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スパイは踊らない~学園に潜む影と恋~  作者: 猫吉
第二章 文化祭編
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第26話 リベンジ

次の瞬間、全員が吹き飛ばされた。

爆発と同時に数人の黒ずくめの男たちが入ってきたのは見えたがそれ以上は見えなかった。

「バレましたかね?」

「いやそれであったら門前の警備はもっと厚いはずだ。たぶんこれ、あの元リーダーさんを狙ったものだね」

「あともう少しで聞き出せそうだったのに…最後私が拷問でもしてとっとと聞き出せてれば…」するな。

「まあまあ君は頑張ったよ。この経験を次に生かせればいいさ」

「せっせんぱい…」ナイトの顔がどんどん赤くなっていっている。

「ま、とりあえず帰るか」

―日本 霞が関国家公安委員会情報部本部

「先輩お疲れ様でーす」

「で、北の悪魔ってやつの正体の情報は何かつかんだか?」

「ああそれなんですが…」パソコンをこちらへ向ける。

「僕らまずは遠藤夫婦を殺害した組織について調べてみたんですがそれがどうやら厄介なものでして…」

「厄介?」

「ロシア関連ですよ」

「まさかあの事件の話か?」

「そのまさかです」

あの事件とは今から24年前ロシアで発覚した官僚の大規模汚職事件のことだ。その汚職資金の流れつくところは様々で各国のテロ組織や麻薬の密輸グループなどに流れていた。資金提供を継続する代わりに…つまりもともと遠藤夫婦を暗殺した組織にはロシアからの汚職資金が回っていた。しかしそれが発覚し、資金が廃止になる。それを脅しにしたわけか…

「つまり今回の一連の隠蔽工作はSVRのものということか」

「そうでしょうねえ…」

下手に動けば国際問題になりかねない。遠藤のバックにロシアがいるとしたらこれまで以上に捜査が難しくなる。

「はあああー」

後輩は先輩の疲れ切った顔を見上げる。するとハイドのスマホを取り見せる。

「そういえば結衣さん学校で神崎に博物館行くの邪魔されたってすごい言ってましたよ」

あの時の事か。

「それにほらLINEもこんなにたくさん。先輩もたまには気晴らしでもしたらどうです?」

「こんな大事な時期にか?それにどっちにしろ護衛は任務だぞ」

「いいからいいから」と無理やりジャケットを脱がされ外に追い出される。

「とにかく先輩は休んでください。どちらにせよ情報が入らない限り動けないでしょう?」

「いやでも…」

ガチャッ 閉め出された。

はあぁぁ 仕方ないたまには付き合ってやるか…


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