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法則なき人々

ちょっと先のお話。未来はいくつもある。この話から今を変えて

友人の家に初めて来た。彼の部屋は紙でできた本が棚にきれいに並べられている。並べられている本は、辞書やライトノベルやピアノの楽譜などだ。ほかにも、カーテンを窓につけていたり、テレビというものがベットの向かい側にあったりする。あとの、玄関から入って右にある洗濯機やその隣にある台所、玄関の目の前にある扉には風呂とその隣にトイレがある。玄関から左に曲がると二つ目の部屋がある。扉を開けて右側には冷蔵庫があり、冷蔵庫の左側に食器が入っている白い棚、右側には木製の机で上に書類が二つの塊としてある。また、本棚やベットやテレビもこの部屋にある。私がこの部屋を見て驚いたのがテレビというものがあることだ。正直、彼がなぜテレビという古いものをおいているか分からない。本はマニアの人なら実際に現実で触れて読みたいとかで納得はたぶんできるけどあれを置く意味が分からない。そう思ったから、私は彼にこう尋ねた。「情報はすべてvrギアで倍速にして得るのが普通なのになぜテレビを置いているのか、そんなことをして非効率的だと思わないのか。」と聞いたら、彼は「情報を得ることを速めて自分の主張が無理やり上書きされていくようで嫌なんだ。なんだかvrは得た情報をvr内では深く考えれるのに現実では深く考えれなくさせているようで怖いんだ。」とか言う。「もしそうだとしても現実は食事や風呂にはいったり物を運ぶ仕事や物を作る仕事や農業などなど頭を使わない仕事を確実にこなせばいいのだからまったく気にしなくていいはずだよ。」と言うのに彼は「お前大丈夫か?いいか、もし、vrがなくなっ‥」とか言う。彼はvr嫌いをこじらせすぎているよ。まあ、世の中にはまだvrを不気味に思う人がいるそうだし、彼もその一人なんだろうな。はあ、まだなんか彼が言っている。「そのうち、テレビに番組が放映されなくなるだろう。そうなると、現実でまともに意見が言える人がいなくなるのかもしれない。いやそうに違いない。恐ろしい事態だ。」独り言っぽいのを彼がつぶやいていたんだが、vrで番組を録画して後から現実時間の倍速で見れば時間は有効に使えるし、自分の意見はvrで言えればいいのだからそれですべておさまるはずなのに、なぜ現実で意見を言わないといけないのか。現実は肉体労働でしかないのに。まったく、彼の頭の固さはどうしようもないね

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