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スパイは踊らない~学園に潜む影と恋~  作者: 猫吉
第一章 転校生と令嬢
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第五話 任務 改

「今朝また爆弾を見つけたってエリオットさんが言ってましたよ」

「まあ敵方もこの総力戦体制でだいぶん戦力も削れてると思うし、犯行ができる夜から朝はCIAとうちで固めてあるからこの程度になっているわけだ」

「俺たちってホントにいる意味あるんですかね?もうエリオットさんたちだけで十分護衛できているじゃないですか」

「いやリスクはそれでもある万がの時の最後の砦だ。っていうかそれここでする話か?」

「まあ確かにそうですね…」そう今俺たちはある高層ビルの最上階の窓のレッジにっ立っている。

なぜそんなところにいるかって?そりゃ任務だ。やっと日曜が来た思えばこれである。

今回の任務はこのビル内で行われるある貿易会社と海外テロ組織の取引を制圧すること。

外の警備は突破できなくもないが人目に付くので却下。よって窓から入ろうというところだ。

「じゃあ部屋のロック頼むぞ」

「了解っす」

体に巻き付けてある命綱がゆっくりと下がっていく。

今日は風が強いので特にビル風が容赦なく体に吹き付ける。

目的の階まであと15メーター。

手に拳銃を構える。

その時綱がすごい勢いで下がりだした。

バレたら一環の終わりだ。

標的のいる階の窓からは見えないように、壁を蹴り上げる。

上手く壁につかまれたが、気づいた時には目標の階は遥か上にある。

盗聴器からは特にこれといった内容は聞こえないので多分気づかれていないだろう。

ひとまず胸をなでおろす。しかし、上がろうとしても綱が反応しない。無線を手に取る

「おいどうした」

「すみませんなんか故障したみたいです」まあ任務にはこういうこともつきものだ。

ここからは自力で上がるしかないらしい。

自分で上がるともなるとかなり厳しい。強風で何度も飛ばされかける。

しかし時間は待ってくれない。

あと5階というところで盗聴器からは取引終了の合図が聞こえた。しかしドアは開かない。ここで敵は補足されていたと気づく。

かなりまずい状況になった。すると一人の男が窓の外を見始めた。

あと1階分祈りも構わず敵は俺に気づく。

すぐさま窓ガラスを割り、発砲してくる。

ワイヤーを使い壁を走り、うまく死角に入る

「先輩大丈夫ですか?」後輩が焦った声で問う。

「かなり厳しい。ドアはあとどのくらい持つ?」

「約3分かと」

舌打ちする。

こうなったら仕方がない。

拳銃を近くにあった窓に向ける。

窓ガラスが床に砕け散る。

電話線やキャスター椅子をどけて走り抜ける。

人がいなかったのが救いだった。

ドアを蹴飛ばし、階段を上るとすぐに敵が出てくる。

敵はすぐに拳銃を抜こうとしたが一人は鳩尾にもう一人は頭にストレートを入れて通り過ぎる。

激しく銃弾が飛び交う中部屋のドアに小型爆弾を走り際に仕掛ける。

3秒立つと護衛もろとも爆散する。

部屋に入る。

何人かが横から襲ってきたがそれはエース・ハイドの敵ではない。

一人の男が目の前に怖気手腰を抜かしている。

たった1分ですべての護衛を制圧した者。どんなものかと見え見れば子供である。こんな顔もするだろう。

「なんだ子供か?なぜこんな青二才負けるんだ。ほっ、ほら立て!私を守れ」しかし誰もそれに応じない。そりゃそうだ全員気絶しているのだから。

「ばっばかな!こんな奴に我らの計画を…」

「お前何者だ?」どんな質問にも答えず歩み寄る。気づけば男は半分窓の外にはみ出ていた。

「国家公安委員会情報部のものだ。貴様をテロ組織への加担、および国家安全保障への重大な背信罪で拘束する。」

「公安だと?! まっ待て違うんだ! 俺は嵌められたんだ!」構わず詰め寄る。

「そっ、そうだ!あんたら黒鴉って組織追ってるんだろ⁈」

「…」黒鴉…結衣を狙う謎の組織…

「その組織の情報を俺は知っている!」確かに重要な情報なのかもしれないだが…

「それはお前の取り調べの時に聞く。それで罪から逃れられると思うなよ」

「こっ、ここで見逃さなければ情報は渡さないぞ!」

「その覚悟はこれからお前に降りかかる地獄に耐えられるかな?」

「っちょおい待て!地獄って何なん――」

案の定すぐ気絶した。

『サクラサク』

これで後の処理は組織に任せてやっと休日を…と思ったところでやっとあいつが来た。

「ゼー先輩ゼー応援ゼー来ました」なぜか、階段降りてきただけのはずなのにすでに頭から血が吹き出ている。

「お前…それどうした?」

「ちょっと転んじゃってゼーってもうゼー終わったんですかゼー」相変わらず使えないやつである。

「ほらさっさと帰るぞ」

「はっはい」

するとまた急に無線が鳴る。

任務信号である。

内容は某社ビル内に仕掛けられた爆弾の解除…二人はまた絶望の顔になり次の任務へ向かった。

スパイは休む暇がないのである。


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