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魔界闘神伝  作者: 和和和和
ゆりかごの世界編
2/305

界道姉弟






 これは「救い」。これは「呪い」――


 いつか「その時」が来たとき、この子はきっとその身に宿した逃れる事は出来ないこの「運命」に命を懸けて立ち向かわなければならないでしょう


 そしてその時が来たら、この子は永遠にあなた達の元を離れてしまう。


 それでも――


 その時まで精一杯愛してあげてください。

 眼の前に立ちふさがる運命にこの子が呑みこまれて絶望してしまわないように。愛された愛しい記憶を誰かを愛するために使えるように。

 そう言って優しい微笑みを浮かべていた。

 けれどその心は悲しみと痛みと懺悔に彩られていた。

 心の中でその運命を授けてしまう事になる子供に謝り続けていた。

 「彼女」は愛おしそうにその子供の頭を優しく撫で、そして――二度とその姿を現すことはなかった。





 布団の中で身体を丸めて、安らかな寝息を立てる少女の枕元に置かれた目覚まし時計がけたたましい音を鳴り響かせる。

「……ん」

 朝を迎えた事を告げる機械音に閉じていた目をうっすらと開いたその少女は、未だ覚醒しきる事のない虚ろな目でゆっくりと周囲を見回す。

 その目に映るのは見慣れた自分の部屋の光景。寝ぼけて靄がかかった頭で、未だに音を鳴らし続けている目覚まし時計に目を移す

「――ッ!」

 その時計を見て瞬時に意識を覚醒させた少女は、慌てふためいた様子でベッドから飛び起きると、かじりつくようにその時計を見る。

 時計が指し示している時間は「七時三十分」。まるでそれが夢であってほしいと願っているかのように枕元の携帯電話を取ると、その画面には目覚ましの正確さを証明するかのように、全く同じ時刻が表示されていた。

「遅刻!」

 その顔をわずかに青褪めさせた少女は、刎ねるように身体を起こすと着ていたパジャマを脱ぎ捨てて、二年間着続けている中学の制服に身を包んで部屋の扉を勢いよく開ける

「どうして起こしてくれなかったの!?」

 時間に追われながら階段を下りて一階のリビングに下りて行くと、そこにはすでに見慣れた朝の団欒があった


 そもそも、目覚ましの時間を遅刻するようなギリギリの時間に設定しているのが問題なのだが、少女にとってそんな事はさしたる問題ではない


 母が朝食の用意をし、父はすでに仕事に出かけようとしている。そしてテーブルには少女の双子の弟が静かに腰掛けて少女と同い年とは思えない落ち着いた雰囲気でコーヒーに口をつけていた

「おはよう。詩織」

 キッチンに立つ母の聞きなれた優しい声に朝の挨拶を返すと詩織と呼ばれた少女は私服でコーヒーを飲んでいる自分の弟に声をかける

「大貴。あんたものんびりしている場合じゃないでしょ!? 遅刻するわよ!」

「……春休みに学校に行くのか?」

 急かすように声をかけた弟から帰ってきた弟の冷めた言葉に詩織の頭は一瞬停止する

「え……?」

「制服着て起きて来たと思ったら、寝ぼけているの?」

 母はそんな詩織の様子を見てクスクスと笑みを浮かべ、弟は盛大に溜息をつく

「春、休み……」

 呟いてカレンダーを見れば今日は四月一日。呆然とカレンダーを見ている詩織に双子の弟が再び盛大に溜息をつく

「今月から中三になったんだから、もう少ししっかりしてくれよ」


 少女の名前は「界道詩織かいどうしおり」。

 少年の名前は「界道大貴かいどうたいき」。


 二人は双子の姉弟であり、見た目も多少容姿がいい程度のごく平凡などこにでもいるようなごく普通の中学生だ。


「う……」

 寝ぼけて騒いでいた事に気付くと激しい自責の念と共に詩織の顔が羞恥で真っ赤に茹で上がる

「まぁ、折角起きてきたんだし朝ごはん食べちゃいなさい」

「……はぁい」

 母の言葉に小声で頷き食卓の椅子に座った詩織を見て大貴は小さく笑みを浮かべ、詩織は生まれた時間が数分しか違わない弟に抗議の意味を込めて鋭い視線を向ける。


 いつもと変わらない日常。終わることなど考えもしなかった平凡が失われようとしている事に詩織と大貴の二人が気付く事はなかった





 それとほぼ時を同じくして日本のはるか上空、雲よりも高く宇宙よりも低い場所にある空間が一瞬にして軋み、巨大な渦を作り出す。

 するとその中から二つの流星が吐き出され、一つは天よりも高く舞い上がりもう一つは雲を貫いてその下へと降下していった。



「ここは……?」

 雲を貫いてその下に広がる光景を目の当たりにした神魔は静かに呟く

「……他の世界に飛ばされちゃったのか」

 神魔の脳裏には自分とクロスの力の激突によって生じた空間の渦が思い出される

 二人の力が空間を歪めて破壊し、異なる世界への扉となって二人をこの世界に誘ったのは明白だった

(……変だな。そんな事(・・・・)になるはずは無いのに……)

 内心で静かに首をかしげて神魔はすぐにその疑問を頭の奥にしまい込む。

 過程がどうであれ結果的には現実には二人は世界を渡っているのだから、それを考える事は今必要ない事だと判断したからだ

「でも、この世界は……」

 周囲に広がる町の光景を見て神魔は静かに呟く

「……かなりの弱い種族……それに、この力の感覚は……」

 眼下に広がる町並みを闊歩する人々の「力」を「知覚」して神魔は怪訝そうに眉をひそめる


 九世界の存在は生物、無生物など例外なく「力」を宿している。それは言うなれば「存在の力」、「魂の力」とも呼ぶべき力。

 その力は個人や、種族によって性質が異なるため、その力を知覚すれば種族や個人まで気配だけで察知する事が出来る。

 そういった相手の力を感じ取る「知覚」は五感と同じ感覚であり、個人によって差はあるが九世界の存在は誰もがその力を持っているのだ。


 その世界の存在が宿す力を知覚した神魔は、今まで感じた事のないその力の波長に一瞬眉をひそめるがすぐに小さく目を見開く。

(小さな力。微弱だけど、この力の感覚……)


「……まさか……!」





 その頃、空間の歪から天高く舞い上がったクロスは眼下にある白い雲が渦を巻いている青い球体を静かに見下ろしていた

 その純白の翼と金色の髪をもったその存在は、小さな光を抱く漆黒の世界の中に映え、太陽よりも眩く煌めく

「この世界は……間違いないな――」



『ゆりかごの世界……!』 





 四月の初日。春の陽気に照らされる街に詩織と大貴の姿があった。

「何で俺まで……」

「いいじゃない。買い物くらい付き合ってくれても」

 朝の事でへそを曲げているらしい詩織は大貴を八つ当たりとばかりに買い物に連れ出していた

 二人が住むのは首都を抱く都心に近い街。首都で働く人々のベッドタウンとして有名だが、街自体も十分に発展している

「……まぁ、仕方ないな」

 下手に話をこじらせて姉の機嫌を損ねたくない大貴は詩織の言葉に小さく頷く

「ただ、金は貸さないぞ」

「そんなことしないわよ。弟にお願いしなきゃいけないほど困ってるわけじゃ無いんだから」

 冗談半分で言った大貴の言葉に詩織は「失礼な」と言わんばかりの表情で言う

「ならいいけどな」

 少し意地悪っぽく言った大貴の言葉に詩織は小さく微笑んだ。





 その頃、天よりも遥かに高い場所から地球を見下ろすクロスは不愉快そうに眉をひそめていた

「どういうことだ? 神魔以外にもう一人、悪魔がいる……」

 クロスの知覚能力は、眼下に広がる青い惑星の中に神魔以外の「魔力」を感じ取っていた。

 神魔も当然気付いているらしく、その魔力に対して一定の警戒態勢を取っている事が感じ取れる。恐らく神魔が早々にこの世界を立ち去る様子を見せないのはその所為だろう

 相手の方もこちらに気付いて様子をうかがっている気配はあるが自身の魔力を一行に隠す気配は見せない。しかも幸か不幸かもう一人の悪魔の存在は神魔とそれほど離れていない

 直線距離にして十kmほど。接触に一秒もかからないほどの距離だ


「ゆりかごの世界ではあんまり戦いたくないんだがな……」


 万が一その二人が接触し、戦闘になろうものならば自分が止めなければならないとクロスは静かに決意を固めて二人の様子を静観することにする。

 しかし、あらゆる事態に対応することができるよう、知覚に意識を集中し、事の成り行きを見守ることは忘れない。


 そして、その知覚の先ではその人物と神魔が今まさに接触しようとしていた。




「……来た」


 乱立するビル群の屋上に佇んでいた神魔は、自身の元へとやってきた存在を正しく知覚し、ゆっくりと瞼を開く。


 そこにいたのは、この世界にいたもう一人の悪魔。


 逆立った真紅の髪から覗く金色の双眸に刃のような鋭利さを宿し、額と両肩からは漆黒の角をはやしている。

 神魔と同時に互いの存在を間近で確認し合った真紅の髪の悪魔は、音もなくビルの屋上に降り立つと同時に口を開く。


「俺の名は紅蓮(ぐれん)。お前は?」


「……神魔」

「神魔か。お前なんでここにいる? 天使と一緒のようだったが……何者だ?」

 紅蓮と名乗った悪魔は眉をひそめて神魔に視線を向ける。

 天使と悪魔は九世界では敵対関係にあり、行動を共にする事はほとんどない。それが行動を共にしていればいやでも目に付く。

 ましてこの世界には悪魔がいない。互いの存在を知覚せずにいることなどできるはずがない。

「違うよ。あの天使とはそんな関係じゃないから」

 神魔は紅蓮の言葉に小さく苦笑して簡単に事情を説明する



「なるほど。空間の渦に、か……確かにお前たちが現れる前に俺達が使うのとは少し違う空間の扉を感知したからな。信じてやるよ」

「どうも」

 紅蓮の言葉に神魔は小さく微笑む

「それで君はここで何をしているの?」

「探し物だ」

「探し物?」

 神魔の質問に紅蓮は特に隠す様子も無く素直に頷く

「ある人に頼まれてな。この世界で探し物をしていたところだ」

「……ここがゆりかごの世界だって事は知ってるよね?」

 その言葉に、紅蓮は神魔の姿を見下ろすように睥睨して鼻を鳴らす

「当然だ」

 「当たり前だろう?」と言わんばかりに嘲笑をみせる紅蓮は、自分に冷ややかな視線を向けている神魔に懇切丁寧に説明する

「ゆりかごの世界は全て『九世界非干渉世界』……その名の通り九世界と交流を持たない、関わってはならない世界だからな」

「なら、なんで――」

 神魔が言うよりも早く紅蓮は言葉を紡ぐ

「だが、だからこそ宝を隠すにはもってこいの世界だ」

 九世界非干渉世界は九世界と交流を持たず、その世界への滞在すら禁じられている

 言い方を変えば、九世界から隠したいものを隠すにはそれほどうってつけの世界はないだろう

「そうまでして隠すモノなんてそんなに思いつかないんだけど?」

「それは秘密だ」

 神魔の言葉に紅蓮は悪戯をする子供のような表情で言う

「……まぁ、お前が俺達の仕事を手伝ってくれるなら上の奴に会わせてもいいがな」

(……何かしらの組織って所かな)

 俺達(・・)、「上」という言葉から紅蓮が大なり小なりの組織に関係しているという事は容易に読み解く事が出来る

「遠慮しておくよ。僕、そういうの苦手だから」

「……そうか」

 あっけらかんとした声音で応えたその様子に、神魔は言葉に紅蓮が無理に勧誘する気も無く、また特に邪魔をしなければ攻撃を加えてくるつもりも無いらしいことを見て取る

(さてと……そろそろ帰ろうかな。ここに長居する気はないし)

 これ以上事に関わる気はなかった神魔がその時考えていたのは、この世界からの帰還についてだった


 紅蓮の目的が何かまでは分からないが、仮にそれでこの世界がどうなっても自分には関係ない。

 向こうに待たせている人(・・・・・・・)もいるし、なによりも下手に関わって、「同罪」にされてはたまらないという思考が先に立つ。


「意外に肩透かしだったが、お前に会いに来て正解だったらしいな」

「……僕は関係ないよ」

 紅蓮は神魔から視線を逸らす

 神魔も「その存在」には少し前から、具体的には紅蓮と話し始めた頃から気付いていた。


 この世界に住まう存在の中で他の大勢とは異なる気配を纏った存在に――。


「邪魔はするなよ」

 紅蓮は神魔に無言で釘をさすとその場を離れる

「……紅蓮って言ったかな? 彼、かなり強いね。も気の毒に」

 その姿を見送っていた神魔は、警告を兼ねて一瞬見せた紅蓮の殺意を思い返して静かに目を伏せる

「さてと、もう帰ろうかな。この世界の空気は肌に合わないし」

 一人小さく独白し、心の中で紅蓮に狙いを付けられたその人物(・・・・)に合掌した神魔は、軽くのび(・・)をする

 そしてその言葉の通りにこの世界から立ち去ろうを去ろうとした神魔は、しかしおもむろにその動きを止めて紅蓮が向かっていった方向へと視線を向ける

「っ、まさか……!」

 神魔が視線を送る先にいるのは、背の中ほどまで届くほどの黒い髪を持ったあどけなさを残す少女。

 紅蓮が向かったからこそ気付く事が出来たその少女を見て、動揺を浮かべた神魔は、その少女に知覚を集中させる

(間違いなくこの世界の人間。でも、この感じは……)

 その少女から感じられる「力」の波動は、間違いなくこの地に星の数ほど存在する人間と同種のもの。

 しかし、その少女を構成する力が持つ個性は、神魔にとって、このまま見過ごして帰る事を許さないほどに意味のあるものだった

「……少し、確かめてみる必要があるかな」

 その少女へと知覚をもぐらせていた神魔は、自身の中に生じた困惑を吐き出すように呟くと、軽くその身体を宙へと浮かせるのだった。





「はぁ……」

 同時刻。後ろからでもわかるほど機嫌のいい双子の姉の後を歩く大貴は、前を行く詩織とは対照的に疲れ切った溜息をついていた

「あんた溜息多いわよ。そんなんじゃ幸せが逃げちゃうんだから!」

 大貴の溜息を聞いた詩織は、後ろを歩く大貴に人差し指を立てて諭すように話しかける

(……いや。普通、溜息くらいつくだろ?)

 手に持たされた詩織の荷物を一瞥した大貴は、内心で渦巻く姉への不満を呑み込む


 荷物を持たされるのはまだ許せる。そのくらいなら仕方ないと割り切れる

 しかしそれ以外が拷問なのだ。古の昔から語り継がれる「女の買い物は長い」という伝説はこの姉にも例外なく適応される

 大貴の性格を熟知している姉は何を聞いても「いいんじゃないか?」と答える事を知っているため、さすがに品物を選ばされる事は無い

 だが、選ぶのにかかる時間は長く、それを待ち続けるのは退屈と言う名の苦痛でしかない

 しかも所詮は中学生。手持ちの軍資金は限られているため、尚の事時間を要する事になった。

 恐らくもっとお金があったなら、今とは比較にならない数の紙袋を両手と首にぶら下げられていたかもしれない


「……」

 そんな想像を巡らせた大貴は、姉の小間使いをさせられている自分の姿を思い描いて背筋が冷たくなる感覚と共に表情を引き攣らせる

「心配しなくてもジュースくらいはおごってあげるわよ」

「それはどうも」

 詩織の言葉に大貴は力なく呟く事しか出来なかった

「……!」

 その瞬間。大貴は今まで感じた事のない感覚を覚えて足を止める

 それは、頭の奥で琴線が鳴っている様な不思議な感覚。遠くて判然としないにもかかわらず、まるで間近に音源があるような違和感だった

「どうしたの?」

 不意に足を止め、険しい表情で周囲を見回している大貴の様子に、詩織は怪訝そうな表情を浮かべて首を傾げる

「姉貴、なんか、変な感じがしないか? 姉貴……!?」

 初めて感じる不思議な感覚。だがそれは、間違いなく歓迎すべきものではないように思えた大貴は、声を潜めて前を歩いている双子の姉に問いかける

 しかし、視線を向けた大貴は、先ほどまでそこにいたはずの姉が消えている事に気付いて言葉を呑む

「なっ……!?」

 周囲に意識を奪われていたとはいえ、詩織がいなくなったことに気付けなかったことに、大貴は驚きを禁じえなかった

「……いや、いなくなったのは俺のほう、か!?」

 慌てて周囲を見回した大貴は、そこに広がっていた光景を見て、強張った声で独白する

 大貴がそう結論付けた理由は至極単純。街の風景そのものは変わっていないのに、先ほどまで周囲を埋め尽くすほどにいたはずの人々の姿が忽然と消失してしまっていたからだ


 無論その可能性も捨てきれないだろう。

 だが、街にあふれる何百という人が消えたというよりも、自分の周りの人が消えてしまったと考える方が大貴にとってはしっくりと来る結論だった


「意外に勘はいいようだな」

 その時、突如響いた言葉に視線を向けた大貴は、そこにいた人物の姿を見て息を呑む

「――っ!」


 姿形は人間のそれと変わらない。しかし、逆立った真紅の髪と金色の目。額と両肩から漆黒の角を持つ容姿と、何もない空中に当然のように浮かんでいるその姿がその人物が人とはかけ離れたなにかであることを如実に物語っている


 そして、自分に注がれる大貴の姿を宙空から睥睨していた真紅の髪の男――「紅蓮」は、その整った面差しに不敵な笑みを浮かべていた




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