ! 俺が言いたいのは、あのスキルの事だ!
22:名前:名無し 2048/10/4(日) 9:28 ID:????????
あぁ……アレな
23:名前:名無し 2048/10/4(日) 9:28 ID:????????
でも、アレはなぁ……
24:名前:名無し 2048/10/4(日) 9:28 ID:????????
使いたいけど、無理だし
25:名前:名無し 2048/10/4(日) 9:28 ID:????????
えっ!? スキルの詳細、知ってんの!?
26:名前:名無し 2048/10/4(日) 9:29 ID:????????
25>お前さん、終わった後の打ち上げ参加しなかったのか?
27:名前:名無し 2048/10/4(日) 9:29 ID:????????
あぁ、時間も時間だし、打ち上げの途中で落ちた。
28:名前:名無し 2048/10/4(日) 9:30 ID:????????
27>だったら、スキルスレ見てこいよ。あの時の技を使ったプレイヤーが、説明している動画
上がってるぞ
29:名前:名無し 2048/10/4(日) 9:30 ID:????????
28>そうだったのか、じゃあ覗いてくる。 ダッシュ!≡≡≡ヘ(* ・`-)ノ
30:名前:名無し 2048/10/4(日) 9:31 ID:????????
で結局さ、あのスキルってさぁ、生産系への救済スキルって事だろ?
31:名前:名無し 2048/10/4(日) 9:31 ID:????????
たぶんな、生産系ばっかり取っいても戦えるようにしたって、とこだろ
32:名前:名無し 2048/10/4(日) 9:31 ID:????????
確かに威力は凄かったよな、威力は
33:名前:名無し 2048/10/4(日) 9:32 ID:????????
リスクが酷くて、アレだけのために生産職を複数取るなんて俺には無理だ。
34:名前:名無し 2048/10/4(日) 9:32 ID:????????
そこがネックだよなぁ
35:名前:名無し 2048/10/4(日) 9:32 ID:????????
クールタイムが10日だっけ?
36:名前:名無し 2048/10/4(日) 9:32 ID:????????
そうそう、それで5日間ステータス異常が付いたままなんだよな
37:名前:名無し 2048/10/4(日) 9:33 ID:????????
確かATK、DEFとかの身体能力が、全部3分の1になるんだっけか?
38:名前:名無し 2048/10/4(日) 9:33 ID:????????
あぁ、それとダメージが入らない異常状態の、盲目、麻痺、眠りがとかが付いたままで
解除できない。
39:名前:名無し 2048/10/4(日) 9:33 ID:????????
あれ? でもあの人、打ち上げの時に異常状態は治ってなかったけ?
40:名前:名無し 2048/10/4(日) 9:33 ID:????????
一応、異常状態を回復するポーションや魔法を飲んだり、掛けたりすれば治るらしいけど、
ログインし直すと、また異常状態になっているらしい。
41:名前:名無し 2048/10/4(日) 9:34 ID:????????
それが5日間、しかもログイン中の日数計算だから、IN率が悪い人だったら最悪だな
42:名前:名無し 2048/10/4(日) 9:34 ID:????????
41>だな、まぁ最初の方で使っていた。アースウェイブ・スマッシュだっけ? あれは
使えそうだけどな
43:名前:名無し 2048/10/4(日) 9:35 ID:????????
まぁ、その辺は検証している人たちに任せようや、今後もっと凄いスキルや技を覚えるなら
考えてみればいいんだし
44:名前:名無し 2048/10/4(日) 9:35 ID:????????
そうだな目下、殆どの人が注目しているのがベーコンだしな
45:名前:名無し 2048/10/4(日) 9:36 ID:????????
うちの料理人スキル取ってるギルメンも、泣きながら評価5以上ができないぃ~って叫んで
いたからな、村行ってレシピ教えてもらおうか真剣に悩んでいるし
46:名前:名無し 2048/10/4(日) 9:37 ID:????????
うちのとこも一緒だな、今は違うアプローチを試みているが、傍から見ているともはや
料理を作ろうとしている工程じゃないからなぁ
47:名前:名無し 2048/10/4(日) 9:37 ID:????????
いったいどんな方法で調理しているんだ……気になるぜ
48:名前:名無し 2048/10/4(日) 9:37 ID:????????
聞かない方がイイ、恐らく生肉を見るたびに吐き気を催す事になる。
49:名前:名無し 2048/10/4(日) 9:38 ID:????????
)゜0゜( ヒィィ
50:名前:名無し 2048/10/4(日) 9:38 ID:????????
りょ、料理は愛情だから…… ((((;゜Д゜))))ガクガクブルブル
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「やっぱり、結構な騒ぎになっているなぁ……」
OYAZIはマイハウスでいくつかのスレを確認しながら、そうぼやいていた。
俺はあの後、復活し異常状態を回復するために、移動しては"麻痺"で動けなくなり"眠り"でその場で眠ってしまい、そしてなんとか起きて移動して再び"麻痺"してと……それを延々繰り返しながらも、なんとか自分の倉庫まで戻り、異常状態を回復するとジャネイロの町長の所へと向ったんだ。
「お話があります。」
「おや? あなたはOYAZIさんではありませんか」
「お久しぶりです。ザイル町長」
実は以前OYAZIは、水上貿易路計画の時に許可と権利をジャネイロに買い取って貰うため、一度、村長とセリさんと、共に会っており面識はそれなりにあった。
「どうしてんですか? あぁ、貴方もジャネイロの防衛を手伝ってくださったのですね、すみません。まだ褒賞とかは準備できておりませんので、後日……」
「いえ、俺に限っては褒賞はいりません。今日ここに訪れた理由は、謝罪のためです。」
「謝罪?」
「はい、このたびのディザスター・ボアの騒動の元凶は俺にあります。ある程度の事は存じておいででしょうが、今回の事……本当に申し訳ありませんでした。新人とはいえ、パーティーメンバーが矢を当ててしまったのがそもそもの原因です。ですがそれを止められなかった俺にも責任があります。ですから! 今回の罪は全て俺が!」
「……ふぅ…………謝られる必要はございませんよ。OYAZIさん……。」
「しかし!」
「今回の事で町への被害は出ておりませんし、負傷した者もおりません。渡り人――冒険者の皆さんには被害がでたようですが、皆さん蘇生されているようですし……私としては貴方を咎める理由がございません。」
「だとしても、迷惑をかけたのは確かですし、せめて何かお詫びをしなくては申し訳なくて……」
「お詫びですか……ふむ…………では、こうしたらいかがでしょう?」
それで町長が提案したのが、祝賀会を開いてはみては? というモノだった。
今回のディザスター・ボア討伐、及びクエイク・マーチ殲滅戦に参加したプレイヤーには後日、町から褒賞を出すらしいのだが、それほど豪華な物も用意できないので、追加褒賞としてやってみてくれないか? とのこと……
そう言われ、確かに俺が罰を受けるだけでは納得しない者も多いだろうし、町に迷惑を掛けたが、プレイヤーにも迷惑を掛けてしまった。
それならばそのどちらにも謝罪するというであれば、祝賀会なり打ち上げパーティーをするのは間違っていないような気がしたからだ。
それに村の倉庫に預けっぱなしで、スペースを圧迫しているベーコンたちの在庫処分と、宣伝に使えるという打算的な考えもあって、急遽"ジャネイロ防衛、打ち上げパーティー"と称して準備に取り掛かる事にした。
とりあえず町長には、パーティーの事を町に居る皆に知らせてもらい、町の飲食系の商店に声を掛けてもらう事となった。
それと、エイサとリリアラにも直ぐにチャットを飛ばし事態を説明して、手伝ってもらうこととなった。あと、ヤエとも連絡を取りベーコンを無料で分けるから知り合いの料理系ギルドと連絡を取ってもらい、僅か2時間半程でパーティーの準備は整った。
「聞いてはいたけど、凄い量ね……」
「試作で大量に作ったからね、ここにあるのは十分美味しく食べられる評価2~6までの物だけしかないけどね」
「つまり美味しくないやつも、同様にいっぱいあるの?」
「これより、多いくらいにはね」
「捨てたら?」
「食べ物を粗末にしてはいけません!」
「いや、でも……ここにあるのより多いんでしょ?」
うず高く積み上げられ、どんどん運び出されていくベーコンの山を見て、呆気にとられた表情を浮かべるヤエをよそ目に俺は、自分の料理を手早く作っていた。
「無論、食べられなくはないよ? ただ、油がくどくて1cm四方のブロックを食べただけで、腹痛の異常状態になるけどね」
「人、それを毒と言う……」
「!? 何者だ!?」
「お前に名乗る名など無い!」
「「……………………」」
「良く知ってたね……」
「父が……好きなのよ…………」
「そう……。」
「ホントよ!? 本当に父が好きなだけで、私はオタクじゃないんだから!」
「ウン、シッテルヨー、シンジテルヨー、ヤエハ……フツウノオンナノコダモンネ」
「何、カタコトで言っているの!? 絶対、信じていないでしょ!」
「信じてる、信じてる。おじさん嘘つかない」
「ネタが古い!」
「ツッコミを入れている時点で、ヤエちゃんも知ってるんだよね? これ俺が生まれる前のネタだよ? ヤエちゃんもしかして……」
「年齢詐称してないよ! ピッチピチのJKよ。それとちゃん付けで呼ぶな!」
「ピッチピチとか、JKとか、それもう死語でしょ……」
「うるさい、うるさい、うるさーい!」
「ヤエちゃん、いつの間にかOYAZIさんと仲良くなってるねぇ……あっ、OYAZIさんトマト切り終わったよ。」
「ありがとうエイサ、それじゃリリアラといっしょに、ベーコンを配るのを手伝ってきてくれるかい?」
「了解~♪」
「エイサ! ちょっと待ちなさい、私は別に仲良くなんてなっていないし! てか、喧嘩してるの!」
「ツンデレ乙……」
「ツンデレじゃ、なーい!」
そんな漫才を繰り広げているエイサとヤエを眺めつつ、OYAZIは次々にベーコンクラブサンドを作っていた。
ヤエ率いる大手生産系ギルド、付喪神が参入した事で打ち上げパーティーの規模は凄い事になっていた。
ベーコンは元々、試作で作っていたものが大量にあったので、それをこの際、全て出してしまおうという事で、ありったけのベーコンを用意したのだ。
元々ベーコンは村に保存してもらっていたが、どうやら村にも町と同じようにお金を払えば、何処でも取り出せる倉庫ができたらしいので、急遽村長に連絡をして俺の倉庫へと入れてもらったのだ。
まぁ、あまりにも量が多すぎて町倉庫にも入らなかったから、どんどん取り出しながら村から入れてもらってを繰り返していると、本当に山のような量になった。
品質としては評価が2~6な物ばかりなので、料理を作ってもらう人たちには予め、ベーコンをふんだんに使う料理意外は、評価が低いものを使ってくださいと伝えてはあった。
さすがに評価2のベーコンを厚切りに切って焼いて食べたら、その油くどさで腹痛の異常状態待ったなしなので、事情を十分に理解してもらって分配している。
とりあえず今のところ、苦情らしき物は入ってきてはいないが『この塊を、全部食べたい!』という者が多くて、その都度、説明するのに困ってはいる。
しかしパーティーは大成功と言っていいだろう。町中からいい匂いが上っており、プレイヤーも町の住人も楽しげに飲んで、騒いでいる。
といっても、さっきから引っ切り無しに『スキル詳細を教えて!』や『あの最後の技いったいなんですか!?』等のチャットが、大量に送られてきているのが地味にしんどい……
(一応、町の全ての掲示板やチャット覧にベーコン及びスキルについては、パーティー最後当たりで纏めて説明すると告知はしているのだがなぁ、このチャットの雨は止みそうに無いな……はぁ)
そうため息混じりに、料理の追加を準備していると不意に声を掛けられた。
「1つ貰えるか?」
「はい、ラッシャイ! って、タンカーさん……」
「おう、そういえば自己紹介していなかったな! 俺はアスカロン、ギルド"レジェンド・オブ・ソード"でタンカーをやっているんだ。改めてよろしくな!」
「はい、よろしくです。さっきは本当に助かりました。ご迷惑を掛けてしまって……」
「いいって、いいって♪ 困った時はお互い様だろ? なんか、緊急イベントみたいで面白かったしな! 終わり良ければ、すべて良しってな!」
「何が、面白かったよ。結構ヤバかったのに、もしも失敗していたらジャネイロが崩壊していたかも知れないんだから……」
「あっ、魔法使いの……」
「カーテナよ。」
「ポーションありがとうございました。本当になんてお礼を言ったら良いのやら……」
「別にいいわ……こっちも、貴方の事を疑っていたしね、あんな大技ができるのだったら、もっと分けておけば良かったと反省しているんだから」
「いや~、最後の技は直前で覚えたやつでして……実は行き当たりばったりだったので……」
「えっ、じゃあぶっつけ本番だったの!? 良く上手くいったわね、あれって技の熟練度が最大になるとできるようになる。オーバースキルでしょ? 覚えたてだと、失敗する可能性だってあるのに良く成功したわね」
「運が良かったんだと思います。実際、失敗していたらゾッとしますけどね」
「そしたら、この町もかなりの被害が出たでしょうね……上位プレイヤーがフル装備で参戦してくれていれば、問題ないレベルだったのに」
「しかたがないですよ。まだ昼間だったですし、上位の人たちにとって魅力が無いですからね」
「それが気に食わないのよ。報酬うんぬんかんぬん言っているより、NPCとの溝が生まれるほうが大問題でしょ!?」
「まぁ、まぁ、落ち着けよカ-テナ。実際、皆無事で討伐できたんだから良いじゃないか、それにここはゲームだ。どんなプレイをしようが個人の勝手だろ? そりゃ違法行為は見逃せないが、事実、俺たち以外にもダンジョン攻略をしていた奴らはいっぱい居たけど、そのまま攻略を続けていた連中もいたろ?」
「そ、そうだけど……」
「な? 終わり良ければ、すべて良しなんだよ。結局は」
「釈然としないわ」
「お前は相変わらず、考え方が硬いなぁ~、もっと柔軟な思考を持つべきだぞ?」
「うー……」
「いや、結局、悪いのは俺ですから……」
「いやいやいや、OYAZIさんは悪くないでしょ。結局救世主みたいなものだしさ、えっと……あれだよあれ、雨降って地固まるってやつだよ!」
「それ意味あってないわよ。無理に賢い風を装わなくていいわよ。まったく……」
その後も2人と会話をしながら、俺は料理を作り続けていた。
ポーションの代金は今の手持ちでは足らないため、町からの褒賞と一緒に渡す事にしてもらった。もちろん最初にチャットで配ると書いた。そして俺お手製のポーションセットや完成版ベーコンも町長にお願いする事となった。
どうやら町長たちにはしっかりと渡す人を個別に判断する事ができるようで、時間は掛かるようだが間違いなく渡せるみたいなので一安心である。
(やっぱり自分で今回参加してくれた人に、直接渡すのは無茶だもんなぁ……そもそも俺が判別できないしねぇ)
さて、そうこうしているうちにリアルで夜8時を回ったので、ジャネイロの広場で今日、俺が使ったスキルや技の説明をする事となった。
一応、個人を特定されない為にヤエから、顔認識阻害の効果があるフード付きのマントを借りて説明をすることにした。まぁ、説明といっても俺の取っているスキルを洗いざらい話した訳ではない。
最初から使うと宣伝していたスキル、アースウェイブ・スマッシュは複数の生産系スキルを取る事で覚えられる技であることを説明し、最後に放ったグランド・ダッシャーがアースウェイブ・スマッシュの熟練度が最大になってから覚えられるオーバースキルである事を説明すると、だいたいの人は納得してくれた。
オーバースキルとは、1つの技を使い続ける事で覚えられる。いうならば必殺技というか奥義の様なモノで、どんなに初期で覚えられる技であっても使い続けてオーバースキルを覚えると、凄まじい威力の技を覚えられるのだ。
しかし、このオーバースキルは必ず弱点が存在している。まずはクールタイムが普通の技に比べて長く、連発がきかない。それとどんなに使い続けても消費MPが減少する事もなく、さらにはステータス異常を起こす事が多いのだ。
例えば、斧のスキルで初期で覚えられるスマッシュ……これのオーバースキルは、スマッシュ・オーラという技で、斬撃を一定距離飛ばす事ができる技だ。
これのステータス異常は、5分間のAtk、Agnの減少が起きる。リアルで考えれば拳を思いっきり厚いコンクリートの壁に殴ったら、その衝撃で自分の手もダメージを受けた感じだろうか?
と、まぁオーバースキルは必ず使えば、何かしらのリスクを背負う事となるだ。そして俺が使ったグランド・ダッシャーのリスクというのが……
グランド・ダッシャー (オーバースキル)
古の時代にドワーフが編み出したとされる。奥義の1つ……
自分のダメージを受けたHPの3倍の数値を攻撃力として、技の範囲内の全ての敵に
ダメージを与える事ができる。土、火、無の属性を持つスキル
※MPの使用量によって範囲、飛距離が変動する。(MPの使用量は任意で変更可能)
スキル使用後
Atk、Int、Cri、Str、Def、Mnd、Dex、Agn、Lukを全て3分の1にする。
腹痛、脱水、麻痺、眠り、盲目、混乱、空腹、魔封、減速、封印、弱気に異常状態"中"を与える。
※この全ての異常状態は、5日間解けないが死亡時のペナルティも受けない。
と、まぁこんな感じだ。
俺が使った時は、MPを1残して使用したので距離と範囲はかなりのものになった。とりあえずこのスクリーンショットを皆に見せたので、一応、皆は納得はしてくれた。
補足なのだがMPを1残した理由は、このゲーム……MPを使い切ると気絶という異常状態が起こるので、結構MPには気を配らないといけないのだ。
それに実際、生産系のレベル上げ自体がM仕様なのに、これを複数取ってまでこのグランド・ダッシャーを使用したいかと言われれば『覚えたい!』と思う人は少ないだろう。
なにせリスクが重過ぎる。これを使ったら、5日間はまともにプレイできなくなるのだから、そうそう使用したくないスキルではある。
そして説明をし終わるとその後は色々と質問に答えていき、恙無くパーティーも終わり、こうして翌日ログインをして、色々なスレを見て回りながら時間つぶしの真っ最中なのだ。
正直、今の状態ではフィールドに出るのは厳しいし、町中にいれば昨日のクエイク・マーチの最中それなりの数のプレイヤーに顔を見られているので、騒ぎになるのを警戒してこうしてマイルームでひっそり時間を潰しているのだ。
本当にこのゲームがプレイヤー名が常に表示される物でなくて良かったと、つくづく思った。
昨日のチャットのやり取りで名前はかなりばれてしまっているので、正直この先どしようか考え中なのだ。
とりあえず今は、手持ちの道具だけで暇つぶしに色々な異常状態用のポーションを製作中だ。さすがに毎日ログインするたびに購入していたのでは、金がもたないからな……
そんな事を考えながらOYAZIは黙々とポーションを作っていた。
結局、投稿が遅れていまい申し訳ありませんでした。
あっ、ありのまま起こった事を話すぜ……俺は本当なら書けていたはずなんだが、気がつけば俺はコントローラを握ってメタルギアをプレイしていたんだ。そして気がつけば夜中……おかしい、確かにパソコンを起動して書き始めていたはずなのに……何を言っているか分からないだろうが、俺にも分からないんだ……。
メタルギアの片鱗を味わった気がするぜ……
…………………………ゴメンなさいでしたー。 m(。≧Д≦。)m
次こそは、次こそは! ……書けると思います。たぶん……




