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スパイは踊らない~学園に潜む影と恋~  作者: 猫吉
第二章 文化祭編
27/44

第25話 刑務所

えーできるだけ私は現地っぽさ(?)を出すためフランス語や英語など様々な言語を使っておりますが、筆者は日本語以外できないのでほぼグーグル先生に頼っておりますのでこれがあっているかはわかりません。あくまでも雰囲気としてお楽しみください。m(_ _;)m

―水上スラム街マココ

「つまり遠藤夫婦の事故は暗殺で、それを隠ぺいした組織があるということですね」

「はい」

「ちなみに暗殺した組織と隠蔽した組織は別でしたか?何か服装とか特徴とかでも・・・」

「暗殺した組織は…たぶん反政府軍ですが、隠ぺいした組織は黒ずくめということ以外分かりませんでした」

隠蔽だったか…しかし黒鴉のアフリカでの行動は確認されていない。つまり、

「別組織の関連ですか…」

エリオットの顔が一瞬だけゆがんだがすぐ元に戻る。

「この旅は情報提供のご協力感謝します。身の安全は保障しますのでこれからも安心して生活してください」

別組織…CIAは知らなそうだった。つまり、それだけの隠蔽術を持っている大御所。MI6、SVR、MossadにMSS…どれも敵にしたくない相手ばかりだ。

カヌーが波を立て動き出す。

民家からだんだんと離れていく。

「あの!」

背後から女性の声がした。

「坊ちゃんに遭ったら…ごめんねって言っていただけますか!」

きっとこれまでこのことでずっと思い悩んでいたのだろう。

「…伝えておきます」

水上スラムを出ると車に乗り換える。

「しかし特になかったですね。証拠」

空白の17年の原因がわかれば何か進展するかもしれないが、明らかに証拠不十分だ。

その時急に電話がかかってきた。

後輩だ。

『せんぱ―い。捜査進展しましたか?』

「…なんか文句あるか?電話かけてきたのに何の用もないわけじゃないだろうな?」

『ふふふ…それがですねぇ』

「もったいぶらず言え」

『遠藤が疾走する前日のA国内の防犯カメラに遠藤が映っている映像がありました!!』

まじか…

「よく見つけたな。どこに向かっていた?」

『んーそれがですね…』


「「刑務所?」」

「そうらしい」

するとナイトがスマホを横取りする。

「おい、その防犯カメラの場所はどこだ?」

『ちょっと待ってて…ダカラ連邦刑務所だね』

ダカラ連邦刑務所…確か反政府軍残党もそこに収監されていた。

エリオットが運転手に目線で合図する。

車は猛スピードで走りだした。

―A国 首都近郊 ダカラ連邦刑務所内

「Vous êtes bien l'ancien chef de l'armée anti-gouvernementale, n'est-ce pas ?(あなたが元反政府軍リーダーで間違いありませんよね)」

リーダーらしい風格は失せて病人のような体格だった。

「Oui.(はい)」

ナイトが前のめりになって聞く。

「Je vais être franc. Vous avez tué le couple Endo, n'est-ce pas ?(率直に聞きます。あなたが遠藤夫婦を殺したんですよね。)」

随分と強引だな。

さすがに相手も動揺していたが少し経つと急に笑い出す。

「Tu es très franc. Que ferais-tu si je ne disais rien ? Tu rentrerais chez toi ?(あんた、随分と率直だな。俺が何も言わなければどうするんだ?帰るのか?)」

「Ne fais pas l'idiot.(ふざけるな)」

足を机に乗せる。

「C'est moi qui ai donné cette instruction.Et alors ?(そうだその指示を出したのは俺だ。それがどうした?)」

写真を突き出す。

「Cet homme a dû venir te voir.(お前をこの男が訪ねたはずだ)」

「Ah, celui-là. Lui aussi est venu me poser des questions à ce sujet.(あぁ、こいつか。そういえばこいつもあの事を聞きに来たな)」

「Qu'est-ce que tu as dit à cet homme ?(お前はこの男に何を話した?)」

相手の表情が急に険しくなる。

「La vérité sur l'accident et où se trouvent mes compagnons.(事故の真実と仲間の居場所だ。)」

一瞬静寂が走る。

「T…Tu as vendu tes compagnons ?(仲間を売ったのか?)」

「De toute façon, je suis condamné à perpétuité. Et puis, mes compagnons m'ont abandonné à ce moment-là.(どうせ俺は終身刑だ。それにあの時俺はあいつらに見放されたんだ)」

「Abandonné ? Toi, le chef ?(見放された?リーダーのお前がか?)」

「Oui, ils m'ont vendu au démon du Nord. Apparemment, ils ont dit qu'ils continueraient à financer leurs compagnons en échange de ma remise.(あぁ、あいつらは北の悪魔に俺を売ったんだよ。やつらは仲間に資金提供を継続するからその代わりに俺を引き渡せといったらしい。)」

北の悪魔?

「Ce démon du nord, c'est une organisation où ?...(その北の悪魔ってのはどこの組織の事だ?)」

「 C'est que...(それはな…)」

右側の壁が少しきしむ音がした。


「Désolé, l'heure est venue.(悪い、時間が来ちまった)」


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