表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/2

第一章

 あれは善三が中学一年生の三学期のこと、学年末試験を終えて一週間ぶりに部活ができる嬉しさで、はやる気持ちを抑えながら部室に向かう善三であった。部室で先輩や同学年の部員たちとともに練習着に着替えスパイクを履く。サブバッグから内野手用のグローブを取り出したとき、照が話しかけてきた。

「善三、今日のキャッチボール、わとするべよ。」

「いじゃ。」

 善三は同学年の部員たちの中でも体は小さいほうだ。一方照は体も大きく野球もうまい。そんな照からキャッチボールの相手役を指名され善三は嬉しかった。この後まさかあんな悪夢のようなできごとが起きるとはこのときの善三にはまだ思いもよらなかったのだ。

                                  つづく

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ