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スパイは踊らない~学園に潜む影と恋~  作者: 猫吉
第二章 文化祭編
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第12話 調査 改

「どうだハイド。休暇は楽しめたか?」上司はコーヒーを飲みながら話す。

「いいえ。それに私行きたくないって言いましたよね」

「まあともかく今は任務についてだ」上司の表情が真剣になる。

「最近黒鴉の使うルートと思われるところで怪しい金の動きがあった」怪しい金の動き…それだけの大金という事か。

「武器…ですか?」

「使い道はわからん。だが大規模襲撃も考えられる気をつけろ」

「了解」

大規模襲撃だけは何が何でも避けたい。そうなれば学園につながる黒鴉のつてをなくせばいいだけ。そうすれば後はうちの組織で壊滅させればいい。正直もうすでに怪しい人物一覧表はエリオットによって作成済みである。だがそれでもそこから捜査が進まないということはそれだけ相手が手馴れている証拠。これまた難しい任務になりそうだ。

「先生、今回の試験範囲についてなんですが少し多いかな?と思いまして」

「ああそうだね今回は少し多いよねでも戦争の厳しさはベテランも多いうちの教員が一番言い聞かされてきたこと。もうこれ以上起こさないためには私たちが動かなければいけないからね…つい」

「さすがです!やはりそういう意味でしたか…子供たちもきっとわかってくれますよ」

「そうだといいねえ」

一人目____安原 健太郎 社会科・優しい・温厚・生徒から信頼が厚い こいつは転勤するまでの経歴が少しあいまいなことから一応リストに加えられ。経歴のあいまいさは偽造リスクのあるため見逃せないのだ。

「なぜこんな問題でつまずく!考えればわかるだろ?」

「スっすみません…」

二人____遠藤 久志 数学・通称「鬼」・黒鴉の本部があると思われる京都出身・暴行罪やヘイトスピーチによる逮捕経歴あり。

「あのー高橋先生?」

「グー」

「あのー先生?」

「フガッ…なんだよせっかく寝てたのに」

「いやこのテストの採点で少し気になるところが」

「勝手にやれば―」

「いやっせんせ?!」

三人目____高橋 一成 数学科・怠惰・無断欠勤多数・反政府グループの幹部の子供でテロ事件の関与で逮捕経歴ありその後のの経歴不明。 以上が怪しい人物のリストだ。念のため一度全員うちのものを尾行させたが一か月間で犯行は続くものの怪しい点は見つからなかった。いったい犯人はどうやって爆弾を仕掛けているんだ?

まず高橋の机を探ってみる(学校は休んだことにした)。机の中はいたってシンプルだった。ノートにペンに出席簿…まあこんなものか。

続いて遠藤の机。特になし

最後に安田の机。中にはペットと思われる犬の写真に筆記用具多数…

まあ机を調べただけで分かるような実力のものならとっくにあぶりだせて――

「何してるんだ?」

太く鋭い声が誰もいないはずの職員室に響く。

気が付かなかった。

なぜ後ろに? なぜ遠藤がいるんだ?

今は教員会議のはずだろ!

振り向き笑顔で答える。

「いや、エリオット先生に提出する課題がありまして…エリオット先生の机はここかなぁと」

「担任の机の位置まで認識しえいないのか?お前は。というか本当にそれだけか?」

どんどん方に向かい手が伸びる。

いざとなれば…

「遠藤先生!」

拳銃に手を伸ばしたその時横から声がした。

安原だ。

「いいじゃないですか。人に間違いはつきものですよ」

穏やかな声が場を収める。

頭に手を優しく載せてくる。

「次から気を付ければいいさ」

「ハイ…ごめんなさい…」

遠藤が鋭い目で見つめる。

すると舌打ちをして職員室から出て行った。

「ごめんね。遠藤先生は少し気性が荒い方だから」

「いいえとんでもない」

「でも、本当はいい人だからそこはわかってあげてね」

「はい」

気配に気が付かななかった。

やはり遠藤は…いや、焦るな。

まずは連絡手段の抜け道を探ろう。

防犯カメラを見る限り誰かと連絡は全員していない。しかしまだ捕まっていないのは

外部からの連絡手段の抜け道があるということ。

デジタルはすべて監視下にあるし日々尾行もしている。

であれば紙媒体であろう。 

教員が紙媒体に触れる時間は多い。

つまりそのどこかで情報を仕入れているに違いない。

調べるか…


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