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夏生詩集2

Pray

作者: 夏生

眠れない夜

ぼんやり君を思った


過ぎた日が目の前に

広がって

君が僕に話かけた


僕は君の声が

やさしい声が好きだった


君の笑顔が今は

心痛く感じて

どうしてあのとき、もっと

と、じわりとした苦味が広がる


君は今、幸せだろうか

元気で暮らしているだろうか


何度も会って話して

夜が明けるのも気づかないほど

一緒に過ごした日々は確かにあった


飲みに行こうよ、とメールひとつ

打てない

君が遥か彼方の距離まで離れてしまった


君にとって僕はどんな男だった?

妙に気になる、未だに答えを求めている


僕にとって君は大切な人だった

大切な人になるはずだった


ごめんね


あのとき言えなかった言葉が

小さく響く


君が幸せでありますように

いつまでも元気で暮らせますように


僕は目を強く瞑って祈った

眠くなるまで祈りつづけた












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