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スパイは踊らない~学園に潜む影と恋~  作者: 猫吉
第二章 文化祭編
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第41話 修学旅行

11月12日13時20分 オペレーションC発動。

最終暗殺者有力候補、安原健太郎を確保すべく学園に向かったところ部隊のうち重傷者1名、軽傷者3名発生。

国家公安委員会は直ちに首都圏全体に包囲網を形成。

「レインボーブリッジや横浜ベイブリッジ、多摩川スカイブリッジ、品川駅、新横浜駅、立川駅など主要交通網、人員配置完了です」

「これで捕まえるのは時間の問題ですね、先輩」

後輩は溜まりに溜まった疲れを吐き出すように、椅子にもたれこんだ。

「ひとまずな。だが、安心するのはまだ早い。……それに、俺たちは明日から修学旅行だろう?」

「うげぇ~…」

余計に気の抜けた顔になる。

その時、突然背後から、低い声が響く。

「……本当に、これで終わりだと確信しているのかな?」

振り返ると、そこには局長が立っていた。

蛍光灯の逆光で表情が見えないが眼鏡の奥が反射して輝く。

「安原を追い詰めたのではない。我々が、彼が用意した『箱庭』の中に誘い込まれた……そんな可能性を考えた者はいないのか?」

局長の言葉に、室内の温度が数度下がったような錯覚に陥る。

「まぁ、大丈夫大丈夫!この包囲網抜けられるのはよほどの手慣れの諜報員くらいだし道中の警備も厳重にしてあるから君たちは安心して青春を楽しんできなさい!」

「ですよね…あははは…」

「青春なんてしませんよ」

その足音だけが、廊下に響き渡っていた。


翌朝。

昨夜の張り詰めた空気とは打って変わり、朝の光は残酷なほどに眩しかった。

それに加えて…

「おっはー神崎!!!!クマすごいね!」

「昨日はよく寝れなかったんだ。観念してくれ。」

もう何徹したのだろうか?体はもうフラフラである。

っていうかこのままだと過労死する。

せめてこいつと席だけでも離れたい。


後輩を見る。

「……死ぬ、マジで死ぬ……」

今にも地面に溶け出しそうだ。


いつもの結衣の護衛担当のやつを見る。今日はカメラマンのおじさん役として同行している。

今日も心配そうに見つめるだけ…

ホント担当変えてほしい。


ナイト…

無理だそっぽ向いてる。


え~これ京都まで続くの…

やっぱ死ぬでしょこれ…


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