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妄想  作者: だーどん
1/3

始まり

ここは…どこだ?




気が付くとそこは草原だった。

といってもよくわからないだろう 具体的な例を挙げるなら…そうだな

学校のパソコン室とかのホーム画面の草原みたいなところだ。

………何もないな……いや景色はいいんだ景色は。

XPやってた時も「きれいだなー」とは思っていたさ、うん。

でも、いざ実際にそこに立つとなると…うん、なんもないな

人っ子一人いないとはこのことか。





唐突だが、皆はこう思っているんじゃないか?

「この手の異世界ものは大体主人公って、最初変なとこに飛ばされるけどやけに落ち着いてるよな」と。

しかしそこで考えても見てほしい、皆は突然こんなとこに来たらどうする?

まぁ、普通パニックになる。

でも実際に体験してみると、

びっくりするくらい心が落ちいているもんだ。

いや、まじで






そんなことはどうでもいいんだ。

まず、ここに来るというか、来たというかまでは俺なにしてたっけ




あぁそうだ

さっきまで確かに俺は自分の部屋のPCの目の前でオンラインゲームやってたんだ

ちょうど最近実装された緊急ミッションいってたんだよ

チームメンバーと で、操作ミス(いいわけ)って死んだんだっけ

………気が付いたら草原のなか…と

案外はっきり覚えてるもんだな







とそこまで思い返すと、突風ブワァーーー!!!(表現下手だけど仕方ないね!だってほんとにこんな感じだもん!)

あまりの風の強さに目をつぶる

風が止み目を開けるとそこには…













なにもないよね。









「いや、なんか来いよ!!!」

思わず声がでた。


「ひゃあ!?」

「くぁwせdrftgyふじこlp」

言葉にならない声がでた。


「「え、え、」」

お互いに困惑。誰コイツ。なんか頭に角生えてるんだけど。


「すみません誰ですか」

正直な言葉がとっさに出るって素晴らしいことだと思うの。


とそれまで慌てていた女の子が、こほん、と可愛らしく咳払いして


「んー?私より君が一番知ってると思うんだけどなー?」


にこにこしながら質問に質問で返してくる。こういうやつ嫌い。

でも可愛いから許します。可愛いは正義だよ。

そして言われて真面目に考えてみる。




うーん……

銀髪……オッドアイ(虹彩異色症というらしい)……巨乳……そんで身長が…160くらいかな?(俺は176ほどだ)……

しかも童顔……なんかスーツみたいなの着てる…うん?




「あれ?俺のキャラ?」

思わず声がでた。だって超そっくりなんだもん。

俺が答えると、それはそれは、童貞なら一発で落とされる(確信)、とびっきりの笑顔で


「ピンポーン!正解でーす!あなたのアテナでーす!」

「(゜д゜)」

「む、もっと喜んでもいいと思うんですけどー?」

「いや、喜ぶ以前に信じられないでしょ普通」



そこまで言ってなにを思ったか、この子は

「ていっ」

と可愛い声を出して、俺の頭を両手でつかんで、自分の胸に埋める。俗にいうぱふぱふだ。



でけぇ……やわらけぇ……ふかふかですわ……



「って違う!」

頭を上げようとすると上がらない。え?なんで?


「ふふっ」

顔を上げると(アテナの胸に埋もれた状態で)アテナは顔を赤くして嬉しそうに笑っていた。


「どゆことっすかアテナお嬢様」

思わず聞くよね。


「むふー! ステータスっ そのままなんだけどなっ」


ちょっと待て。ステータスそのまんま?え、じゃあなに?現実だと超怪力女じゃん。あ、知り合いに一人いるわ。いや今はどうでもいいんだ。


「あの、離してもらってもいいっすか?」

「ダメですっ 顔真っ赤にしてるマスター見てて可愛いからっ」←超笑顔で



惚れていいっすか? いやね?自分のキャラっすからそりゃ当然、自分の好みにしますよ?

そんな子にこんなこと(ぱふぱふ)とかされて、しかも明らかに恥ずかし気に、顔を赤くして、超笑顔でこっち見るんすよ?




堕ちるでしょ。普通。




ここで一ついっておこう。俺は可愛いといわれる部類でもなく、かっこいいわけでもない。

見た目は軽くおっさんだ。高3年です。…………高3です。



「おk 単刀直入に聞こう。ここどこ?」

「んー、どこでしょうね? 私も気が付いたらマスターが目の前にいたので……」


しゅん…と申し訳なさそうにへこむ。しかし


「でも! マスターが目の前に現れたときはびっくりしました!」

「そっか、うん、俺もびっくりしたからね。(胸の感触を楽しみながら)」

「そりゃあ、大好きなマスターが目の前に出てきたんですよ? 私の一生をかけてもおしゃべりできない、手をつなぐこともできない……ずっとモニター越しの存在でしたし! なにより………」




そこまで言って頬を赤らめる。 こ、これは!

まさか自キャラが、俺のことが好きとかそういうやつですか!?

その後(意味深)まで考えたところでアテナが口を開く






「なにより、私を作ってくれたときから、ずっと、ずっと、大好きな人なんですから!」






きたぁあぁあぁぁぁぁぁぁあぁあぁぁああぁぁああぁあ!!!!!!

人生初の告白がまさかの自キャラ!!

たまんねぇ!!!

それも超絶かわいい(うちの子が一番かわいいって思うの。皆そうだよね?)子に!!!!




「お、俺も………」












と、そこで目の前がまっくらになる。






え、なんで?




そう思ったのも束の間。急激なまどろみの中に意識が溶けていく。




















目が覚める









辺りを見渡す















そこは


















見慣れた俺の部屋だった。




思わずPCの時間と日付を見る。

緊急が確か、0時


現在の時間



午前3:00



およそ3時間近く寝落ちしていたらしい。


しかし、そう考えたのも


この言葉のあと、



決して声には出さず、



枕に顔を沈めて











せめて返事くらいさせろよーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!









そう、今までのことはすべて夢、

異世界でも、ましてや、ゲームの世界に入ったなんて全くの嘘。

まずそんなことありえない。



しかし夢でも、叫ばずにはいられない。

なぜなら、可愛い可愛い、うちの子であり、俺の分身でもあり、


俺の!  嫁に!  告白!  されたのに!





返事も返せないとかどういうことですかーーーーーー!!!!!!?






そう、これは異世界でも、ゲームの世界に入ったわけでもなく、


ただの変態紳士、高森大和たかもり やまとのいつもの日常の物語。





補足だが、こんな夢を見たのは初めてである。


続く・・・・・かなぁ






どうも作者です。

ここに書くことではないかもしれませんが、なにしろ初投稿なので、まだ勝手がわかっておりません。

大和と私の名前被ってますが、いい感じの名前が思いつきませんでした。仕方ないね♂

いきなりですが、ファンタジーものは好きです。

「じゃなんで書かねぇの?」って?

最近思うのです。


なんか似たような設定のファンタジーもの多いいなぁ、と

それだけが理由で、書きませんでした。

べ、別に書けないわけじゃないんだからねっ!



うん、まぁそんだけです。

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