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あなたといた街  作者: naomitiara-tica
2/7

隆と親しくなる

この作品は、全て妄想であり、創作です。

その秀才の、隆と私がなぜ仲が良くなったか?



バス停が一緒になったのだ。



私の父は転勤族で、受験生だった私を置いて、と言うか私が転校が嫌で、高3年の9月に市内の叔父の家に預けられたのだ。

考えて見れば、転校して来た隆と逆だ。



叔父の家が高校まで通うのに、今まで徒歩だったのがバスになった。

慣れないバス通学が不安で、私は少し早めのバスに乗る事にした。そのバス停の常連が隆だった。



私達は勿論、最初の何ヶ月かは存在に気がついても知らんぷりだった。が、そのうちバス停の常連の、互いの立ち位置までわかって来た頃から、軽く会釈をするようになった。



そんなある日、帰りのバス停まで、ノソノソ歩いていたら、隆が前を歩いている。あれ気まずいなぁと思っていたら、なんと隆が振り向いて私を待っているではないか。



あんなにビックリしたのは、久しぶりだった。

私は夢中で駆け寄った。




最初に何、話したんだろ?

ドキドキし過ぎて覚えて無いや。笑



それからは、なんとなく待ち合わせた訳でもないけど、今までの身の上話とか、進学とか、将来の夢とかいろんな話をポツンポツンと話した。



高校三年生の後半。受験真っ只中。相手は校内1の秀才。私が隆と個人的に親しいなんて、ダァれも知ら無い。

今思うと隆も転校して来ていきなり神童扱い、周りはまるで物見遊山。寂しかったのだろう。



私達はたった半年間、ただ一緒に帰っただけだが、すっかり友達になった。今思うと、なんて素敵な思い出。そこで、そのまま思い出にしときゃ良かったんだけどね?



あれま?校内1秀才とお近づきですね?

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