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スパイは踊らない~学園に潜む影と恋~  作者: 猫吉
第二章 文化祭編
21/46

第19話 調査開始

すいません昨日の投稿間に合いませんでした(汗)


「とりあえずじゃあ次ペンギン見ようよ!」結衣がごねる。

「分かったよ」ほんとにこいつはのんきだと思う。

その時、突然背後で声がした。

「おや、君たちも来ていたのか。」

気が付かなかった。

明らかに何かが違う。

振り向くとそこには大柄でスーツを着た男がいた。

遠藤だった。

「せっ先生?!」

「授業準備の資料集めでね。」

――水族館で資料集め?嘘だな。そんな予定一つもなかった。

ハイドは安原の視線を追う。

水槽の照明と天井の構造を妙に気にしていた。狙撃手によくある癖だ

(狙撃手の癖。やはりお前なのか…いや、でも普通声をかけてくるか?)

結衣は「先生も来てたですね!」と笑っている。

ハイドはその笑顔を見ながら、胸の奥で冷たい感覚が広がるのを感じていた。

――なぜ、あの視線をした?

――なぜ、ここに?

遠藤をにらむ目が細くなる。

すると初めて自分が冷静になっていないことに気づく。

落ち着け俺。何に焦っている。この前の誤認逮捕のようなことは二度とあってはいけない…

「調べる必要があるな。」

その声は、誰にも聞こえなかった。


後日よりまず遠藤の経歴に対する大調査が始まった。

最初から調べてはいたが、見つからない。つまり裏ルートだ。

おかげでこちらは休日にもかかわらず本部でパソコンを眺め続ける作業中…

朝0時からずっと今までの転居履歴、その近辺住民の身元表などを開いては消してを繰り返えしている。

ちなみに今わかっている重要情報をまとめるとこうだ。

遠藤 久志 57

・過去に暴力事件で逮捕経歴がある。

・両親は二人とも有名建築家で遠藤が高校生のころ慈善事業をしに行ったアフリカにて事故死

・事件後17年ほど空白の経歴がある。

・3年前に静岡の工場から教師として学園に就職     以上

もう7時なのにこれだけだ。両親の事故死に関する警察の報告書も特に詳しく明記されていない。教師になる前に勤めていた静岡の工場は2年前に倒産。通っていた小中学校の生徒は調べているが全員の居場所はわからず。アフリカで通っていた高校の同級生もほぼほぼ内戦の影響で安否不明…簡単に言うと調査対象7859人のうち今居場所がわかっているのは341人。らちが明かない。

「はぁぁ」大きなため息をつく。

しかしそれもそうだが・・・

結衣からのラインが多い!!!!もう朝から500件くらい来てるぞ!そんなあいつ暇なのか?

ずっとスマホの画面上に結衣の「これペンギンと神崎の写真ww」だとか「ガチヤバない?」だとかが永遠と流れてくる。

「なあお前結衣のLINEハッキングできない?」

技術科である後輩もさすがに疲れたのか熱さまシート&エナジードリンクのフル装備をしている。

「いやそりゃまあできますけど…先輩もたまには送り返さなくていいんですか?」

「いや何か送ると99.8パーセントでその倍の量のメッセージが来る。そんなことしたらいくら組織のスマホでも持たないだろ」

「まあ、確かに…」

「メッセージといえば遠藤の発信履歴見たのか?」

「まぁ見ましたけど…」これですと言って見せてくる。

画面を見ると。個人でつないでる人はおらずグループのみ。学園全体教師グループに高校教師グループ…なにこの日本ロコモコ協会って…

「特に手掛かりなし…か」椅子に勢いよくもたれる。

「遠藤ってなかなか手ごわいですね…」また一本瓶をエナジードリンクの山に乗せる。

電子時計は朝八時を示す。張り込み交代の時間だ。

「よし行くか~」

「は~イ」背伸びしながら立つ。

その時ちょうど現地エージェントから無線が入った。

「ターゲット外出開始」

おかしい遠藤はこの時間帯は毎週家にいるはず。それに予定にも外出の文字はない…

―いったい何が目的だ?

ハイドと後輩は現場に向かって走り出した。


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― 新着の感想 ―
一見したところ、バトルモノの雰囲気を感じられました。 詳細的な説明も載っていて楽しいですね。
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